Slack(スラック)とは?人気ビジネスチャットの使い方・メリットなど

コロナの影響でテレワークが急速に広まり、ビジネスチャットのニーズは非常に高まっています。そのなかでもSlackは、世界各国のスタートアップから大企業まで数々の企業が導入をしていて、成長し続けているビジネスチャットです。
今回は、Slackの機能や料金、他サービスとの違いなどについて迫っていきます。

更新日:2020.12.22

Slack(スラック)とは?

Slackホームページ
HPより

Slackは、社内外問わずチームで使えるビジネスチャットとして非常に人気を集めています。
2013年、アメリカで、Slack Technologies社(以下Slack社)によってリリースされました。また、日本語版のSlackは2017年にリリースされました。Slackは現在、世界150カ国以上で利用されるビジネスチャットまでに成長を遂げ、全世界の日間アクティブユーザーは1200万人に達しています。

特に日本市場は堅調で、日間アクティブユーザーが100万人、世界2位のユーザー数を誇ります。

また、2020年12月、Slack社はセールスフォース社による買収に合意しました。両社の連携により、サービスはより強化され、大きくなっていくと見られています。

Slackの機能

ビジネスチャットの機能
©BagirovVasif – shutterstock

Slackには便利な機能がたくさんあります。
さまざまな機能の中からピックアップし、タスク管理機能やワークフロービルダー機能について詳しく解説します。

タスク管理機能

Slackには、タスク管理ができる機能がいくつかあります。
人数が多いチャンネル(※1)だと重要なメッセージが流れてしまい、確認漏れが生じてしまうことがあります。
そんなときに便利なのが、ピン留め機能です。チャンネルまたはダイレクトメッセージにピン留めすることで、メンバーがいつでも簡単に重要なメッセージを確認することができます。

ブックマーク機能では、メッセージやファイルを保存してブックマークに登録し、あとから参照することができます。返信も同時に登録されるため、後でやり取りを確認するのも簡単です。

最後にリマインダー機能です。タスクの詳細を設定すると、指定した時間にSlack上のチャットボット「Slackbot」からリマインダーのメッセージが送られてきます。自分だけではなく、メンバーのリマインダーも設定できるため、部下のマネジメントなどにも最適な機能と言えるでしょう。

※1:チャンネル
チーム別やプロジェクト別に作成するトークルーム。

ワークフロービルダー機能

ワークフロービルダーとは、ワークフローをカスタマイズする機能です。
日々の定型業務やコミュニケーションを自動化することができます。具体例としては、「システム障害のリアルタイム報告」「日報記入」「チームの目標進捗管理」「勤怠管理」などが挙げられます。さまざまな部署を渡って業務を効率化することができるため、組織全体に良い影響を与える機能です。

コーディングは不要で、簡単なものから複雑なものまで自由に作成することができます。また、仕事に使用しているほかのアプリやサービスとの連携も可能です。

アナリティクス機能

Slackには、アナリティクス機能も搭載されています。
ワークスペース内のアクティブなユーザーや使用頻度の高いチャンネルを知ることができ、期間を指定すればどの曜日に盛んに使用されているのかなどを把握することができます。

マネージャー以上の立場にいる人は、会社全体でどのようなチームが活動的にコミュニケーションを取っているのかを確認するのがおすすめです。

音声通話・ビデオ通話機能

Slackの音声通話・ビデオ通話機能のことを「Slackコール」と呼びます。
音声またはビデオ通話をグループDMやチャンネルから、ワンクリックで簡単に始められます。
自分の画面を共有することもできるので、アイデアもわかりやすく伝えることができます。
通話には最大15人まで参加でき、ワークスペースに別のビデオ会議サービスなどを登録して利用することも可能です。

ポスト機能

ポストとは、Slack上で作成できるドキュメントファイルです。
チャンネル内で、プロジェクトの編集や議事録などの長文のコンテンツを共有し、共同編集するのにとても便利です。また、社内Wikiやナレッジ共有など活用方法はさまざまです。リンクも作成できるため、Slack外で内容を共有するのも簡単です。

Slackのメリットとデメリット

ビジネスチャットのメリットとデメリット
©claudenakagawa – shutterstock

ここまで、Slackの機能や特徴について解説してきました。次に、Slackのメリット・デメリットについて紹介します。どんなサービスにもメリット・デメリットはあるものです。両側面を知ったうえで、導入を検討していきましょう。

Slackのメリット

Slackを導入する最大のメリットは、生産性の向上です。
2020年8月に、米国・英国・オーストラリア・カナダのSlackユーザーに対して、アンケートがおこなわれました。回答数は約2,700人で、アンケート結果は以下のようになっています。

  • 生産性が31%向上
  • ミーティングの数が21%減少
  • メールの数が45%減少
  • 業務スピードが23%向上

参考:Slackを利用しているチームでは、生産性が31%向上しました|Slack

Slackは高度な検索機能を搭載しているので、大事な内容をすぐに検索することができます。
また、チャンネルやゲストアカウントを使って、社外とのやり取りもスムーズに進めることができます。その他にもアプリ連携によりサービスのカスタマイズが自由にできるなど、さまざまな要因で生産性が向上したといえるでしょう。

Slackのデメリット

Slackのデメリットとして、参加人数が多いと使いづらいという点があります。
人数が多いと会話の進みが早いため、大事な用件を見逃すこともあります。「自分宛てのメッセージは無いだろうと思っていたのに、後で確認してみると見逃してしまっていた…」ということもあるかもしれません。

また、立場によってはそもそも書き込みがしづらい可能性もあります。例えば、管理職以上の社員がたくさん入っているチャンネルだと、新入社員はコミュニケーションが取りづらいと感じてしまうかもしれません。そのため、1つのチャンネルあたりの参加人数はある程度絞った方が使いやすいかもしれません。

人数が多いチャンネルをそのままにしておくと、場合によっては「Slack疲れ」を引き起こす可能性があります。それを防ぐためにも、組織でチャットのルールを作ったり、通知をカスタムしたり、それぞれに合った使い方をする必要がありそうです。

Slackと連携できるサービス|GmailやZoomなどのアプリやAPI連携も!

ビジネスチャット連携
©Oleg_kelt– shutterstock

Slackの最大の特徴は、連携できるアプリの種類が充実している点です。
現時点では1,800以上のアプリと連携が可能で、他のビジネスチャットと比べ、数字が抜きん出ています。
SlackのAppディレクトリから、カレンダーやタスク管理、ファイル共有などのさまざまなサービスと連携することができます。

そこで、Slackとの連携で使える便利なアプリをいくつかピックアップして、表にまとめてみました。これらのアプリを連携させることで、Slack内での業務がより効率的にできます。

例えば、Googleカレンダーやタスク管理アプリのTrelloと連携することで、Slack内で予定を通知させたり、タスクを入力・完了することができます。
あらゆるアプリをSlackに集約させることで、業務全体の生産性向上につながります。

連携機能 アプリ名

メール

Slack for Gmail、Slack for Outlook

オンライン会議

Zoom

スケジュール管理

Googleカレンダー

プロジェクト管理

JIRA、Trello

SNS

Twitter

ファイルの保存・共有・文書管理

Googleドライブ、Dropbox、Evernote

顧客管理

Salesforce、Zoho CRM

Webサービスの連携

IFTTT

ソースコード管理

GitHub

LINEWORKS、Chatwork、Teamsとの違いは?

slack比較
©metamorworks – shutterstock

Slack以外にも、ビジネスチャットツールはたくさんあるのでどれを導入しようか迷ってしまいますよね。
そこで、3つのビジネスチャットのSlackにはない特徴をまとめてみました。

まず1つ目、「LINEWORKS」は多くの人に馴染みのあるLINEと同じ操作画面であることから、誰でもすぐ利用することができます。また、誰が既読・未読なのかや、メンバーの空き時間を確認することができるため、メンバーとの連絡が取りやすいです。

「Chatwork」の最大の特徴は、国産のビジネスチャットツールであるという点です。ヘルプページや問い合わせ対応が日本向けということもあり、サポート体制が充実しているといえるでしょう。

「Teams」はマイクロソフト社が提供しているビジネスチャットです。そのため、ExcelとWordとの連携が簡単にできます。Office製品を頻繁に使う企業には相性が良いといえるでしょう。

Slackの基本的な使い方をご紹介!

Slack使い方
©Dean Drobot – shutterstock

実際にSlackを社内に導入したら、まず何から始めればいいのでしょうか?
Slackの基本の「き」をご紹介します。

ワークスペースを作成する

Slackを導入後、まず最初におこなうのはワークスペースの作成です。
ワークスペースとは、Slackのプライベートな機能で、ワークスペースの名前は会社名などの組織名になることが多いでしょう。また、ワークスペースは複数作成することも可能で、用途に応じて、有料プランと無料プランの両方を利用することもできます。

ワークスペースを作成したらメンバーを招待していきます。

チームごとにチャンネルを設定する

チャンネルとはいわゆるトークルームのことで、チーム別やプロジェクト別など、ニーズに合わせて自由に作成できます。メンバーは必要に応じて参加・退室することができます。
チャンネルには、チャンネルにはさまざまな種類があります。ここではチャンネルについて簡単に紹介します。

パブリックチャンネルは、メンバー全員が参加できる公開チャンネルです。投稿内容は誰でも検索することができます。デフォルトではワークスペースのメンバーなら誰でもチャンネルを作成できますが、オーナーがこの設定を変更し、作成権限を特定のメンバーに限定することもできます。

プライベートチャンネルは、招待制の非公開チャンネルです。全員には見られたくはない内容を話し合うときに活用できます。

共有チャンネルは、2つ以上のワークスペースで共同利用できるチャンネルです。つまり、複数の組織で利用できるので、社外とのやり取りにとても便利です。

目的によってチャンネルを使い分けることで、より便利な使い方ができます。

Slackの料金(費用・価格)

 

Slackの料金
©Rei Imagine – shutterstock

Slackの料金プラン

Slackの料金プランは全部で4種類あります。
企業規模とそれぞれの機能に応じて、プランを決定することをおすすめします。

実際に機能の違いはどのようになっているのかを見てみましょう。
全4プランの料金と、基本的な機能の違いを以下の表にまとめてみました。

項目 フリープラン スタンダード プラス Enterprise Grid

月額

0円

850円

1,600円

お問い合わせ

企業規模

小規模

中小規模

大規模・高度な管理ニーズがある企業

規制業界・非常に大規模で複雑な組織を持つ企業

メッセージ履歴

チームの直近のコミュニケーション10,000件

無制限

無制限

無制限

他のアプリとの連携

10

無制限

無制限

無制限

ファイルストレージ

合計5GB

メンバーごとに10GB

メンバーごとに20GB

メンバーごとに1TB

ワークスペース

1

1

1

無制限

カスタマイズできるセクション

×

他の組織・個人との協働

×

音声・ビデオ通話

一対一のみ

参加者最大15名

参加者最大15名

参加者最大15名

画面共有

×

専任のサポートチーム

×

×

×

有料プランと無料プランの比較

Slackの無料プランは無期限で利用でき、招待できるメンバー数の上限もありません。
しっかりと使い勝手を把握してから有料プランを導入できるという点がとても魅力です。
短期間、小規模の組織で利用するのであれば、無料プランでもそれほど不便はなく、Slackを利用できるでしょう。

しかし、無料プランにはチャット履歴の件数や、連携できるサービスの数、組織外メンバーとのやりとりなどに制限があります。「履歴が1万件を超える」「連携サービスを10以上使いたい」「画面共有などの便利機能を使いたい」など、長期でさまざまな機能を使いたい場合には有料プランが良いでしょう。

Slackを使って仕事を効率化しよう!

ここまでSlackについてご紹介しましたが、いかがでしたか?
Slackには、さまざまなアプリとの連携機能やアナリティクス機能、メッセージ・ファイルの豊富な検索方法など、
ビジネスコミュニケーションを円滑にする機能がたくさん備わっています。

すでに他のビジネスチャットを使用している場合、「今までの見た目と違って使いにくい」「操作方法がわからない」など、導入時の教育コストがかかってしまう可能性もありますが、使い方に慣れると、柔軟な機能性に便利さを感じるはずです。ビジネスチャットの導入やリプレイスを検討している場合は、一度フリープランを試してみてはいかがでしょうか。

また、Slack以外にもさまざまなビジネスチャットがあります。こちらの記事で詳しく紹介しているので、こちらの記事もぜひご覧ください!

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