録音・録画機能付きのWeb会議システムを導入するメリットは?無料で使えるシステムも紹介

Web会議をおこなう際に、議事録や商談の記録として録音・録画をしたいという方は多いのではないのでしょうか。Web会議システムの便利な機能の1つに、録音・録画機能があります。Web会議でやりとりした内容を簡単な操作で録音・録画することができるため、さまざまなシーンで活用することができます。今回は、Web会議で録音・録画をするメリットや方法、録音・録画機能付きのWeb会議システムをご紹介します。

更新日:2021.10.7

Web会議システムでできることとは?

ガラス張りの会議室
©Jacob Lund – shutterstock

Web会議システムとは、インターネット上で映像や資料をリアルタイムで共有することで、遠隔地にいる人との会議を可能にしてくれるツールのことを指します。また、音声や映像、チャットなどの会話するコミュニケーションツールも併せ持った便利なツールもあります。
近年では、場所や時間にとらわれないテレワークを実現させるためのソリューションとして、Web会議システムを利用する企業が増えてきています。

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録画機能つきWeb会議システムの活用シーンとメリット

テレビ会議
©DGLimages – shutterstock

Web会議システムの録画機能は、研修の様子や入社式といったイベントの様子の配信、オンラインでの商談や面談など多岐にわたって活用されています。ここでは、そんなWeb会議システムの録画機能が具体的にどのような場面で役立つのかご紹介します。

会議の議事録の代わりとして活用

Web会議の録画機能は会議の議事録として利用することができます。従来の会議では、会議の内容を議事録にまとめて共有するのが一般的でした。しかし、文字だけではニュアンスが伝わりにくく、記録漏れによって内容が正しく伝わらないといったこともあります。
Web会議の録画機能では、音声と画像をそのまま残すことができるため、会議で話した細かな情報や発言のニュアンスがいつでも確認でき、正確な情報の把握に役立ちます。また、録音した会議は、会議の議事録としてそのまま共有することができるため、情報共有が簡単になります。

研修の資料として活用

録画機能で研修会や講習会を記録し、その内容を動画で配信することができます。同じ研修を何度もおこなう必要がなくなるため、研修を開催するための場所の確保や講師の確保の手間を省くことができます。また、受講者は繰り返し動画を見て復習することができるようになります。

顧客との商談内容の記録として活用

お客様との商談のやりとりを記録しておくことで、どのような商談内容だったかを繰り返し確認することができます。録画した内容は商談の証拠として残るため、お客様とのやりとりの行き違いとなどといったトラブルを防ぐことができます。また、商談を見返して分析することで営業活動の改善や効率化を図ることもできます。

Web会議で録音・録画する方法

Web会議する女性
©Vadym Pastukh – shutterstock

ここまで、Web会議の録音・録画の活用シーンやメリットについて紹介してきました。次に、実際にWeb会議を録音・録画する方法にについて解説します。

ボイスレコーダーを利用する

Web会議を録音する方法として最も手間がかからないのは、ボイスレコーダーを使用する方法でしょう。PCから出てくる音声そのものを、ICレコーダーを使って物理的に録音する方法です。PCからの音源をそのまま収録するためノイズを拾ってしまったり、音声ファイルの共有が難しかったりなど、難点もあります。自分だけの記録用や、Web会議上の録音が上手くいかなかった場合の備えとして、補助的に使用するのに有効な録音方法です。

PCの録画機能を使う

ICレコーダーを用意せずとも、PCのアプリケーションを用いてWeb会議を録音・録画することが可能です。Windows10を利用している場合、標準搭載されている「Xbox Game Bar(エックスボックスゲームバー)」を使うことができます。【Win】+【G】のショートカットで簡単に起動し、PC画面を録画することが可能です。

ただし、ゲームバーを使ってきちんと録音・録画するためには、Web会議ツールを最前面に出しておかなければならない、マイクをオンにしないと自分の声が録音されないなど、注意が必要です。

録画機能付きのWeb会議システムを利用する

Web会議システムには、録画機能を持つものも多くあります。とくに、法人向けに提供されているツールであれば、会議や商談など、ビジネスシーンを想定した機能が搭載されており、録画の操作や録画ファイルの共有を簡単におこなうことが可能です。また、画面共有やチャットの保存、文字起こし機能など、さまざまな便利機能が用意されています。

録画機能の有無はサービスやプランによってさまざまで、より便利な機能を使うには有料プランを使う必要がある場合もありますが、会議の録画を頻繁におこなう、録画機能をしっかり使いたいという場合には、録画機能付きのWeb会議システムを利用するのが最適です。

Web会議で音声をよりクリアに録画・録音する方法

マイクとパソコン
©FOTOGRIN – shutterstock

集音マイク・マイクスピーカーを使う

ボイスレコーダーやPCの録画機能を利用して録音・録画する場合には、録音した音声の質はマイクやスピーカーの音質に左右されます。録音の質にこだわりたい場合は、マイクやスピーカーの選定も重要でしょう。
一方、Web会議システムの録画機能を利用する場合には、インターネット環境など通信環境が音声の質に影響します。また、そもそもWeb会議システムで音が拾えていないと録音した音声にも影響が出ます。

たとえば、複数人が集まって一つのWeb会議アカウントから参加する場合、遠くにいる人の声が拾えない場合もあります。この場合も、集音マイクやスピーカーフォン(マイクスピーカー)を利用することが必要でしょう。マイクスピーカーについては、以下の記事で紹介しているので、気になる方はぜひチェックしてみてください。

録音・録画機能付きWeb会議システム

ここまで、Web会議での録音・録画方法や、録音・録画機能付きWeb会議システムのメリットについて紹介してきました。次に、ZoomやMicrosoft Teams、Webex、SkypeなどのWeb会議システムの録音・録画機能について紹介します。

Zoom

Zoom
HPより

Zoomは、世界75万人以上の人に利用されているWeb会議サービスです。Windows、MacOS、Android、iOSなど、あらゆるOSに対応しており、どんな端末からでも利用できるという利便性が特徴です。
無料で基本的な機能を使うことができ、一対一の通話は無制限、グループ通話は40分利用することができます。Zoomの録画機能は、レコーディングボタンをクリックすることで簡単に利用することができます。

無料プランでも録画をすることができ、モバイル端末への保存も可能です。ただし、無料プランでは、録画ファイルはローカル保存のみに限られています。有料プランでは、MP4形式での保存や、クラウドへの保存も可能です。クラウドで保存できるため、録画の共有を簡単におこなうことが可能です。また「ビジネス」以上のプランでは、録画の文字起こし機能(英語のみ対応)もあります。

録画機能

  • 無料プランで録画可能
  • MP4形式での保存(有料プランのみ)
  • 文字起こし機能(英語のみ対応)
  • 管理者が録画の有効・無効を制御

Microsoft Teams

teamsのHP
HPより

Microsoft Teamsは、マイクロソフト社が提供しているコミュニケーションツールです。Web会議だけではく、チャットや通話、共同作業などをおこなうことができます。
Office 365のライセンスを持っていればMicrosoft Teamsを利用することができ、Microsoft Teamsのみの無料プランもあります。ただし、録画機能を使うには、有料プランの利用が必要です。

参加者が録画をすると、録画ファイルはOneDriveやSharePointなどにクラウド保存され、参加者全員に公開されます。また、チャネル(※1)内で作成された会議であれば、その会議チャットやチャネル内で表示され、リンクは7日間利用することができます。簡単に録画を保存し、共有することが可能です。

※1:チーム内で特定のトピックやプロジェクト別に会話が保存される専用セクション

録画機能

  • 音声、ビデオ、画面共有を録画可能
  • 会議の文字起こしが可能(英語のみサポート)

Cisco Webex Meetings

Cisco Webex Meetings
HPより

Cisco Webex Meetingsは、参加者全員が自由に書けるホワイトボード機能が特徴的なWeb会議システムです。必要な機能を選択し、自社に合わせたカスタマイズをすることができます。オンラインセミナーなどリアルタイムの視聴に間に合わない場合でも1クリックで録画可能なので、後からレコーディングで視聴することも可能で大変便利です。

Cisco Webex Meetingsでは、デスクトップ・モバイルから録画でき、クラウド保存も可能です。無料プランでも録画が可能ですが、無料プランの場合は、デスクトップアプリからのみ録画が可能になっています。また、録画の保存もローカルのみとなっています。

有料プランでは、録画の画面レイアウトを設定することができます。会議の形式に応じて、最適なレイアウトで録画をすることが可能です。また、議事録を自動で作成することもできます。スペース(※1)に関連付けられているミーティングであれば、録画のリンクが自動的にスペースに表示されるため、メンバーが簡単に録画ファイルにアクセスすることができます。

※1:複数名のユーザーを集めた部屋。

録画機能

  • 無料プランで録画可能
  • MP4形式で保存
  • 録画レイアウトの設定が可能

Skype

Skype
HPより

Skypeとは、Microsoft Teamsと同じくマイクロソフト社が提供しているコミュニケーションツールです。無料でダウンロードすることができ、音声通話やビデオ通話、チャットをおこなうことができます。追加料金を払えば、固定電話との通話も可能です。

Skypeでも通話を録音・録画をすることができ、デスクトップ・モバイルアプリどちらからでも録画が可能です。ただし、録音・録画が可能なのはSkype同士の通話のみとなっています。

Skypeでクラウド保存された録画は、30日間使用することができます。 30日の間であればいつでも録画をダウンロードし、ローカル保存をすることが可能です。また、録画ファイルは共有することも可能で、オプションから転送を選択するだけでチャットで簡単に共有することが可能です。

録画機能

  • 音声録音、ビデオ・画面共有の録画が可能
  • MP4ファイル形式で保存できる
  • 最大24時間録画可能

Google Meet

Google Meet
HPより

Google Meetは、Google社が提供しているWeb会議ツールです。Googleアカウントを持っていれば、誰でも利用することが可能です。

ただし、Google Meetの録画機能を使えるプランは限定されており、Businessプランのうち、「Business Standard」「Business Plus」で録画をおこなうことが可能です。なお、PC版のGoogle Meetのみ録画機能を使うことができます。

会議の主催者と、同じ組織のユーザーが録画をおこなうことができ、管理画面でユーザーの録画機能の有効・無効を設定することも可能です。
会議を録画すると、主催者のマイドライブに自動で保存され、主催者と録画をおこなったユーザーにリンクが共有されます。録画ファイルを簡単に保存・共有できるのが大きな利点です。また、録画と同時に、録画中にやりとりされたチャットログも保存されます。

録画機能

  • 発言中の参加者と固定表示画面を録画可能
  • チャットをSBVファイル(※1)として保存
  • 管理者画面で録画機能の有効・無効を設定できる

※1:YouTube Captions Formatと呼ばれる、字幕やクローズドキャプションを表示するためのファイル。

jinjerミーティング

jinjerミーティングの公式ページ
HPより

jinjerミーティングの公式サイトをチェック

jinjerミーティングは、ネオラボ社が提供するWeb会議システムです。アプリケーションをダウンロードせず、ブラウザで利用することが可能です。社内の会議だけではなく、商談やウェビナーなどの用途にも対応しています。画面共有やリアクション機能などの機能が備わっており、録画機能もあります。

録画をおこなうと、録画中であることが表示されるほか、録画開始を知らせるポップアップが表示されるため、参加者に録画中であることが伝わります。

録画は録画を開始したユーザーのアカウントに保存され、jinjerミーティングのユーザー画面から再生することが可能です。また、録画ファイルをURLで簡単に共有することもできます。録画ファイルは公開/非公開を設定することができ、組織内のメンバーであれば閲覧できるユーザーを一人ひとり指定することも可能です。

録画機能

  • 録画データの共有用URLを簡単に発行できる
  • ゲストユーザーにも録画の共有が可能
  • 複数の録画データの共有設定を一度におこなうことができる

録画できるWeb会議システムで業務効率アップ

Web会議システムの録画機能は、会議の議事録代わりや研修用の資料として活用したり、商談の記録をとっておけるなどさまざまな場面に活用でき大変便利です。また、働き方改革などが進む中でWeb会議システム自体が今後、企業にとって注目のシステムとなっていくでしょう。現在、さまざまなWeb会議システムが提供されていますが、各サービス特徴を把握して自社に合ったものを選ぶことで、業務効率の向上を図りましょう。

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