ちょい早!2020年IPOしたSaaS企業まとめ(11/17更新)

今年も、年の瀬が迫ってまいりました。いろいろなところで1年の振り返りがおこなわれていることでしょう。トルテオ編集部では、1年の振り返りとして「今年IPOした企業のまとめ」をおこないます。コロナ禍でもIPOを果たした企業には、どのような特長が見られるのでしょうか。SaaS企業に注目してお届けします。

2020年、コロナと経済の動き

2020年は、何をおいても「コロナ」の年だったのではないでしょうか。

2020年1月に日本で初の感染者が確認され、2月には集団感染が発生したダイヤモンドプリンセス号が横浜に入港し、国内でも一気に危機感が高まっていきました。

4月には緊急事態宣言がおこなわれ、私たちの生活・働き方は一変しました。

日経平均株価の動き

景気を把握するための経済指標として日経平均があります。
日経平均の動きに目を向けると、この数年20,000円を超える高水準で推移していました。

2020年2月後半から下降傾向に入り、3月19日に16,553円と今年一番の底を迎えました。
これは、3月13日に成立した新型コロナウイルス対策の特別措置法による緊急事態宣言の発出や、当時ヨーロッパなどでおこなわれてた「ロックダウン」が実施されるかもしれないという、危機感が高まったものと思われます。

日経平均株価の動き
トルテオ編集部

コロナ禍でのIPO

生活面や経済面でも大きな変動があった2020年。そのような年にもIPOを果たした企業があります。2020年のIPOにはどのような傾向が見られるのでしょうか。

2020年IPOは80社の見通し

まずは、IPO企業の数を見ていきましょう。

2018年はIPOした企業は95社、2019年は90社に対して、2020年は80社の見通しとなっています。この数年では、IPOした企業が一番少ない年となりました。
この要因は、やはりコロナの影響と言わざるを得ないでしょう。

IPOを中止した企業が12社あり、そのうち11社が3月〜4月のIPOを予定していました(IPO中止11社のうち1社は12月に改めてIPO予定)。

中止の背景は各社さまざまな事情があるでしょう。
しかし、新型コロナウイルス対策の特別措置法の成立や緊急事態宣言などの時期を同じくしてIPOを中止したということを考えると、コロナの影響によって事業計画の変更を余儀なくされたり、事業計画の実行における不確実性が高まったりしたためと考えられます。

情報通信業・サービス業が7割を占める

2020年IPO企業は、その7割が情報通信業・サービス業になる見通しです。

情報通信業は、2000年代以降、IPO企業が多く誕生している業種の1つです。システムの受託開発をおこなう企業だけではなく、AI技術を使ったサイバーセキュリティサービスや、画像認識ソフトウェアなど新しい技術を活用したIT企業もIPOを果たしています。

サービス業では、保育・介護・葬儀などの福祉領域で事業を展開する5社がIPOをしており、昨今の少子高齢化マーケットに対する市場の拡大・期待が伺えます。

コロナ禍でのIPO
トルテオ編集部

2020年にIPOしたSaaS企業まとめ

それでは、2020年にIPOしたSaaS企業を紹介していきましょう。
本記事の公開以降にもIPOを予定しているSaaS企業があります。それらの企業は、IPOした後に情報を公開していきます。

KIYOラーニング株式会社

KIYOラーニング株式会社
HPより

KIYOラーニング社は、個人向けオンライン資格講座「STUDYing(スタディング)」や法人向け社員教育クラウドサービス「AirCourse(エアコース)」を提供しています。

STUDYingでは、中小企業診断士や司法書士・社会保険労務士、宅建士、税理士などの仕事に役立つ資格講座を提供しています。
AirCourseは、社員教育用のe-ラーニングシステムで、企業に動画を通じた教育研修の仕組みを提供しています。

同社のクラウドサービス
AirCourse(エアコース)

株式会社アイキューブドシステムズ

株式会社アイキューブドシステムズ
HPより

アイキューブドシステムズ社は、モバイルデバイス管理(MDM)のクラウドサービス「CLOMO MDM」を提供しています。
MDMというニッチな業界ながら9年連続シェアNo.1を獲得しており、隠れた優良企業といえるでしょう。

コロナによるテレワークの拡大などで、企業は従業員が家でもセキュアに仕事ができるよう貸与PCやスマホなどの管理が必要となります。このような時に、同社のCLOMO MDMが役に立ちます。

同社のクラウドサービス
CLOMO MDM

日本情報クリエイト株式会社

日本情報クリエイト株式会社
HPより

日本情報クリエイト社は、1994年に設立された不動産×ITを推進する企業です。建築見積システム「見積革命」のリリース以降、建築・不動産業界に関する業務システムの開発を行っています。

従来、不動産取引において重要事項説明(重説)は対面が原則とされていました。しかし、2017年よりオンラインでの重説が可能になりました。それに対応してオンライン重説を可能にするIT重説ツールの提供を開始しています。

同社のクラウドサービス
非対面仲介サービス
IT重説ツール
賃貸営業支援システム

トヨクモ株式会社

トヨクモ株式会社
HPより

トヨクモ社は、サイボウズ社の100%子会社として設立されました。サイボウズ社が提供する業務改善プラットフォーム「kintone」に関連するサービス開発をおこなっています。それに加えて、自社サービスの「安否確認サービス2」も提供しています。

近年では、台風や大雨などの自然災害が相次ぎ、2020年にはコロナという感染症の拡大がありました。このようなリスクに対して企業は、事業継続計画(BCP)の取り組みの必要に迫られています。「安否確認サービス2」は企業のBCPの取り組みに貢献をしてくれます。

同社のクラウドサービス
安否確認サービス2

rakumo株式会社

rakumo株式会社
HPより

rakumo社は、Google WorkspaceやSalesforceの拡張サービス「rakumoシリーズ」を提供しています。

Google Workspaceはグーグル社が提供しているグループウェアで、Salesforceはセールスフォース社が提供している営業支援システムです。いずれも世界的に大きなシェアを獲得しており、利用者は数十万〜数百万にのぼります。

rakumoシリーズでは、Google Workspaceが提供していない稟議・経費精算・勤怠管理などを保管することができたり、Salesforceとカレンダー連携をして訪問予定や設備予約などの管理をおこなうことができます。

同社のクラウドサービス
rakumo for Google Workspace
rakumo for Salesforce

株式会社タスキ

株式会社タスキ
HPより

タスキ社は、2013年に設立し、不動産分野を中心に事業を展開してきました。

タスキLive Manaでは、住宅・ホテルなどの土地活用、タスキFundsでは、一口10万円から始められるオンラインクラウドファウンディングをおこなっています。さらに、タスキPayDayという給与前払いサービスの提供も開始しました。

従業員は働いた給与を即時受け取ることができるサービスで、企業側は準備金や導入費用0円で開始ができます。給与受け取りの自由度が高まることで、採用力の向上や福利厚生の充実が図れます。

同社のクラウドサービス
タスキDayPay

日通システム株式会社

日通システム株式会社
HPより

日通システム社は、勤怠管理を中心とした人事管理・給与計算・健康経営などを統合した人事向けクラウドサービスを提供しています。

クラウド勤怠管理「勤次郎Smart」は、1アカウント200円というお手頃な料金でありながら、さまざまな打刻方法に対応しており、いろんな就業形態で利用ができます。

また、近年注目が集まっている健康経営にも取り組んでおり「ヘルス×ライフ」というサービスを提供しています。従業金の健康増進が生産性の向上や離職防止に貢献するという観点から、ストレスチェックやストレス分析、検診結果の分析などを提供しています。

同社のクラウドサービス
勤次郎Enterpriseシリーズ
ヘルス×ライフ

2020年IPO予定企業

例年12月は、企業のIPOが、ほかの月に比べて多くなります。

その理由は、IPOまでには多くのプロセスを経る必要がありその年の後半に偏ってしまうことや、12月に決算を迎える企業が多いこと、年内にIPOしたいという思惑が働くことなどが挙げられます。

今年も、12月にIPO予定の企業が12社あります。2020年のIPO企業が80社とすると15%が12月に集中していることになります。
本記事公開以降の11月後半のIPO予定企業も含めると、SaaSの企業では、以下の企業がIPO予定となります。

  • アララ株式会社(11/19予定)
  • 株式会社ジオコード(11/26予定)
  • 株式会社スタメン(12/15予定)
  • かっこ株式会社(12/17予定)
  • ビートレンド株式会社(12/17予定)
  • 株式会社プレイド(12/17予定)
  • 株式会社ココペリ(12/18予定)
  • 株式会社ヤプリ(12/22予定)

これらの企業については、IPOをした後に情報を公開していきます。

IPO企業でトレンドを世の中のトレンドを掴もう

少し早いですが、今回は2020年IPOしたSaaS企業を紹介しました。

今年は「コロナ」という大きな危機が世の中を席巻し、私たちの生活は激変しました。
企業においては、事業計画や働き方を変えざるを得ない状況となり、やむなくIPOを中止した企業も例年より多くありました。

このような景況感の中でもIPOを果たした企業では、AIや画像認識という新たなテクノロジーに取り組む企業や、保育・介護・葬儀などの福祉関連が目を引きました。

また、音楽などの著作権管理をおこなうNexTone社、SNSなどの投稿監視・誹謗中傷対策をおこなうアディッシュ社などは、時勢を捉えた事業を展開しており、今後の成長に期待ができます。

来年はどのような企業がIPOを果たすのか、経済ニュースをキャッチしトレンドを掴みましょう。

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