アプリ対応CRMツール7選|無料や定番サービスの活用事例も

CRMは顧客と良好な関係を築くことを目的としており、顧客情報の管理の効率化に役立ちます。
現状、さまざまなCRMシステムが提供されており、自社に会うCRMがどれなのか迷うケースも多いのではないでしょうか。
そこで今回は、スマートフォンアプリに対応しているCRMについて紹介していきます。社員の外出が多い企業や空いた時間を有効活用したいと考える企業の方はぜひ参考にしてみてください。

更新日:2021.3.24

アプリ対応のCRMツールを活用するメリット

【無料あり】スマホアプリ対応CRM7選|導入メリットや注意点についても解説
©Mongta Studio – shutterstock

今や仕事でも一般的に使われるようになったスマートフォン。さまざまな業務システムがスマホアプリに対応しています。多くのCRMもスマホアプリに対応していますが、どのようなメリットがあるのでしょうか。メリットを3つ紹介します。

場所を問わず、顧客情報を確認できる

アプリを導入することで、場所を問わず情報を確認できるので、スマートフォンやタブレットで手軽に顧客情報を確認をすることができます。
顧客に訪問する前の移動中でも、顧客の情報や接触履歴などを念入りにチェックすることができるため、より顧客に合ったコミュニケーションがとれるようになるでしょう。

リアルタイムに情報共有ができる

スマートフォンアプリに対応したCRMであれば、リアルタイムに情報共有をおこなうことができます。
例えば、スマートフォンアプリに対応しているCRMは場所を問わずに利用することができるため、訪問後にはすぐ顧客情報を入力することができます。そうすることで、その時点での正確な顧客情報を共有することができ、スピード感をもって業務に取り組むことができます。

地図や位置情報が使える

地図と連携可能なアプリを使用すれば、訪問する企業との位置関係をいつでも確認することができます。
GPS機能と顧客情報を一緒に確認できることで、外出先でも場所などを確認して、効率的に情報を取り入れることが可能です。訪問先のルート設計にも役立ち、手間をかけずに訪問先を決めることができるのもメリットでしょう。

CRMと位置情報を連携させることで、メンバーの所在がわかるので管理にも有効活用ができます。リアルタイムで可視化できているので、訪問指示なども出しやすく迅速に動くことができるのでおすすめです。

無料のCRMアプリ3選

ここからは実際に利用できる、無料のCRMアプリを3つ紹介していきます。
無料でも利用できる機能の幅は広いので、CRMのアプリ導入を検討している人はぜひ参考にしてみてください。

Zoho CRM

zoho crm
HPより

「Zoho CRM」は、ゾーホージャパン社が提供するCRMシステムです。
企業のニーズに柔軟に対応しており、高機能でコストも抑えられ、さまざまな業種から支持されています。

Zoho CRM顧客情報の管理をはじめ、見積書や請求書を作成できる機能やデータ承認のレビューを残せる機能などがあります。これから力を入れていきたい顧客や受注度の高い顧客を振り分けて、スコアリングで判定する機能もあります。

連携機能も豊富で、CTI連携やアンケートフォームシステムとの連携も可能です。アンケート結果からアクションプランを自動化できる機能もあるので、日々の営業活動で活用できるでしょう。

料金は、3ユーザーまでなら無料で利用可能です。大学や大手ホテル、建設会社など業種にかかわらず、たくさんの企業に導入されています。それぞれの課題を解決し、大手ホテルでは、キャンセル率が50%減、建設会社で残業時間の60%減に貢献しています。

HubSpot CRM

hubspot crm
HPより

「HubSpot CRM」はHubSpot社が提供するCRMシステムです。
営業担当者やリーダーが自分の仕事に専念できる機能がたくさんあり、売上や進捗状況も把握がしやすく顧客情報の管理だけではないのがHubSpotの特徴です。

商談の予約や日程調整の手間が省け、顧客向けの個人のアカウントでのやりとりもCRM内で追いかけることができます。HubSpot内で電話をすれば、電話を録音することも可能です。自動にレコーディングをしてくれるので、後々の振り返りや管理者が内容を確認するのも容易となります。

GmailやOutlookなどとの外部連携も簡単で、使い慣れたサービスを拡張することが可能です。連携後は、送受信したメールの内容が自動的に保存され、開封の際には通知が届くなど、便利な機能がたくさんついています。

上記に記載した機能は、全て無料で利用できます。有料プランでであれば、見積もりの機能などが追加されるので、無料で利用してみて足りない機能があれば、有料プランへの切り替えも考えてみましょう。

導入企業の声としては、オンライン経由のリード獲得数が80%増、月間CVが10倍以上など、さまざまな企業の売り上げアップに貢献しています。

FlexCRM

Flex CRM
HPより

「FlexCRM」は、ノイアンドコンピューティング社が提供するCRMシステムです。
シンプルな機能で、カスタマイズなどの複雑な導入でコストをかけず、どんな企業でも導入できるようなサービスを提供しているのが特徴です。

顧客管理の機能をはじめ、新規顧客と既存顧客をバランスよくマーケティングできる機能が備わっています。CRM内で費用対効果を測りながら、顧客へのDMの発送やセミナー、イベントの管理、SNSでの通知などの管理をおこなうことができます。

対応ステータスの管理や分析、進捗に合わせたスケジュール管理など、訪問などの商談履歴だけでなく、コールセンターなどの電話対応も分析して、追うことが可能になります。

無料で利用することができ、少人数であれば無制限で試すことができるので、お得なプランでしょう。有料になるとストレージ制限が増えたり、プラットフォームが高性能になります。

定番のCRMアプリ4選

では、次は定番のCRMにはどのような種類があるのかみていきましょう。今回は4つ紹介していきます。
アプリによっては、独自の機能のついたものなどもあるので、組織の課題に合ったものを選びましょう。

Salesforce

SalesforceのHP
HPより

「Salesforce」は、セールスフォース・ドットコム社が提供しているCRMシステムです。
企業独自のモバイルアプリを数分で作成できるのが特徴です。

さまざまなデバイスから連携ができ、Salesforce内で顧客情報が確認できます。アプリ内の操作もシンプルです。
また、ダッシュボード機能で、状況を迅速に把握することができ、スマートフォンでも日々の営業活動の全体像を把握できるので便利です。

SiriやGoogleなどのAIの音声操作で簡単にダッシュボードにアクセスできるのもアプリのメリットです。アプリ内の機能の使用状況に合わせて自分の好みにカスタマイズできるので、必要な情報に迅速にアクセスができます。

カスタムアプリで機能を拡張するには、有料で料金がかかります。1ユーザーあたり月額3,000円から利用できるので検討してみましょう。

UPWARD

UPWARDのHP
HPより

「UPWARD」は、UPWARD社が提供するCRMシステムです。
モバイルCRMで業務を効率化し、日々の営業活動を快適にします。機能としては、訪問スケジュールを一括で作成できたり、移動ルートや手段をナビゲートしてくれたりする機能もあります。

Salesforceとの連携機能があり、シームレスで連携が可能です。簡単に顧客のデータをより細かく分析して売り上げアップを助けてくれるでしょう。

UPWARDは、どのような課題があるのかを相談してから最適な料金を案内しているため、企業の状況によって料金はさまざまです。定額のプランはないため、導入を考えている人は一度問い合わせてみましょう。

実際に導入した企業の声としては、「1年後に売上が5.5倍になった」「訪問の効率化が実現できた」「営業担当と本部との連携を強化することができた」などがあります。

kintone

kintone
HPより

「kintone」は、サイボウズ社が提供する業務改善プラットフォームです。
kintoneは、利用者のあらゆる仕事に合わせることのできる業務システムで、kintoneひとつあればどのような仕事にも導入が可能です。

データに基づいたコミュニケーションをとることができるので、指示などもしやすくなるメリットがあります。過去のやり取りもデータとして残るため、異動などがあったときに引き継ぎの手間も減り、効率化できます。

アプリ内でデータを蓄積し、コメントを入れてアドバイスや指示ができる機能があるので、情報を分散させずに一箇所に集中させることができます。「あらゆる仕事に導入できる」ことがkintoneの特徴であり、アプリを自分の思い通りにカスタムできるのもメリットでしょう。

初期費用は無料で、5ユーザー契約すれば、その後は1ユーザー単位で契約できます。スタンダードコースとライトコースがあり、利用できるアプリの個数や外部サービスとの連携などによって変わります。

また、連携できるサービスが豊富で、請求書や契約書などの労務系のサービスから日報管理や人材配置サービスまで、幅広い連携が可能です。

導入企業としては、管理者がメンバーの抱えている仕事を把握し、17時終業を実現させた企業や、データとして情報をまとめることで紙でのやりとりが不要になり効率化できた病院などがあります。

Sansan

sansanのHP
HPより

「Sansan」は、Sansan社が提供する名刺管理サービスです。
名刺データをベースにしたCRMの機能で営業の効率化を図ります。名刺をデータ化することで、その情報をアプリ内で一元管理します。名刺交換をした相手とどのように接触したのかなどのデータを蓄積していくことで顧客情報の管理がしやすく、後にその情報が会社の資産となります。

アプリを入れておけば、紙の名刺をスマートフォンで撮影し、その場でアプリ内でアップロードできます。スキャン後、端末には名刺データが残らないように削除するため、セキュリティ面も安心です。
また、Eightとの連携機能で、顧客の企業情報や詳細もすぐに把握できるため、いつでも顧客の企業のニュースをいつでも知ることができます。

料金は3つのプランに分かれており、名刺管理・共有だけのプランや、それ以外のデータを活用するプランなどがあります。必要な機能によって料金が変わるので、導入を検討している方は見積もり依頼をしてみましょう。

約7,000社に導入されており、部門間や海外支社での情報共有アプリとしての利用している企業や、引き継ぎ・教育の一環としてSansanを利用しているという企業もあります。

CRMアプリ選び方4つのポイント

CRMを導入する前には、導入目的を明確にしておくことが重要です。
自社のセールスからマーケティング業務までの一連の流れを整理してみるのも良いでしょう。
また、アプリ対応していることにより、外出先でも手軽にアクセスができるので、利用するメンバーの特性も考えてサービスを選ぶことも大切です。きちんと自社に適したCRMを選び、自社の生産性の向上に努めましょう。

自社の業種・業務にあったCRMアプリか

CRMは、さまざまな業種や業務に取り入れられるメリットがある反面、どういった機能が自分の部署にあっているのかなどを精査してから取り入れないと、導入してから自社に合っていないと気付くことも考えられます。
今の業務での課題を洗い出し、どんな機能があれば良いのか、CRMを使ってどうしたいのかなど、検討段階である程度詰めてから導入しましょう。

管理職の場合は、実際に現場にいるメンバーに意見を聞くこともおすすめです。意見を聞いたうえで必要な機能を決めて、自分達の現在の課題を解決してくるCRMアプリを探しましょう。

無料トライアルなどで使用感が試せるか

年間で契約してしまってから実際の業務には使えないと気付いても、費用は払い続けなければいけません。
また、途中解約の場合は費用がかかってしまう場合もあるでしょう。本当に今の部署や必要としている業務に最適なCRMなのか、一度無料でトライアルをして知っておくことがおすすめです。

無料トライアル期間中には、今後利用するであろうメンバーにも実際に操作してもらうと、実際に使う現場社員の視点から要望や課題が見つかり、導入の検討材料になるでしょう。
また、具体的に使いたい機能がわかっていれば、その機能が無料トライアル期間で試せるのかを確認しておくとよいでしょう。

費用に対して得られる効果があるか

実際に契約して今までとどう変わるか、どのような効果が生まれるのか、検討段階で確認しておきましょう。
毎月支払う料金に見合った業務改善や売上アップが見込めるのか、費用対効果があるのかを考えて導入する必要があります。
現在CRMを利用している場合は、現状のツールとの比較もおこない、料金面や機能面で何が良くなるのか、事前に検討しましょう。

既存システムからの乗り換えが容易か

既に利用しているCRMシステムがある場合は、新しいシステムを導入して軌道に乗るまでに時間を要する場合があります。新しく乗り換えて、社内にどのようにして浸透させるのか考えておく必要があるでしょう。
また、既存のシステムよりもコストが高くなる場合は、高くなっただけの効果が得られるのかを検討しなければなりません。

乗り換えを考えている場合は、既存のシステムと検討中のシステムにどのような違いがあるのか、変更後のメリットなどを確認し、慎重に導入を検討しましょう。

CRMアプリの活用事例

ここまで、CRMの種類や機能について述べてきましたが、実際にCRMアプリを活用している企業の事例を紹介していきます。他社はCRMアプリの機能をどのように活用しているのか確認して、自社にも導入を検討しましょう。

CRMアプリで蓄積させたデータを活用して成果が2倍に

日比谷花壇社は、生花店の運営やフラワーギフトの販売などのサービスを展開する企業です。日比谷花壇社の課題は、顧客への一方的な情報を配信しており、効果的なコミュニケーションが取れていないことでした。

公式LINEでの情報配信も試みましたが、期待する効果は得られずキャンペーン情報の配信だけになっていました。

このLINEでの取り組みをより効果的にするために取り入れたのが、anybotというCRMアプリでした。1,000人台だった登録者も、導入7カ月後には、4万5千人まで増やすことができ、顧客と効果的なコミュニケーションを取れていないという課題も解決できました。

また、記念日リマインダー機能などを独自システムとして取り入れ、CRM上に蓄積された顧客データからLINEで通知が送られるようにしました。以前もメールでリマインドはおこなっていたようですが、開封率が悪いという課題がありました。しかしLINEであれば、パッと確認することができるので、公式LINEからの注文率がアップし、会社の売り上げに貢献しています。

参考:データの自動蓄積を有効活用した、マーケティング施策で成果2倍以上に|PR TIMES

CRMの導入で急速な事業成長を実現

福祉に特化した人材サービスを提供しているKaien社は、Zoho CRMを導入し、アナログ管理からの脱却と急速な事業拡大を実現しました。

福祉業界では、重要な情報も紙で管理することが主流であるといいます。Kaien社もCRMの導入前には多くの情報を紙やスプレッドシートで管理しており、情報の分散が課題となっていたそうです。そこで、ITリテラシーが高くなくても操作可能で、セキュアにデータの一元管理ができるという点からCRMシステムの導入を開始しました。

CRMの運用開始の段階では、システムの特性と業務のフローをどれだけ合わせられるかということに注力し、CRMシステムの定着を図ったそうです。これにより、社員数が3倍に拡大した際にも混乱を招くことなく情報の管理ができるようになったといいます。

また、権限管理をしっかりとおこなうことができるため、セキュリティ事故の防止をより強化できたこともCRM導入のメリットであり、今後は、すべての情報をCRMに移行していくとのことです。

Kaien社は今後、見込み客になる以前の顧客へのアプローチや顧客情報の管理も自動化し、CRMのさらなる活用を目指していくそうです。

参考:事業拡大には脱アナログ管理が不可欠だった|Zoho CRM 導入事例

属人的に管理されていた情報を見える化して営業効率が向上

うるる社は、クラウドソーシング事業やBPO複数の事業を展開している企業です。日々の営業で各々が手に入れた情報は個人が管理し、人脈の情報を社内に共有はしていませんでした。

CRMを導入後は、顧客の情報をひとつのシステムに取り入れることで、顧客情報を社内やメンバー間で共有することができるようになりました。必要な情報を検索することで、すぐに見つけることができ、自社と顧客のつながりを可視化することができました。現場側と役員のコミュニケーションも活発になり、人脈を確認してから役人に紹介をお願いするなど相談の機会も増えたそうです。

既にアプローチをかけたことのある顧客であれば、再度アプローチを仕掛けるなど、CRMアプリの導入で営業手法に新たな気付きを得ることができたといいます。

参考:Sansanの反社チェック機能が業務の効率化と高度化を同時に推進 (株式会社うるる)| 導入事例 | Sansan – 法人向けクラウド名刺管理サービス

アプリ対応しているCRMで効率的な顧客管理を

今回は、スマートフォンアプリに対応しているCRMに絞って紹介しました。
アプリ対応しているCRMを利用することで、どこにいても情報共有が可能になり、業務を円滑に進められるでしょう。また、データを活用することで顧客に適切なアプローチができ、顧客満足度の向上も期待できます。
上記の内容を参考にして、導入を検討してみてはいかがでしょうか。

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