【無料あり】おすすめインストール型会計ソフト9選を比較!
会計ソフトには大きく分けて、インストール型とクラウド型の利用形態があります。しかし、どちらの利用形態で導入するのが良いのか迷っている人も多いでしょう。
今回は、インストール型の会計ソフトを中心に、インストール型で利用するメリットやデメリットを解説し、実際に提供されているサービスを紹介していきます。無料で利用できるものもありますのでぜひ参考にしてみてください!
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インストール型会計ソフトとクラウド型会計ソフトの特徴

会計ソフトの利用形態には、大きく分けてインストール型とクラウド型があります。
自社にあった利用形態を選ぶことで、導入やその後の運用がスムーズになります。まずは、両者の特徴を押さえましょう。
インストール型
インストール型は、パッケージソフトやWeb上で提供されているソフトをデバイス上にダウンロードすることで利用できる形態のことを指します。
そのため、設定によってはインターネットを経由せずにローカル環境で利用することができ、オフラインでの運用も可能です。
クラウド型
クラウド型はインターネット上でサービスを利用する形態で、アカウントを発行しログインすることで利用することができます。
PCをはじめ、携帯電話やタブレットなどさまざまな端末で利用することができます。また、アップデートやバグの修正はサービスを提供している会社が自動でおこなってくれるので、社内にシステムの専門家を設置しなくても運用することができます。
インストール型会計ソフトのシェア率は高い!
それぞれ特徴が異なるインストール型とクラウド型の会計ソフトですが、どちらの方が多く利用されているのでしょうか。
ICT市場専門のリサーチ・コンサルティング企業であるMM総研社が中小企業を対象に実施した、会計ソフトの法人導入実態調査によると、2017年8月時点で会計ソフト利用者の85.5%がインストール型でした。
近年、クラウド型の会計ソフトの利用が増加傾向にありますが、インストール型会計ソフトの利用シェアは依然として高く、国内の大多数の企業で利用されていることがわかります。
参考資料:クラウド会計ソフトの法人導入実態調査(2017年8月)|株式会社MM総研
インストール型会計ソフトのメリット

前述したとおり、国内では大多数の企業がインストール型会計ソフトが利用されていますが、インストール型で会計ソフトを利用するメリットはどういった点にあるのでしょうか。
ここでは、インストール型会計ソフトのメリットを3つ紹介します。
オフラインでも使用でき、システムトラブルが生じにくい
インストール型会計ソフトは、導入のタイミングでソフトをデバイスにインストールします。そのため、その後の運用ではインターネットに接続せずに利用することもできます。
インターネットを経由しないことから、ウイルス感染やハッキングによる外部への情報流出リスクを抑えることができると同時に、通信速度や急なメンテナンスの影響を受けにくいため、システム障害が起きにくいといったメリットがあります。
システム利用料としての運用費用がかからない
クラウド型会計ソフトは月額もしくは年額課金制の料金形態であることがほとんどです。一方で、インストール型会計ソフトは一度ソフトを購入すれば毎月の運用費用が発生することはありません。初期費用はかかりますが、長い目で見ると経済的といえるでしょう。
インストール型会計ソフトのデメリット

ここまで、インストール型会計ソフトのメリットを紹介してきました。
しかし、インストール型会計ソフトにはデメリットもあります。円滑に運用していくためにも、デメリットに関してもしっかりと理解し、自社のおこないたい運用と合っているか確認しておきましょう。
システムの管理・更新には手間がかかる
インストール型の会計ソフトはその利用形態の特性上、バージョンアップが必要な場合には自社で更新をしなければいけません。特に、会計ソフトでは消費税増税や減価償却費の計算方法の変更などの法改正があると、ソフトをそれらに対応させる必要があります。
また、日常の管理も自社でおこなわなければならないため、社内にシステムを管理する専門の人材を設置する必要があるということも注意しておく必要があります。
継続的な運用には追加費用がかかることがある
前述したとおり、基本的にはインストール型会計ソフトの運用において必要な費用はソフトの購入費のみです。
しかし、必要に応じてアップデート版をダウンロードしたり、自社のみでの運用が難しく保守サポートを利用したりする場合などには追加で費用が発生します。そのため、継続的な運用にはソフト購入費以外の費用もかかるということを心得ておきましょう。
無料で使えるインストール型会計ソフト
ここでは、無料プランのあるインストール型会計ソフトを3つ紹介します。会計ソフトの利用が初めてのため、まずは使ってみたい、自社に専任のシステム管理者がいるためサポートは不要、といった企業におすすめです。
フリーウェイ経理Lite

- ソフトのインストールからアップデートまですべてが無料
- 入力方式を仕訳形式と出納帳形式から選べる
- 同社の提供する無料の給与計算ソフトや販売管理ソフトなどと連携して利用できる
プラン名 | 製品費用 | 運用費用 | 対応OS | サポート体制 |
---|---|---|---|---|
無料版 | 0円 | 0円 | Windows | FAQ、マニュアル、動画 |
有料版(企業版) | 0円 | 月額3,000円 | Windows | FAQ、マニュアル、動画、画面共有、電話、メール |
有料版(顧問先版) | 0円 | お問い合わせ | Windows | FAQ、マニュアル、動画、画面共有、電話、メール |
Main財務管理ソフト

- 消費税増税にも対応している利用料やバージョンアップが無料の会計ソフト
- 24年にわたる開発実績と1,000社以上からの利用実績あり
- リーズナブルな追加料金で、オーダー開発やカスタマイズが可能
プラン名 | 製品費用 | 運用費用 | 対応OS | サポート体制 |
---|---|---|---|---|
無料会員 | 0円 | 0円 | Windows | オンラインヘルプ |
ビジネス会員 | 0円 | 月額3,500円 | Windows | オンラインヘルプ、電話、メール、リモートサポート |
JDL IBEX出納帳Major

- 帳簿の入力から決算書作成までを一貫して管理することができる
- データの送受信がおこなえるWeb POSTBOXを経由して、会計事務所と安全にやり取りすることができる
- ネットブリーフィングシステムにより、操作中の画面を共有しながらいつでも会計事務所とテレビ電話が可能
プラン名 | 製品費用 | 運用費用 | 対応OS | サポート体制 |
---|---|---|---|---|
- | 0円 | 0円 | Windows | FAQ、マニュアル、学習サンプル |
おすすめのインストール型会計ソフト
次に、おすすめの6つの会計ソフトを紹介します。サービスやプランによって費用や機能が変わってきますのでぜひ比較してみてください。
弥生会計

- 弥生社が提供する個人事業主・中小企業向けの会計ソフト
- かんたん取引入力機能によって、簿記に関する知識が少なくても簡単に複式簿記の帳簿をつくることができる
- スマート取引取込機能によって、金融機関の明細を自動で取り込み、AIが自動で仕訳して帳簿に反映してくれる
プラン名 | 製品費用 | 運用費用 | 対応OS | 無料サポート | 有償サポート |
---|---|---|---|---|---|
スタンダード | 39,800円~ | - | Windows | - | 初年度:0円~、次年度以降:27,200円~ |
プロフェッショナル | 77,200円~ | - | Windows | - | 初年度:0円~、次年度以降:36,100円~ |
プロフェッショナル2ユーザー | 105,000円~ | - | Windows | - | 初年度:0円~、次年度以降:55,600円~ |
会計王

- 導入する際は、自社が当てはまる業種を選ぶだけでその業種に必要な科目が自動的に設定される
- 30日間の無料トライアルあり
- 年間有料保守サービスであるバリューサポートへの加入することで、サポート期間中なら法令改正・消費税改正に何度でも対応してくれる
プラン名 | 製品費用 | 運用費用 | 対応OS | サポート体制 | 有料サポート |
---|---|---|---|---|---|
- | 40,000円 | - | Windows | FAQ | 年額30,000円 |
GLOVIA smart 会計

- 経営管理の目的に合わせた仕訳データの作成が可能
- 生産現場の情報も会計システムから確認することができ、本社にいながら現場の状況を把握できる
- 財務情報を記述する言語のXBRLへの対応や生保共同センターへの連携ができる
プラン名 | 製品費用 | 運用費用 | 対応OS | サポート体制 | 有料サポート |
---|---|---|---|---|---|
- | - | - | Windows | - | - |
会計らくだ

- 事業所名や会計期間の基本情報、初期残高を専用画面に入力するだけで簡単に導入を進めることができる
- 記帳したデータは自動でそれぞれの帳簿に転記され、記入漏れが防げる
- 貸借対照表や損益計算書、製造原価報告書から自動で集計表を作成してくれるため、経営状況の分析が簡単にできる
プラン名 | 製品費用 | 運用費用 | 対応OS | サポート体制 | 有料サポート |
---|---|---|---|---|---|
- | 12,000円 | - | Windows | FAQ | 初年度:0円~、次年度以降:8,000円~ |
かんたん!法人会計

- 一般的な勘定科目はあらかじめ登録されており、簿記の専門知識がなくても科目を選んで金額を入力するだけで記帳することができる
- 大きく見やすいアイコンと作業の種類ごとにタブ構成がされているメインメニューで、直感的に操作することができる
- 摘要辞書・伝票辞書によってパターン化された取引を登録し同じ入力を省くことができるため、業務を効率化できる
プラン名 | 製品費用 | 運用費用 | 対応OS | 無料サポート | 有償サポート |
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- | 30,000円 | - | Windows | - | 年額14,500円~ |
やるぞ!青色申告確定申告

- 最大15カ月無料の電話、メール、リモート操作によるサポートがついているため安心して運用することができる
- CVSデータやExcelデータを簡単に取り込むことができる
- マイナンバーの入力にも対応している
プラン名 | 製品費用 | 運用費用 | 対応OS | 無料サポート | 有償サポート |
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節税申告フルサポートパック | 10,800円 | - | Windows、Mac | マニュアル | - |
フリーランス・個人事業主の簡単節税申告パック | 8,800円 | - | Windows、Mac | マニュアル | - |
自社にあった導入形態とサービスで会計業務を効率化しよう!
今回はインストール型の会計ソフトを紹介してきましたがいかがでしたか?
自社の解決したい課題や運用の際のイメージを明確にすることで自社にあったシステムを選ぶことができます。
自社にあった導入形態やサービスを選択し会計業務をより効率化しましょう。