営業のモチベーションを上げるには?10個のコツを紹介します!
誰しもモチベーションの上がり下がりはあるものですが、仕事でモチベーションが下がったままでは、業績を上げることも難しくなり、次第に仕事に行くのも苦痛になってしまうでしょう。
「働き始めた頃の高いモチベーションはどこへやら・・・」とすっかりモチベーションが低下気味のあなたにおすすめしたい、今からできるモチベーションアップの方法を紹介します。
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営業で良い成績を上げるにはモチベーションの維持が欠かせない?

営業で良い成績を出すにはモチベーションの維持が非常に重要です。
ここでは、営業においてなぜモチベーションを上げる必要があるのか説明します。
営業に必要な4つの管理項目
一般的に、営業部門で成果上げるためには以下の4つの項目を管理する必要があると言われています。
管理項目 | 管理内容 |
---|---|
目標管理・予実管理 |
目情管理では、個人の売上目標や部門全体の売上目標の管理をおこなう。目標を設定したら、予実管理で予算と実績の乖離を把握し、適切な対応をおこなっていく。 |
案件管理 |
自社と取引先の間で発生した商談を受注まで結び付けられるよう、案件に関する情報を適切に管理する。 |
行動管理 |
適切な行動目標を立て、適切な営業行動がおこなわれているかを管理する。 |
モチベーション管理 |
モチベーションを高い状態に保ち、仕事に前向きに取り組んでもらうためのマネジメントをおこなう。 |
このように、モチベーション管理は営業で管理すべき項目の1つになります。
モチベーション管理が営業成績を左右する?
営業では、顧客とのコミュニケーションが欠かせません。
モチベーションが下がっていると自信をもって商品説明をしたり、明るく振る舞ったりすることが困難になるでしょう。
営業で顧客に良い印象を与えられないと成約率も下がってしまいます。
そのため、モチベーションの管理は非常に重要です。
また、営業では行動数をこなすことでチャンスが増え営業成績も上がりやすくなります。
モチベーションが高く打たれ強い状態であればすぐに立ち直って仕事に専念できますが、モチベーションが低い状態だと気持ちの切り替えに時間がかかる場合があります。
以上のようにモチベーションは営業成績にも影響します。
営業でモチベーションが上がらない原因とは?

一般的に営業職は、社内で設定されたノルマや営業目標が設定されており、そのプレッシャーに押しつぶされそうになってしまうときもあるでしょう。
また移動が多い外回りの営業職の場合は、体力的にきついと感じる人もいるかもしれません。
そのような日々のなかで成果が出ない状況が続いてしまうと、モチベーションを上げたり、維持したりすることが難しくなってきてしまいます。
下記では、そんなときに参考になりそうなモチベーションを上げるコツを紹介します。
営業のモチベーションを上げるコツ:業務編

まずは、業務をおこなうなかで取り入れられそうなモチベーションを上げるコツを4つ紹介します。
営業のモチベーションを上げるコツ①:目標を決める
日々の業務においてまずは、日次や週次で何をいつまでにどのくらいにやるかという目標を立てることが大切です。
そうすることで、やるべきことが明確になり、日々何気なくこなしていた業務にメリハリが生まれ、目指すべきゴールに向かってやりきることができるでしょう。
営業のモチベーションを上げるコツ②:小さな成功体験を重ねる
日々の業務のなかで、最終的な目標を達成しなければ意味がないと考えるよりも、目標に向けて必要な業務内容を細分化し、小さな指標をいくつか設けてその指標を1つずつクリアしていくイメージで仕事をすると良いでしょう。
そうすることで、小さな成功体験を積み重ねることができ、モチベーション維持に期待ができます。
営業のモチベーションを上げるコツ③:定期的に振り返る
ただ与えられた目標に向かってずっと仕事をし続けるよりも、自分の取り組みを定期的に振り返ることが大切です。
以前の自分と比較して、できるようになったことやできなかったことを整理してみましょう。できるようになったことを整理することで、少しでも成長した部分に気付くことができ、自信につながります。一方で、できなかったことは自身の課題として受けとめ、今後どのように解決していくかを考えることで新たな目標設定が可能になります。
営業のモチベーションを上げるコツ④:勤務時間を短くする
営業担当は、日中は顧客対応に追われ、業務時間外に事務作業や会議をおこなうこともしばしばあり、遅い時間まで働かなければならないときもあるでしょう。そんな日々が毎日続くと集中力もモチベーションも下がってしまいます。
ときには、時間を区切って集中的に業務に取り組んだり、自分で早く帰宅する日を設定したりして長時間勤務の日々が続かないように調整することが大事です。しっかり体を休ませることで翌日の業務がより捗るでしょう。
営業のモチベーションを上げるコツ:環境編

次に、身の回りの環境を変えることでモチベーションを上げるコツを2つ紹介します。
営業のモチベーションを上げるコツ⑤:身に付けるものを変える
新しく買った洋服を身に付けると気分が上がることは、誰にでもあるのではないでしょうか。
男性であればスーツの新調、女性であれば服装やメイクを変えるなど、どこかいつもと違う部分をつくることでマンネリ化した毎日を少し変えることができるでしょう。
営業のモチベーションを上げるコツ⑥:異動や転職をする
上記の方法を試してもどうしてもモチベーションが上がらないという人は、そもそも業務自体に飽きてきているからかもしれません。
思い切って異動希望を出したり、転職活動をしてみたりするなど新しいことにチャレンジすることで、かつてのモチベーションを取り戻せるのではないでしょうか。
営業のモチベーションを上げるコツ:業務外編

最後に、業務外で取り入れられるモチベーションを上げるコツを3つ紹介します。
営業のモチベーションを上げるコツ⑦:誰かに相談する
モチベーションがどうしても上がらない場合は1人で抱え込まず、周りの信頼できる人に相談してみることも1つの手です。
話を聞いてもらうだけでも気持ちが少し楽になるでしょう。合わせて、相手から自身の経験談やアドバイスを聞くことで明日へのモチベーションが生まれるかもしれません。
営業のモチベーションを上げるコツ⑧:研修やセミナーに参加する
時には、外部の研修やセミナーなどに参加してみるのも良いでしょう。
専門的な話を聞くことで、今の自分に足りないものや身に付けておかなければならない点を客観的に理解することができます。また、意識の高い受講者たちや活躍している人の姿から刺激を受け、「気持ちを新たに頑張ろう!」と自身のモチベーションアップにつながるかもしれません。
営業のモチベーションを上げるコツ⑨:楽しみをつくる
「今日仕事が終わったら映画だ!」「今週がんばれば、週末は旅行だ!」といったように、仕事終わりや週末に大小関わらず楽しみをつくることもおすすめです。仕事終わりの楽しみを仕事のモチベーションにすることで業務に集中できるようになるかもしれません。
営業のモチベーションを上げるコツ⑩:休みをとる
きちんと休息日を設けて、心身ともに疲れを癒やすこともモチベーションを上げるコツの1つです。
残業が多く、平日の睡眠時間が少ない人は、業務に支障がなければ有給をとって、時にはゆっくり休むことも必要です。休日には自分の好きなように時間を使い、ストレスを発散させて心身ともに元気な状態で休み明けを向かえるようにしましょう。
【番外編】明日の営業モチベーションが上がる名言5選
ここからは、番外編として営業のモチベーションアップにつながる名言を紹介します。
著名人の言葉からやる気や学びを得ましょう。
明日の営業モチベーションが上がる名言①
びっくりするような好プレーが勝ちに結びつくことは少ないです。
確実にこなさないといけないプレーを確実にこなせるチームは強いと思います。
この名言は、通算安打世界記録保持者としてギネスにも認定された実績を持つ元プロ野球選手、イチローが述べたとされている名言です。
営業活動をしているとなかなか大きな受注が取れなかったり、成果がでなかったりする期間が続くことがあるかもしれません。
しかし、営業は泥臭い努力の積み重ねが重要になります。日々の泥臭いテレアポや商談を確実にこなすことこそがイチローのような偉業を成し遂げることにつながるのかもしれません。
明日の営業モチベーションが上がる名言②
Life is like riding a bicycle. To keep your balance, you must keep moving.
(意味)人生は自転車に乗るようなもの。バランスを取るには、動き続けなくてはいけない。
この名言は、相対性理論をはじめとする数々の物理法則を提唱し、などを提唱しノーベル賞も受賞したアルバート・アインシュタインが述べたとされている言葉です。
自転車は漕ぎ続けなければ前に進まず、バランスも崩してしまいます。なかなかうまくいかないからといって諦めてしまい、行動を止めてしまっては前に進むこともできなくなるといったメッセージ性があります。行動を取り続けることで前に進み、自己の成長や成果につながっていくことでしょう。
明日の営業モチベーションが上がる名言③
無理に売るな、
客の好むものも売るな、
客の為になるものを売れ。
この名言は、パナソニックの創業者として有名な日本でも有数の実業家、松下幸之助が述べたとされている言葉です。
営業で数字を追っていると顧客に商品を買ってもらうことに集中してしまいがちです。
しかし、顧客が必要としている価値をいち早く察知して、顧客のためになる価値を提供することにこそ商売の本質があるのだと気づかせてくれる名言です。
明日の営業モチベーションが上がる名言④
Your most unhappy customers are your greatest source of learning.
(意味)もっとも不満を持っている顧客は、あなたにとってもっとも学べることの多い相手である。
引用:『Business @ the Speed of Thought: Succeeding in the Digital Economy』(著:Bill Gates)
この名言は、Microsoft社の創業者として有名な実業家、ビルゲイツの名言です。営業をしていると顧客から厳しい意見やクレームをもらうこともあるかもしれません。
そういったことが起こるとモチベーションが低下してしまうということもあるでしょう。
しかし、そういった意見やクレームには、顧客がその商品がもっとよくなって欲しいといった期待が込められていると捉えることもできます。
厳しいクレームや意見を受けて落ち込むよりも、学びのチャンスと捉えて改善することこそが大事であると気づかせてくれます。
【番外編】できる営業が読むモチベーションを管理に役立つ本3選
最後に番外編として、モチベーションを管理するためのヒントになる本を紹介します。
やる気がでないときの対処法や普段からのモチベーション管理として役に立つ内容なので、ぜひチェックしてみてください。
やる気が出なくて仕事が嫌になったとき読む本
モチベーションが下がってやる気がでない方におすすめなのがこの本です。
自己分析がおこなえるチェックリストで自己の性格傾向や状況に応じたやる気を出す方法を見つけることができます。
また、モチベーションを高めるためのヒントも紹介されており、モチベーション管理の参考になります。
やる気があふれて、止まらない。―究極のモチベーションをあやつる36の習慣
29年間で3,000人以上の営業人材を育ててきた早川氏による著書です。
モチベーションをうまく管理するための36の習慣を、108の偉人の名言を交えながら紹介しています。読むだけでモチベーションがあがるおすすめの1冊です。
僕は明日もお客さまに会いに行く。
『かばんはハンカチの上に置きなさい』の著者でもある川田氏の著書です。
小説のようなストーリー形式で話が展開していくため、ビジネス書はいまいち苦手といった人も読みやすい内容になっています。
モチベーションが上がるだけでなく、営業ごとに必要なスキルやノウハウ、感動、気づきを学ぶことができます。
自分をうまくコントロールして成果を出そう!
いかがでしたか。
モチベーションを上げる方法は人によってさまざまです。
自分に適した方法で自身のモチベーションをうまくコントロールすることが大切です。ぜひ今回紹介したモチベーションを上げるコツを参考にしてみてください。