クラウド型BIツール13選!メリットや機能、選び方まですべてがわかる

BIツールを活用することで、企業で蓄積されてゆく膨大なデータを適切に分析し、今後の経営戦略や意思決定に役立てることができます。今回は、そんなBIツールのなかでもクラウド型を利用するメリットや実際のクラウド型BIツールのサービスを紹介していきます。
クラウド型BIツールを活用して、収集したデータを有効活用しましょう。

BIツールとは?

グラフ資料と人々
©wan wei – shutterstock

BIツールのBIとは、Business Intelligenceの略語で、企業内にある膨大なデータを蓄積し、分析や加工をおこなうことで、経営戦略や意思決定に役立てることを意味しています。そして、BIツールはBIの実現をより効率的に実行できるようにしてくれるツールです。
BIツールを活用することで、データアナリストやプログラミングのような専門的知識や高度なスキルがなくても、OLAP分析やデータマイニング、シミュレーションなどの高度な分析がおこなえるようになります。
また、BIツールは、会計システムや販売管理システム、CRM、SFAなど、企業が活用しているあらゆる期間システムと連携することで各データを統合し、多角的な分析ができるようになります。

BIツールの便利機能一覧

青いシャツとグラフ
©Pasuwan – shutterstock

ここでは、備わっていると便利なBIツールの機能を紹介します。ツールを比較する際の参考にしてみてください。

機能 機能の内容

ダッシュボード

必要なデータのみを抽出してサマリ画面として表示してくれる機能

プランニング

蓄積されているデータをもとに将来予測やシュミレーションがおこなえる機能

OLAP分析

蓄積されたデータを多角的に分析することができる機能

データマイニング

専門性の高い統計学や人工知能などを用いた高度な分析がおこなえる機能

レポート作成

分析結果をレポートとしてまとめることができる機能

BIツールのより詳しい機能の内容については以下の記事をご覧ください。

クラウド型BIツール13選

ここからは実際に提供されているクラウド型BIツールを紹介していきます。サービスによって機能や使い勝手はそれぞれです。無料トライアルを実施しているサービスもあるので気になるサービスは試してみても良いかもしれません。

Actionista!

Actionista! ジャストシステム
HPより

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Actionista!は、分析に関する専門知識を持たない部門でもデータ分析がおこないやすいように設計されているBIツールです。プログラミングの知識なども一切必要なく、Webブラウザでおこなう操作のみで、データの取り込みから画面の作成や共有、集計分析、レポートの作成や共有、PDFの出力までをおこなうことができます。また、料金体系もユーザーごとに課金される形態ではなく、サーバーライセンス方式の課金形態となっているため、複数人で利用したい場合におすすめです。

DataDeck

DataDeck
HPより

➤ 公式サイトでチェック

DataDeckは、Google AnalyticsやSalesforceなどのクラウドサービスをはじめ、MySQLやExcelなどさまざまなデータを連携することができます。また、取り込んだデータはワンクリックでわかりやすい図表に変換して可視化することができます。さらに、目標数値を設定することができ、達成した場合や乖離が大きい場合に通知してくれるよう設定できるため、経営状況をいち早く把握すことができます。

GoodData

gooddata
HPより

➤ 公式サイトでチェック

GoodDataは、Internet Explorer、Firefox、Google Chrome、Safariなどの主要ブラウザで利用することができます。利用できる機能としては、ROLAP(※)を利用した高度な分析機能、複数の基幹システムで蓄積されたデータの統合、グラフレポートの作成、情報ダッシュボードの生成することができます。また、レポートはドラッグ&ドロップの操作で作成できるなど、特別な操作スキルを必要としないため、誰でも簡単に利用できます。

ROLAP:リレーショナルOLAPのこと。OLAPは、データベースなどに蓄積されたデータを集計・分析できるシステムのこと。ROLAPは、OLAPの一種で、リレーショナルデーターベースを利用して集計・分析をおこなうものを指す。

KeepData Hub

keepdata
HPより

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KeepData Hubは、日本国内で開発されたため、日本企業にとって使い勝手の良いBIツールです。CSVファイルを取り込むことで、データを統合・蓄積することができるため、比較的短期間で簡単に利用を開始することができます。また分析では、PCのスペックに関わらず1億件以上のデータを2~3秒で処理することができ、スピーディーに結果を得ることができます。

LaKeel BI

lakeelBI
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LaKeel BIは、Excelに似た操作方法になっており、誰もが利用しやすいUIを意識してシステムが設計されています。また、分析のイメージが無くても利用を開始できるように経営分析テンプレートや人事分析テンプレートなど、分析のテンプレートが豊富に用意されています。テンプレートはカスタマイズして利用することもでき、自社に合わせたレポートやダッシュボードを作成することもできます。

MotionBoard

motionboard
HPより

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MotionBoardは、Microsoft SQLやOracle、SAP IQ、Amazon S3などさまざまなデータソースに対応しているBIツールです。特に、Salesforceとシームレスに連携できるMotionBoard Cloud for Salesforceでは、Salesforce上で多様な分析をおこなうことができます。また、API連携をおこなうことでSalesforceのデータをリアルタイムでMotionBoardに反映させることができ、ほかのさまざまなデータベースと共に分析することができます。

Oracle Analytics Cloud

Oracle Analytics Cloud
HPより

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Oracle Analytics Cloudは、AIや機械学習を組み込んだ高度な分析がおこなえるBIツールです。ダッシュボードでは、さまざまなデータからパーソナライズされたデータを選定し、視覚的に確認しやすい図表で表示してくれます。また、モバイル端末にも対応しているため、どこにいてもデータにアクセスすることができます。

Power BI

Microsoft Power BI
HPより

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Power BIは、個人から企業までさまざまな規模の利用に対応したBIツールです。マイクロソフト社が提供しているサービスであるため、同社の提供するWord、Excel、PowerPoint、Outlookとの連携が容易におこなえます。また、Microsoft Cloud App Securityを通じて、機密データなども適切に管理することができるため、セキュリティ面も安心です。

PowerFolder

acot
HPより

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PowerFolderは、データの蓄積や整理、分類、抽出、集計が誰でも簡単におこなえるように設計されたBIツールです。具体的には、用途や目的に応じて見出、条件、列挙といった3種類のフォルダを組み合わせてデータをわかりやすく管理することができます。また、集計されたデータはHTML形式で出力することができ、JavaScriptを利用することでブラウザ上でデータを加工することができます。

Qlik Sense

qlikq
HPより

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Qlik Senseは、拡張知能がシステムに組み込まれたBIツールです。インサイト提案が自動化することができ、今まで気付くことが難しかった課題の発見に役立ちます。また、SaaSやハイブリッドマルチクラウドなどによるクラウド形態のシステムのほかに、オンプレミス形態のシステムの提供もおこなっているサービスです。

Tableau Online

table online
HPより

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Tableau Onlineは、企業規模の成長に応じてユーザーを追加できる完全クラウド型のBIツールです。「データに聞く」機能では、知りたい情報について質問形式で入力することで自動的に必要なデータを抽出して図表で示してくれます。また、社外からでも分析環境にアクセスすることができるため、情報共有をスムーズにおこなうことができます。

The Yellowfin

yellowfin
HPより

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The Yellowfinは、自動分析機能やストーリーテリング機能を備えたBIツールです。データが更新された際には、ユーザーの役職に合わせて自動的に精査し、重要な情報のみを通知をしてくれます。そのため、膨大な情報のなかでも重要な情報を見落とす心配がなくなります。また、ストーリーテリング機能は、新着情報を反映したレポートの作成やプレゼンテーションをスピーディーに作成するのに役立ちます。

Zoho Analytics

zoho
HPより

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Zoho Analyticsは、データを視覚的に示す図表やダッシュボードを数分で作成することができるBIツールです。特に、ダッシュボードやレポートは、ドラッグ&ドロップの使いやすい操作で手軽に作成できます。また、作成したレポートはオンライン上で安全に共有することができ、コメント追加機能で意見や感想を残すことができます。

迷ったら確認!BIツールの選び方

システム展開する男性
©Billion Photosi – shutterstock

ここまで、おすすめのクラウド型BIツールを紹介してきました。しかし、いざツールを選ぶとなると、どういった視点で選べばよいか迷う方も多いのではないのでしょうか。ここではBIツールを選ぶときのポイントを6つ紹介します。選ぶ際の参考にしてみてください。

料金体系

自社がBIツールを導入するにあたって、投資できる予算はある程度決まっていることでしょう。まずは、予算とのバランスを考えて選ぶようにしましょう。

特に、クラウド型BIツールの場合、利用するユーザー数に応じて月額料金が変わるサブスクリプション方式の料金形態が多いです。そのため、自社の利用人数を把握したうえで月々の利用料金を算出し、予算内に収まるものを選ぶことが重要です。また、サーバーライセンス方式の料金体系であれば、同時に利用するアカウント数やデバイス数によって課金がされるので、複数人で利用する場合におすすめです。

合わせて、クラウド型BIツールの分析にはデータを自社のデータを取り込む必要があります。サービスによっては保存できるデータ量によって利用料金が変わる場合もあるため、利用したいデータ量とも予算を照らし合わせながらBIツールを選びましょう。

搭載されている分析機能

提供されているサービスによって利用できる分析機能は異なります。必要な分析機能が備わっていなければ、適切な分析結果を得ることができません。反対に、高度な分析機能を多く備えたBIツールを導入したけれど、あまり活用しない機能が多く無駄なコストを払っていたといったケースもあります。
自社がBIツールを導入する目的を明らかにし、自社がおこなっていきたいデータ分析ができる製品を選ぶことが大切です。

データのバックアップ

BIツールで収集したデータは、企業の経営戦略につながる非常に大切な情報です。
クラウド型BIツールを利用する場合、クラウド上にデータをアップロードすることになります。そのため、何かしらのアクシデントで貴重なデータが失われないようにバックアップ体制が整えておくことも重要です。
バックアップがおこなわれるタイミングや頻度、バックアップにかかる費用についてもしっかり確認しておきましょう。

操作性

BIツールを選ぶ際は、システムが使用者にとって使いやすいUIとなっているかどうかも重要です。操作があまりに難しく、利用者との相性が合わなければ、せっかくのBIツールが導入されても利用が定着しない可能性があります。そういった事態に陥らないようにするためには、無料プランや無料トライアル期間などを活用して実際の操作性を確認してみると良いでしょう。
特に、分析のスペシャリストが自社にいない場合は、専門知識がなくても簡単に操作できるかどうかにお確認しておく必要があります。

サポート体制の有無

BIツールはできることが幅広いので、使い慣れるまでは操作に戸惑う場面も多々あるでしょう。そのようなときもサポート体制が整っていれば、迅速に問題や疑問を解決できます。
サポート内容にはメール相談、電話相談、訪問対応、講習会などがありますが、提供会社ごとにどの段階までサポートしてくれるのかは異なります。また、サポートにかかる費用も異なるので、予算とも照らし合わせて決める必要があります。初めてBIツールを利用する場合は、万が一の場合に備えて、サポート体制が充実したものを選ぶことをおすすめします。

Excelとどう違う?BIツールを活用するメリット

PCスキルを磨く黒人女性
©Rawpixel.com – shutterstock

Excelは、ビジネスで利用するPCに標準で搭載されていることがほとんどです。手軽に活用できることから、とりあえずExcelでデータ管理しているといった企業も多いのではないでしょうか。
ここでは、Excelでのデータ管理とBIツールでのデータ管理の違いを紹介します。

Excelよりも膨大なデータが扱える

Excelは、入力できるデータの容量に限界があります。入り切らなかったデータは、シートを分割して管理することもできますが、データ容量が大きくなると、処理にも時間がかかってしまいます。

一方、BIツールはあらかじめ膨大なデータを管理するために設計されたシステムなので、Excelよりもはるか多くのデータを取り込むことができます。また、複数のシステムデータを統合して活用することも可能です。さらに、大容量データを高速処理することができるため、スピーディーに分析結果を得ることができます。

リアルタイムの状況を把握できる

Excelで作成したデータは、情報を刷新するごとに更新作業が必要になります。
BIツールでは、データを更新がおこなわれると、自動的に最新の情報がデータベースに反映されるので、Excelのように更新作業の手間をかけずにリアルタイムの経営状況を見ることができます。

簡単な操作で高度な分析ができる

Excelをデータ分析に活用する場合、自分で関数を組む必要があるため、複雑な分析をおこなう際には専門知識が必要になったり手間がかかったりします。また、表やグラフの作成も基本的に手作業でおこなわなければなりません

一方、BIツールでは、ドラッグ&ドロップといった簡単操作だけで高度なデータ分析をおこなうことができるシステムがほとんどです。また、分析したデータは簡単にグラフや表にすることができるため、そのときどきで求めている情報を、もっとも見やすい形式で引き出すことができます。

クラウド型のBIツールを活用するメリット

PCを指す初老の男性
©Rawpixel.com.- shutterstock

BIツールには、インターネット上にデータベースを構築するクラウド型と、自社サーバーにデータベースを構築するオンプレミス型があります。ここでは、クラウド型とオンプレミス型の特徴を比較し、クラウド型のBIツールを利用するメリットを紹介します。

スピーディな導入がおこなえる

オンプレミス型のBIツールは自社にサーバーを構築する必要があります。そのため、運用開始に数カ月かかる場合もあります

一方で、クラウド型は基本的にアカウント登録とアプリケーションのダウンロードをするだけで利用が可能になるので、導入にあまり時間がかかりません。システムをスピーディーに導入して使いたい場合はクラウド型BIツールがおすすめです。

運用負担が少ない

従来型のオンプレミス型であれば、ソフトの購入や自社にサーバーの構築が必要となるため導入費用が高額になりがちでした。
一方、クラウド型のBIツールは、初期費用が無料である場合も多く、導入のハードルが低くなっています。

また、オンプレミス型であれば自社でシステムを管理し、バージョンアップやシステムトラブルに対応する必要があります。しかし、クラウド型BIツールでは、バージョンアップやトラブル対応を自動でおこなってくれることも多いため、更新作業に対する人的コストなどの運用負担をかけずに済みます。

情報共有しやすい

オンプレミス型のBIツールでは利用できる端末が限定されることもあります。

しかし、クラウド型のBIツールは、インターネット上にデータベースを構築しているため、インターネット環境があればいつでもどこでも必要なデータを引き出して確認することができます。そのため、社内外問わず情報共有がおこないやすいといったメリットがあります。

自社にあったクラウド型BIツールを選ぼう!

BIツールを導入することで自社のどのような問題を解決したいのか、どのようなデータがほしいのかを念頭に入れておけば、自社にとって最適なBIツールを選ぶことができます。企業で蓄積してきたデータをBIツールで有効活用し、自社の利益拡大に役立てていきましょう。

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