BPRとERPの関係性とは?業務改善との違いを理解して企業の業務を効率化しよう!

今の業務に対して、「業務改善を実施しているのに生産性が上がらない・・・」「無駄な工程が存在している・・・」といった課題を抱えていませんか?
そんなときはBPRをおこない、自社の業務全体を見直すことで、業務に取り組みやすい環境を整えてみると良いかもしれません。
今回は、BPRに取り組む際の流れや具体的な手法、成功させるためのポイントなどを紹介していきます。

BPRとは?

BPRとは?業務改善との違いを理解して企業の業務を効率化しよう!
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BPRとはBusiness Process Re-Engineeringの略称で、「業務改革」と訳されます。
業務改革とは具体的に、従来の業務プロセスを抜本的に見直し、企業活動や組織構造、業務フローを再構築することです。
組織内で重複している作業や業務を取り除き、合理化・効率化することで、利益の向上が期待できます。

BPRと業務改善は違う?

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BPRは業務改革と訳されているように、業務改善とは異なります。
業務改善とは、あくまでも現状の業務プロセスを肯定したうえで、業務の一部分で発生している無駄やロスを改善し効率化することを指します。
一方、BPRは従来の業務プロセスそのものに欠陥があることを前提にしたうえで、業務全体を抜本的に再構築します。そのため、BPRをおこなうと従来の業務プロセスが一変する場合もあります。

BPRを実施する際の一般的な流れ

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一般的に、BPRは次のような流れでおこなわれます。

①検討
業務改革の目的や目標を明確にし、業務改革の対象なる業務範囲を設定します。

②分析
次に、対象となる業務の現状の業務内容や業務フロー、組織の状況を分析し、抱えている課題を明らかにします。

③設計
ビジネスの戦略・方針と照らし合わせながら、業務改革の実施方法を検討します。業務フローやルール、組織編成といったビジネスプロセスを新規設計します。

④実施
新規設計された業務フローやルール、組織編成で実際の運用をしていきます。

⑤モニタリング・評価
実施内容のモニタリングと効果測定をおこない、新規設計したビジネスプロセスがうまくいっているかを評価します。
モニタリング・評価をおこなったうえで、新規設計したビジネスプロセスがうまく機能していなかったり、改善すべき点が見つかればまた検討に戻り、再度改革をおこなっていきます。

BPRの方法~ERPとの関係性とは~

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BPRを実施するまでの一般的な流れまで紹介しましたが、実際にはBRPはどのような手法で実施されるのでしょうか?
ここからは、BPRを実施する5つの方法を紹介していきます。

BPRの方法①:現状の業務を分析し、再編成をおこなう

もっとも一般的に実施されているBPRは、現状の業務を見直し再編成することです。ここでの「業務」は、繰り返しおこなわれる作業が対象となります。
現状の業務プロセスを可視化したうえで、各業務に対して優先順位をつけていきます。優先順位が低くつけられた業務は、必要に応じて廃止もしくはアウトソーシングをする場合もあります。

また、優先順位をつける際には、業務の性質を細かく分析する必要があるので、ABC分析やプロセスマッピング、ベンチマーキング、バランススコアカード(BSC)といった分析手法が用いられます。

BPRの方法②:シックスシグマをおこなう

シックスシグマとは、顧客満足度の向上や不良品率低下のために統計学の手法を使って要因分析をおこなうフレームワークのことを指します。
製造部門をはじめ、営業部門、企画部門、サービス業などのような顧客満足度と密接な関係を持つ間接部門での実施が効果的です。またシックスシグマでは、経営層が抱える経営課題を客観的な指標で評価し、現場での改善に活かすといったトップダウン型の枠組みで設計されています。そのため、トップダウン型の組織での業務改革に向いています。

BPRの方法③:サプライチェーンマネージメント(SCM)をおこなう

サプライチェーンとは、原材料が調達されてから商品を消費者に販売するまでの一連のプロセスのことで、直訳すると「供給の連鎖」です。この連鎖には「原材料調達→生産→物流→販売」の4つの工程が含まれています。

サプライチェーンマネージメントとは、サプライチェーン全体で情報を共有することで、こうしたモノやお金の流れを正しく把握し、市場の変化にすばやく最適化させ、企業収益やキャッシュフローを高めようとする経営手法のことを指します。サプライチェーンマネジメントでは社内の業務改革であるBPRに加え、社外も含めた業務の最適化を図ることができます。

BPRの方法④:ERPシステムを活用する

ERPシステムとはEnterprise Resource Planningの略で、企業の経営資源であるヒト・モノ・カネ・情報を一元管理できる基幹業務システムのことです。
BPRの手法として、ERPを用いることで常に全社の業務状況を可視化することができるため、継続的なBPRをおこなうことが可能になります。

BPRを成功させるためのポイント

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BPRを成功させるには3つのポイントがあります。
このポイントを押さえて業務の効率化を図りましょう。

関係者全員が共有認識を持つ

BPRを実施するということは、社内の多くの従業員の業務に影響を及ぼす可能性があります。
そのため、BPRをおこなう背景や目的が社内の共通認識になっていることが重要です。そうすることで、計画から新規設計されたビジネスプロセスの実施までをスムーズにおこなうことができるようになります。

BPRをおこなう目的を明らかにする

BPRを成功させるためには、目的を明確にしておくことが大切です。そうすることで、どの部門から優先的に業務改革をおこなうべきなのかといったテコ入れの優先順位や業務改革の効果測定をする際にどの指標で評価すればよいのかが明らかになります。

結果を強化し、改善を続ける

BPRを実施した後には、結果を分析し、改善することも重要です。
BPRの効果が見られるのであれば、その要因を明らかにすることでほかの業務プロセスや他部署の業務改革に応用することが可能です。
一方で、効果が見られなかったり、業務がより不効率になったのであれば、早急に要因を突き止めて改善をしていく必要があります。このように、BPRは継続しておこなう必要があることを認識しておきましょう。

BPRを意識したEPRの活用で企業の業務を大幅に効率化しよう!

BPRは時間と労力がかかりますが、定着させることができれば大幅な業務効率化にも期待ができます。
またERPシステムなどのシステムを活用すれば、BRPを効率的におこなうことが可能になるため、システムの活用を視野に入れても良いかもしれません。自社の業務効率化に向けて、ますはBPRから始めてみてはいかがでしょうか。

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