【3年間の運用実績】中長期の発展を前提とした”スモールスタート運用”のすゝめ #SaaS導入ストーリー(ASTERIA warp×スターティアホールディングス)

デジタルマーケSaaS『Cloud CIRCUS』の提供から、オフィスのITインフラの構築まで、中小企業を対象にITを通じた経営課題の解決に導くスターティアホールディングス。同社はグループ各社・各部署のデータの管理工数を減らし、またシナジーを生むべく、データ連携ミドルウェア『ASTERIA Warp』を導入。EAIを活用するうえで大切にしていることを聞いてみました。

EAI(Enterprise Application Integration/企業内アプリケーション統合)ツールは近年、これまでばらばらに管理されていた企業内データを一元管理し、さまざまな経営課題の解決に役立てられるものとして注目されています。一方で、システム導入にあたり、必ずしも当初想定していた活用ができるわけではありません。

今回は2017年12月にEAIツール『ASTERIA Warp』を導入し、約3年に渡りその活用を続けているスターティアホールディングス社の金井さんへのインタビュー。データ連携システムとの中長期の付き合い方として、参考にしてみてください。

ASTERIA Warp|サービスはこちら

膨大なデータ出力を、誰でも使用可能で汎用的な形へ

トルテオ編集部

−− 当時、データ連携ツールの導入に至った経緯を教えてください。

金井さん:ASTERIA Warpの導入前はMicrosoft Accessを使用して大量のデータを抽出したり、取り扱えるデータ量に制限があることなどから他のデータベースにエクスポートしたりと、データや開発環境の管理にかなりの負荷がかかっていました。その他にも、各担当者が自身のPCで開発に着手するためバージョンの管理が属人的になり、データの扱いに関して技術的な汎用性がないことに課題を感じていました。

そのような「業務効率化」と「管理体制の強化」のニーズに加え、元より「企業内データの分析と活用」もテーマとして挙がっていたこともあり、データ連携ツールの導入に向けて検討し始めました。

−− ASTERIA Warpへの選定の決め手は何だったのでしょうか。

金井さん:導入前は丸一日かかっていたデータの抽出処理を1時間で完了できるといった「データの処理速度」など基本的なスペックももちろん考慮しましたが、「UIのわかりやすさ」と「サポートの充実」も同様に決定の後押しとなりました。

「UIのわかりやすさ」に関しては、コーディング色の強い操作は必要なく、エンジニアの知見が深くなくとも使いやすいことが、「データ管理の属人化を回避する」という当初の目的にも適っていました。実際にハンズオンセミナーにも参加して、運用担当者の使用感を確認しながら検討を進めていきました。中長期的な活用を前提とする際、「運用担当者が使いやすいこと」がもっとも大切な軸の一つだと思っていたからです。

ASTERIA Warpの導入後、パナソニックインフォメーションシステムズ社による「サポートの充実」も決め手の一つです。アステリア社から事前に紹介をいただいた際にフィーリングの確認はできていたため元より信頼感はありましたが、実際に運用を開始してからも都度明確かつ誠実なサポートを受けられており、満足しています。

本質的なシステムの活用は、”スモールスタートの積み重ね”の先にある

トルテオ編集部

−− 実際にASTERIA Warpを導入して、いかがでしたか。

金井さん:導入前の課題感として持っていた「業務効率化」「管理体制の強化」に関しては、十分な結果が得られたのではないかと思っています。実際に定型処理の実行時間はおよそ5分の1に抑えることができ、これまでバラバラのツールで出入力しながら管理していたデータをASTERIA Warp1つで管理できるようになったため、管理や開発の属人性も排除することができています。

しかし、ツールに期待していたことをすべて実現できたわけではありません。例えば、当初ASTERIA Warpを活用してERP、CRMと連携した顧客向けポータルを構想していましたが、アクションを進めていくうちに別の方法が適切ではないかということがわかり、そちらに切り替えるということもあります。
大切なのは、一つひとつ小さな案件を積み重ねて、自社にとって適切な運用を見出すこと。システム導入当初から、ERPとCRM間の相互連携、CRMとMAツールの連携によるデータの活用、社外サービスとのAPI連携などを細かく積み上げてきましたが、いま、ようやく「社内の基盤を支えている」という実感を持つことができています。

−− 社内では、どのような変化がありましたか。

金井さん:導入当初はシステムの管理者や部署の責任者とのコミュニケーションがほとんどで、裏側でシステム間の連携を進めていくのがメインでした。最近では、販売管理などの部署で現場メンバーからの依頼が増えてきたという変化があります。例えば、ERPのパッケージでは補完しきれない機能としてkintoneを利用する際、kintone側にキー情報を連携できないかというような形で、「○○と○○をデータ連携できないか」という発想を現場メンバーが身に着けてきていると感じています。依頼が増える分、私たちは大変ではありますが(笑)、ASTERIA Warpが可能にするデータ連携が社内の「当たり前」になりつつあることを実感できているのは、担当者としてのやりがいにつながっています。

スモールスタートに進めるからこそ、持続的な打ち手が取れる

トルテオ編集部

−− 導入や運用にあたり、苦労されたことはありましたか。また、それらをどのようにして乗り越えたのでしょうか。

金井さん:運用には常に課題解決がつきものではありますが、ASTERIA Warpをどの基盤で運用すべきかという課題には当時向き合っていました。膨大なデータを集計したり抽出したりするので、クラウドを選択するにしろオンプレミスを選択するにしろ、ある程度のスペックは必要です。

結論としては、最初は導入事例が多く、安定して作動するシミュレーションができていたことからオンプレミスの仮想環境でスタートしました。その後、運用の実績が出始めてからクラウド型のサーバーに切り替えています。

こうした選択の際にも、まずはスモールスタートでやることを意識しました。システム導入の際には目的を持つことはもちろん大切です。一方で、あまりにも現実と遠い目的を意識しすぎてしまうと、目の前の取るべき行動がわからなくなったり、運用が頓挫したりしてしまいます。「まず達成したいことは何か」という小さなゴールから設定することで、そのためには「どのくらいのメモリが必要で」、「どのくらいのスペックのサーバが必要で」、というように、目の前の行動が具体的になります。繰り返しですが、ASTERIA WarpのようなEAIツールの運用には、このように小さくはじめて、積み重ねることが大切ではないかと思います。

今後も続く運用体制を見据えて、学び続ける

トルテオ編集部

金井さん:いま、私が注力していることの一つは、運用のルール整備です。現在は私を含む少人数での運用なので大きな混乱は生じていませんが、今後も中長期的に運用していくにあたり、再現性のある体制の構築は不可欠なテーマです。もし何らかの形で私がシステムの管理からはずれても、スムーズに後任に引き継げるようなルールや体制の設計を模索しています。

こうした「正解」のないテーマに関しては、アステリア社の主催するASTERIA Warp Developers Online Festaのようなイベントや、他社を含む「Slackコミュニティ」といった、ASTERIA Warpが提供する学びの場が大変役に立っています。最先端の企業事例をインプットしたり、他社の過去事例を参照したりすることで、自社の運用にも活用できるアイデアを得ています。

今後もデータやシステム間の連携を通じて、社内でより良いシナジーを生んでいくべく、小さな改善を積み重ねていきます。

インタビューを終えて

いかがでしたか。データ連携システムの導入と運用は、関わるステークホルダーの多さから、大変というイメージも強いのではないでしょうか。EAIのようなシステムだからこそ、「スモールスタートで始める」ことは目の前のやるべきことを明確にし、継続的に運用していく秘訣なのではないかと思いました。ぜひ、今後中長期的にSaaS・クラウドサービスの運用をおこなっていく際、参考の一つにしていただけたら幸いです。

今後も #SaaS導入ストーリー では課題の発見や各SaaS・クラウドサービスの比較・検討段階から、サービスの効果を高める活用法などの応用的な内容や、上司へのYES取り、ベンダーマネジメントといったtipsまで、実際の企業事例をもとに紹介していきます。
次回の更新も楽しみにお待ちください!

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