HSS×Zoomの機能連携に見るSaaS経済圏 #SaaSトレンド

社員の健康状態を一元管理する健康管理クラウドサービス「HSS(ヘルスサポートシステム)」を提供するウェルネス・コミュニケーションズ社が、Web会議ツール「Zoom」との連携開始を発表しました。今回のSaaS間の連携事例から、ヘルスケアテック系SaaSやWeb会議ツールの特徴やトレンドに着目します。

社員の健康情報を一元管理|『HSS』とは

PR TIMESより

「HSS(Health Support System/ヘルスサポートシステム)」は、健康データをはじめとする社員の健康情報を一元管理することで、企業と社員の健康をサポートする健康クラウドサービスです。

『健康経営』といった考え方が生まれているように、従業員の健康管理は企業経営においても注目されているテーマの一つです。そのトレンドの中で、HSSを活用することでどんな効果が得られるのかを紹介します。

HSSでは何ができるか

社員の健康情報といっても、「健康診断結果」、「ストレスチェックデータ」、「就労データ」など、データの種類は多岐に渡ります。HSSを活用することで、以下のような健康管理の効率化を実現します。

①システム活用で、ペーパーレス化を実現

これまではさまざまな健康データが、それぞれのフォーマットのもと紙で管理されているのが一般的でした。HSSは個々の健診データを同一のフォーマットで一元化し、紙面での管理を不要になります。どうしても紙の管理や移動が伴っていた健康情報を、Webで情報の閲覧や管理ができるのは管理工数の削減につながります。

②在宅勤務者への適切なフォローを実現

在宅勤務者に対しても、プレゼンティーイズム測定(※)の実施やストレスチェックの受検をWeb上でおこなうことができます。今回のプレスリリースの内容にもあるように、Zoomとの連携によってオンライン面談の活用がよりしやすくなり、各種チェック後のフォローを効率的におこなえるようになりました。

※:プレゼンティーイズム
presenteeism。心身の不調によって思うようにパフォーマンスが取れなくなる状況のこと。プレゼンティーイズム測定は、社員がそのような状態にいるかどうかのチェックを指す。

③コストの削減と担当者目線の機能設計

これまで約70万人の健康データの管理、15年以上の稼働実績を誇るサービスです。プランによって従業員1名あたり月額約90円で利用することもでき、実際の産業保健スタッフの生の声を反映させて機能をアップデートしてきました。

④産業医のリソースを最大限に活用

これまでのデータ管理や分析をシステム化することで、産業医などの医療スタッフに、本来時間を割くべき業務に注力していただけます。具体的には、社員との面談や職場巡視など、より重要度の高いことにリソースを使うことができます。

Zoomとの連携により、健康管理業務のさらなる効率化を実現

PR TIMESより

このたび、ウェルネス・コミュニケ―ションズ社が発表したZoomとの連携。オンライン面談を実施する際、これまではHSSとZoomそれぞれのシステムに日程を登録してメールで通知するという工数が発生し、登録日のズレや入力漏れといったヒューマンエラーも起こり得るものでした。

Zoomとのシステム間の連携によって、HSSに面談の予定登録をするとZoomにも自動登録され、該当者へのメール通知も自動でおこなわれるようになりました。当日もHSSに登録した予定からZoomミーティングを起動できるため、わざわざ通知メールから面談URLを探したり、保健指導内容を見直したりする必要もありません。

PR TIMESより

Zoomへの自動連携の方法も、HSS上の面談記録画面で日時登録・面談予約をする際に「オンライン面談」にチェックを入れるというシンプルなものです。実際に従業員から見るUIも「面談開始」ボタンが表示されるため、より感覚的にわかりやすいものになっています。

健康管理とWeb会議ツール。それぞれに見る #SaaSトレンド

©Makyzz – shutterstock

健康管理はまだまだアナログで管理されている分野が多く、近年のシステム導入による業務効率化のトレンドの中でも、デジタル化の流れが他の領域に比べて遅れている傾向にあるようです。一方で、冒頭から触れてきたように、健康経営従業員満足ピープルアナリティクスといった考え方がますます注目されていることからも、従業員の健康管理の重要度はますます上がってくることでしょう。

その点、HSSのような健康クラウドサービスが他社のクラウドサービスとゆるやかに連携を進め、より幅広い企業にとって身近な存在になっていくことは、中長期のトレンドと言えるかもしれません。

そして注目に値するのが、Zoomを筆頭にSaaS経済圏の拡大を進めるWeb面談ツールの可能性です。2020年10月には、Zoomが25社と機能連携し、新興クラウド連合を築いているというニュースも話題になりました。

参考:Zoom、使い勝手向上へ25社連携 slackなど利用可能に|日本経済新聞

5Gの実装も始まり、通信環境がより強固になる中で、立体的なコミュニケーションをもたらす高性能のWeb面談ツールの汎用性は非常に高いと言えます。

Zoom、Webex、Callingなど、それぞれ主要なWeb面談ツールがもたらす他業界とのシナジーには、今後も目が離せません。

「サービス間連携」はSaaS選定の指標の一つに

©photofriday – shutterstock

いかがでしたでしたか。今回は、健康クラウドサービス「HSS」がWeb面談ツール「Zoom」と機能連携を発表したニュースに言及しました。
HSSのように、他領域のSaaSとの機能連携を積極的に進めているサービスは、今後もより利便性を高めていく可能性も高く、サービスの選定・検討時の指標の一つにしても良いかと思います。

ぜひ、新たにSaaS・クラウドサービスを導入される際の参考にしてみてくださいね。

今後もトルテオマガジンでは、こうした最新のSaaS・クラウドサービス情報を発信していきます!お楽しみに。

『HSS』サービスの詳細

本記事は、「PR TIMES」を参照して執筆しました。
参考:健康管理クラウドサービス「HSS」、Web会議ツール「Zoom」と連携開始|PR TIMES

『HSS』の詳細は以下をご覧ください。

【ウェルネス・コミュニケーションズ株式会社】

  • 所在地:東京都港区赤坂1-12-32 アーク森ビル14階
  • 代表者:代表取締役社長 松田 泰秀
  • 事業内容: 1. 健診・人間ドック予約手配及び精算代行事業 2. 健康管理クラウドサービス事業 3. ウェルネス関連情報・配信及びサービス紹介事業
  • URL:https://wellcoms.jp/

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