クラウド型ERPが注目される理由とは?メリット・種類・特徴など

ERP(基幹業務システム)を選ぶ際には金額や機能面などを考慮するのに加え、システムの運用方法も考える必要があります。主な運用形態にはクラウドやオンプレミスなどがありますが、今回はクラウド型ERPに焦点を当て、メリットや注意点についてご紹介。人気のクラウド型ERPの紹介もしていますので、導入を検討される際には参考にしてみてください。

更新日:2020.11.5

まずは復習!ERPとは何か

ERPとは
トルテオ編集部

ERPは企業内のヒト・モノ・カネ・情報の動きを管理する基幹業務システムを指します。顧客情報や会計情報、人事情報といった業務に関する情報を一元管理することができるようになり、リアルタイムで業務効率の向上やスピード感のある経営の意志決定につながります。

ERPについてもっと詳しく知りたい方は、ぜひ以下の記事も合わせてご覧ください。

クラウド型ERPの3つの種類

クラウド
©Simon Bratt – shutterstock

クラウド型のERPシステムは、以下の3種類に分けられます。

  • パブリッククラウド
  • プライベートクラウド
  • ハイブリットクラウド

パブリッククラウドとは、インターネットを通じて不特定多数の人にサービスを提供するシステム形態です。ERPベンダーが提供するクラウドサーバーを利用者同士で分け合って利用するため、ERPシステムの利用者が負担する費用は少なく抑えられる傾向にあります。

プライベートクラウドとは、自社またはグループ会社用に用意したクラウドを利用するシステム形態です。自社の都合にあわせてカスタマイズすることができます。

ハイブリットクラウドとは、パブリッククラウドとプライベートクラウドを組み合わせたものです。システムの一部をパブリッククラウドで利用しつつ、一部をプライベートクラウドで利用するといった使い分けができます。

一概にクラウド型ERPシステムといっても、このように分けることができるのです。クラウドについて詳しく知っておきたい方はこちらをご覧ください。

クラウド型ERPを導入するメリット

クラウド型ERPのメリットとは?
©TierneyMJ- shutterstock

ERPにはクラウドやオンプレミスなど様々な運用形態があります。
自社が利用したい運用形態のメリットについて理解しておくことで自社にあったERPシステムを選択することができます。

複数ある運用形態のなかでも今回は、クラウドでERPを利用するメリットについて説明します。
クラウドとしばしば引き合いに出される、オンプレミスとの違いにも触れているので参考にしてみてください。

導入にかかるコストを抑えることができる

ERPは、全社に関わるシステムです。
そのため、オンプレミス型ERPを導入する場合は、会社全体で必要に応じてサーバー環境の設定やインフラの整備など環境構築や整備をする必要があります。

その際、クラウド型ERPを導入する場合はすでに構築されているシステムを使用することになるため、社内でインターネット環境があればすぐに利用を開始することができます。そのため、導入時の時間的・経済的なコストは最小限に抑えられるということができるでしょう。

グローバルに対応している

海外拠点や外国人従業員が多い企業にとって、システムがグローバル対応しているかという点も重要な選定ポイントでしょう。

クラウド型ERPなかには、各国の言語や通貨、各国の書類、特有の商習慣などに対応しているものもあります。海外展開している企業や将来的に海外展開を考えている企業ではそういった機能が備わっているかといった点に注目してシステムを選ぶと、海外展開をする際にも継続して利用することができます。

バージョンアップの際に手間がかからない

オンプレミス型ERPのシステムを最新版に保つためには、システムの買い替えが必要な場合もあります。

一方、多くのクラウド型ERPは、提供会社によって自動かつ無料で最新版にアップデートをおこないます。そのため、最新版にバージョンアップするための追加コストや負担がかからず、より継続的な利用に期待ができるでしょう。

時間や場所を気にせず利用できる

クラウド型ERPはインターネット環境があれば、所定のデバイスや場所に関わらず利用することが可能です。
そのため、離れた拠点同士での情報共有がスムーズになったり、外出中でも柔軟な対応が可能になったります。

クラウド型ERPにデメリットはある?

クラウド型ERPにデメリットはある?
©Panchenko Vladimir- shutterstock

上述したようにクラウド型ERPはインターネット環境があれば利用することができますが、裏を返せば、オフラインであるとシステムが利用できないということになります。

特にERPは全社のデータを管理しているため、システムがストップしてしまうと会社全体の運用に影響が出てしまいます。
バックアップを常におこなうようにするなど停電や回線異常に備えた対策をしておくと良いでしょう。

クラウド型ERPを導入する際の注意点

クラウド型ERPを導入する際の注意点
©one photo- shutterstock

ここまで、クラウド型ERPのメリット・デメリットを説明してきました。
では、実際にクラウド型ERPを導入する際には、どういった点を注意すれば良いのでしょうか。

ここでは、導入前に確認しておくと良い点を紹介していきます。

長期的な運用体制を考えておく

クラウド型ERPでは、ユーザー数に応じて費用がかかる場合が多いため、企業内でERPを利用する人が多ければ多いほど、費用がかさみます。
そのため、まずは利用期間や利用人数などを把握し、見積もりを立て、長期的に見た運用コストがいくらかかるのか確認しておくべきでしょう。

どこまでのカスタマイズが可能か確認する

自社の業種・業界が独自の商習慣や業務フローを持っている企業の場合、既存システムでは対応しきれず、特別なカスタマイズが必要となる場合があります。
クラウドはオンプレミスほどカスタマイズ性が高いわけではないため、導入前にはどこまでのカスタマイズが可能であるか、自社の運用状況に合わせることは可能かといった点は、十分確認する必要があるでしょう。

世界シェアTOP3のクラウド型ERPシステム3つを比較!

ここまで、クラウド型ERPを活用するメリットやデメリット、注意点を紹介してきました。
ここでは、ERPの導入を検討している方に向けて、世界シェアTOP3のクラウド型ERPシステム比較して紹介します。

参考:Top 10 ERP Software Vendors, Market Size and Market Forecast 2018-2023|APPS RUN THE WORLD

また、中小企業へのERP導入を考えている方はこちらをご覧ください。

SAP S/4HANA Cloud

SAP S/4HANA Cloud
HPより

➤ 公式サイトでチェック

SAP S/4HANA Cloudは、世界200万人のユーザーにビジネスソフトウェアの提供実績があるSAP社が提供するクラウド型ERPです。
学習機能や高知能を有するシステムによって、ERPの主要機能を自動化することができ、大幅な業務効率の改善することができます。
さらに、業種別に機能が開発されているため自社業界の運用形態に適した運用をすることが可能です。

Oracle ERP Cloud

Oracle ERP Cloud
HPより

➤ 公式サイトでチェック

Oracle ERP Cloudは、人工知能や機械学習といった最新技術が搭載されており、業務の自動化や効果的な分析をおこなうことができます。
特に、財務上では決済、レポートの発行、各種規格への適合化を迅速かつ低コストでおこなうことができ、財務管理プロセスが向上します。
また、各国の言語や現地の商習慣にも対応しており、グローバル展開を考えている企業も利用しやすくなっています。

intuit

intuit
HPより

➤公式サイトでチェック

intuitは企業経営を効率化するさまざまなシステムを提供しており、そのなかの1つにERPがあります。
個人や中小企業に対しては業務システムを切り分けたシステムを提供しており、大企業に対してはERPシステムが提供されています。

自社にあった運用形態が経営効率を高める鍵になる!

今回、クラウド型ERPのシステム形態やメリット、デメリット、導入のするときの注意点を紹介してきました。ERPを導入するイメージはついてきたでしょうか。
自社にあった運用形態のERPを選ぶことが、ERPの運用をスムーズにし、業務を効率化することにつながっていきます。システム形態によって異なる特徴を理解して、自社にあったサービスを選びましょう。

より多くのERPシステムのなかから選びたいという方はこちらをご覧ください。

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