ERPとMRPはどう違う?システムの変遷と特徴を解説【初心者向け】

ERPによく似たMRPという言葉がありますが、この2つはどのように違うのか分からないという方もいるのではないでしょうか。MRPは時代の流れにあわせてERPへと変化していきました。
今回は、MRPがERPへと進化していった変遷と、ERPシステムを導入することのメリットを説明します。MRPとERPの違いを正しく理解し、事業運営に役立てていきましょう。

更新日:2020.2.20

MRPとは

MRPとは?
©ChristianChan – shutterstock

MRPとは、Material Resource Planningの頭文字をとった略語であり、日本語では「資材所要量計画」といいます。
MRPシステムは主に生産部門で導入されるシステムで、生産工程に基づき資材や部品の生産計画や調達日を管理します。生産計画や調達日を管理することでで効率良く発注ができたり、過不足なく在庫管理ができたりするなど無駄のない生産活動をおこなうことができるようになります。

【かんたん図解】ERPとは

ERPとは
トルテオ編集部

ERPとはEnterprise Resource Planningの頭文字をとった言葉です。
MRPが生産部門における在庫管理だったのに対し、ERPは生産部門に加え会社全体のヒト・モノ・カネ・情報を管理することができます。
ERPシステムを導入することでこれまで部署単位でしか管理できていなかった情報を会社全体で把握することができるようになり、経営層はその情報を元により適切な経営判断をおこなうことができるようになりました。

【かんたん図解】MRPからMRP2、そしてERPへ

MRPからMRP2、そしてERPへ
トルテオ編集部

上述したとおり、MRPは主に資材や在庫の管理など生産工程における管理手法です。そのため、管轄範囲は、資材や部品の調達や資材管理の部分に限られていました。

しかしその後、より適切な生産管理をおこなっていくために生産に必要なすべての経営資産を一元管理しようという考えが生まれました。これによって誕生したのがMRP2です。
MRP2によって、モノの管理だけでなく、ヒト・モノ・カネといった生産能力の管理をすることで、生産活動をさらに効率化できるようになりました。

そして、その管理範囲をさらに拡大し、会社全体や社外とのやり取りも含めて管理しようと登場したのがERPです。
MRP2はあくまで生産部門における情報の最適化でしたが、企業には生産部門だけではなく、営業部門や管理部門も存在します。会社全体の情報を分析したうえで生産計画や、事業計画を最適化するために社内のあらゆる情報を統合する基幹システムとして、現在ではERPが普及しています。

ERPを活用することで得られるメリット

ERPを活用することで得られるメリット
©Studio concept – shutterstock

これまで、MRPがERPへと進化していった流れを解説しました。ここでは、ERPを導入することによりどういったメリットを得られるのかを3つの視点から紹介していきます。

適切な経営判断を促進できる

ERPを活用することで、社内の人材活用や売上の推移、在庫や資材の状況など経営判断において重要な各種情報を一元管理することができます。
企業全体の情報をリアルタイムで可視化できるようになるため、迅速な意思決定に役立ちます。

業務を効率化することができる

データが部門ごとにばらばらに管理されていると入力作業に重複が生じたり、それに伴う入力ミスが生じやすくなります。また、データを集める際には各部門に問い合わせる必要が生じるなど手間がかかります。
しかし、ERPによってデータを一元管理できるようになると、データの入力作業を最小限にすることができ、データの連携もスムーズにおこなえます。そのため、業務の効率化が期待できます。

内部統制を強化することができる

近年、企業のコンプライアンスはより一層の強化が求められており、企業の適切な情報管理や内部統制の必要性が高まっています。

ERPによって入力作業が削減されると、人為的なデータ入力のミスが削減されます。また、マスタ情報を一元的に管理することができ、不正や計上ミスが起こりづらくなります。そのため、社内での情報管理を改善することにつながります。

ERPで社内の経営資源を効率的に管理しよう!

ERPを導入することで、自社の経営資源を全社単位で把握することができるようになります。また、各部門における無駄な業務も削減でき、業務効率の向上に期待ができます。
自社の業務効率化を実現し、さらなる収益拡大へとつなげていくために、ERPを導入し活用を広げていきましょう。ERPを導入してみたいと管変えている方はこちらをご覧ください。

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