【かんたん図解】ERPとは?ERPシステムを導入するメリットを解説

ERPとは何のことか知っていますか?「働き方改革」を成し遂げるうえで、多くの企業が無駄な業務の削減や業務の効率化を画策しています。ここではそのための鍵となるERPについてわかりやすく解説します。
ERPにはどのようなものがあるのか、またERPを導入することでどういったメリットがあるのか、働き方改革を成し遂げて、業務を効率化させたい方は必見です。

ERPとは

ERPとはそもそも何のことでしょうか?「働き方改革にはERPパッケージの導入を!」「業務改善にはERP導入が最適」などといわれることがあると思いますが、ERPとは何のことかわからずに読み飛ばしている方も多いでしょう。ここでは、ERPとはどんなサービスなのか、どのような経緯で生まれたサービスなのかを紹介したいと思います。

【かんたん図解】ERPとは

ERPとは
トルテオ編集部

ERP(Enterprise Resource Planning)とは、基幹業務システムのことです。
企業内のヒト・モノ・カネ・情報の動きを管理して可視化し、業務改善ひいては経営効率の向上に活かすことができます。具体的には、顧客情報や会計情報、人事情報などの業務情報をリアルタイムで一元管理することができます。

図中で紹介している顧客管理システム(CRM)は、ERPと混同して捉えられてしまうことがあります。顧客管理システムとの違いを詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。

参考記事:ERPとCRMはどう違う?その違いとそれぞれの強みを解説

【かんたん図解】基幹システムとは

基幹システムとは
トルテオ編集部

基幹システムとは、企業活動をおこなう上で根幹となるようなシステムの総称です。在庫管理システムや会計管理システム、販売管理システムなどが例として挙げられます。これらのシステムを一元管理できるものをERPシステムと呼びます。

ERPを導入するメリット

ERPを導入するメリット
©Elnur – shutterstock

ここまでERPについて紹介してきましたが、そもそもなぜ企業はERPを導入する必要があるのでしょうか?また、実際に企業がERPを導入するとどういったメリットがあるのでしょうか?ここでは、ERPを導入することによって企業が得られるメリットを解説します。

ERP導入のメリット①:業務の効率化

ERPを導入すると、これまでばらばらに管理されていた情報をリアルタイムで一元管理することができます。生産管理システムの在庫データや資材データ、営業システムの顧客データなどがすべて一元管理されるため、情報の連携を迅速におこなうことができます。
また、これまでとは異なり1つのデータベース上で管理されるようになるため、社員全員が必要なデータを集めるための工数が削減されます。それにより、経営者や役員陣が意思決定する際にデータを収集する工数が大幅に削減され、会社自体の意思決定スピード向上にもつながります

ERP導入のメリット②:意思決定の精度を上げる

経営者が意思決定をする際にもERPが一元管理しているデータを利用する場面が多くあります。そのため、多くのERPには経営分析機能が搭載されています。この機能では、組織全体の基幹データを集積・分析し、経営者が求めているデータを取り出すことができます。経営者が求めている情報を取り出せることにより、経営者の意思決定の精度を向上させることにつながります

ERP導入のメリット③:内部ガバナンスの強化

近年、コンプライアンス(法令順守)の強化が求められており、企業内の情報管理や内部統制を綿密におこなう必要があります。コンプライアンスを順守するうえで、「業務の有効性・効率性」「財務報告の信頼性」「法令の遵守」という基準を満たす必要があります。これらの基準を満たすためには、企業内の情報を適切な形で管理し、かつ透明性を担保させなければいけません。
ERPを導入することで、企業内の情報を一元管理できるようになり、組織間での情報のずれの発生を押さえることができます。情報のずれを最小限に押さえることで不正のリスクを減らすことにつながります。

クラウド型ERPシステム

クラウド型ERPシステム
©NicoElNino – shutterstock

ERP業界では、クラウド型のERPシステムが人気を集めています。ここでは、クラウド型ERPとはどのようなものなのか、またクラウド型ERPを導入するとどういったメリットがあるのかを紹介します。

クラウド型ERPシステムとは

クラウド型ERPシステムとは、ベンダーがインターネット上でアプリケーションを提供しているERPシステムのことです。企業はインターネットを通じてERPを導入することができます。そのため、クラウド型ERPシステムは短期間で導入が可能できるため、オンプレミス型に代わって多くの注目を集めています

クラウド型ERP導入のメリット①:コスト削減

従来は主流だったオンプレミス型ERPを導入するとき、社内に新たなソフトウェアやハードウェアを設置するために莫大な費用・運用コストがかかっていました。クラウド型のERPはインターネットを通じてアクセスするため、社内のインフラ整備などにかかる莫大な費用・運用コストを大幅に削減することができます

クラウド型ERP導入のメリット②:常に最新のシステムを利用できる

オンプレミス型のERPシステムの場合、システムアップデートをする際には、営業時間外である休日や夜中にシステム管理者が作業をおこなう必要がありました。また、時と場合によってはこのアップデートがうまくいかず、次の日の営業に支障をきたす場合もしばしばありました。
クラウド型ERPは開発者のサーバーでシステムアップデートがおこなわれるので、アップデートにかかる利用者側の負担が減ります。また、このアップデートも基本的に営業時間外になされるため、企業の営業が阻害されることはめったにありません。このような常に最新のシステムを利用することができます。

クラウド型ERP導入のメリット③:場所と媒体を問わず利用できる

クラウド型のERPシステムはサーバーではなくインターネットを介してシステムにアクセスするため、場所やデバイスを問わず利用することができます。場所やデバイスを問わず利用できることで、従業員はさまざまな場面でリアルタイムな情報を入力・確認することができると同時に、経営者はいつでも基幹情報を見ることができます
しかし、媒体を問わずにアクセスできる以上、情報の堅牢性はクラウド型以外のものに比べて難点が残ります。セキュリティ面での対策に注意してシステムを検討すると良いでしょう

おすすめクラウド型ERPシステム4選

おすすめクラウド型ERPシステム比較表

サービス名 パッケージタイプ 無料トライアル おすすめ企業

SAP

クラウド

大企業向け

NetSuite

クラウド

全企業向け

ZAC Enterprise

クラウド

×

中小企業向け

Microsoft Dynamics NAV

クラウド

×

中小企業向け

SAP

SAP
HPより

➤公式サイトでチェック

  • 財務や人事、サプライチェーン管理、eコマースなど豊富な機能が揃っており、さまざまな業務を管理できるし、効率化できる
  • 製造、流通、小売りなど、幅広い業種で活用されている
  • SAPのCRMやほかのアプリケーションなどと統合が可能

Netsuite

Netsuite
HPより

➤公式サイトでチェック

  • 世界100カ国以上、16,000を超える企業で導入されているERPシステム
  • あらゆる業界、業種に対応した専門ERPを販売
  • 機能カスタマイズの開発や多種多様な機能など、自社に合ったシステムの構築が可能

ZAC Enterprise

ZAC Enterprise
HPより

➤公式サイトでチェック

  • 案件や契約単位で業務が進むプロジェクト型ビジネスに最適化されたERPシステム
  • 工数管理機能と配布計算機能を搭載
  • 経営管理レポートを多数出力可能

Oracle ERP Cloud

Oracle ERP Cloud
HPより

➤公式サイトでチェック

  • 中小企業のERP導入に強みを持つ
  • グローバルに展開するうえで役に立つ機能をもつERPシステム
  • 柔軟なオプション機能があるため、多種多様な事業体に合わせた導入・運用が可能

ERPシステムで業務を効率化させよう

今回はERPの仕組みや導入するメリット、クラウド型ERPシステムについて解説しました。
ERPを導入することで、これまで手間取っていたような業務を大幅に効率化することができます。
この機会にERPシステムの導入を検討してみてはいかがでしょうか。

今回紹介したERPシステムのほかにも、多くのERPシステムがあります。ほかのシステムも比較して検討したい方はこちらをご覧ください。

関連記事:ERPパッケージ21選徹底比較!ERPパッケージ導入の際に意識すべきポイントは?

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