【クイズあり】意外と知らないビジネス敬語|66の言い回し

学生の頃とは違い、ビジネスの世界では社内社外を問わず敬語を使う機会が格段に増えます。そのなかで間違ったビジネス敬語を使っていると、上司やお客様から信頼されなかったり、悪い印象を与えてしまったりします。
今回、友人などと話すときとビジネスシーンで話すときに分けて紹介します。

更新日:2019.9.20

【問題】まずはビジネス敬語のスキルチェック(計6問)

ビジネス敬語を紹介する前に、問題を出題します。
普段何気なく使っている言葉も、ビジネスの世界では失礼にあたることもあります
自分が普段使っている言葉がビジネス敬語として正しいのかを確認するために、力試しをしてみましょう。

【問1】目上の人から指示を受けたときの返答として、もっとも丁寧なビジネス敬語はどれ?

【問1】目上の人から指示を受けたときの返答として、もっとも丁寧なビジネス敬語はどれ?
トルテオ編集部

正解は③の「かしこまりました」です。

「了解しました」よりも「かしこまりました」の方が聞き手にとって、丁寧な表現として伝わるでしょう。普段からラフな会話をしていると、仕事でもふとしたときに使ってしまうものです。ラフな会話をする間柄でも、ふとした会話のなかでも使いこなせるよう、日常的に意識してみましょう。

(例)
「鈴木君、この資料を今日の午後4時までにまとめておいてくれる?」
「かしこまりました。」

【問2】目上の人からフィードバックを頂いたことに対してお礼をするとき、不適切なビジネス敬語はどれ?

【問2】目上の人からフィードバックを頂いたことに対してお礼をするとき、不適切なビジネス敬語はどれ?
トルテオ編集部

正解は③の「とても助かります」です。

「とても助かります」は、上司から部下に対して使うことはありますが、上司や目上の人、顧客に対して使うと失礼であると捉えられてしまうこともあります
不本意に悪い印象を与えてしまわないためにも、失礼に当たってしまうかもしれないということを押さえておくと良いでしょう。

【問3】自分がミスをしてしまい、叱られたに使うビジネス敬語はどれ?

【問3】自分がミスをしてしまい、叱られたに使うビジネス敬語はどれ?
トルテオ編集部

正解は②の「申し訳ございません」です。

納期に遅れてしまったり出社時刻に遅刻してしまったりなど、自分のミスを目上の人から指摘していただいたときに使うビジネス敬語です。この際、自分でミスを自覚していれば、自ら謝りに行くと良いでしょう。
反省の意をしっかりと相手に伝え、改善していくことで信頼を取り戻すことにつながります。

(例)
「○○君、頼んだデータが入っていないよ。」
「申し訳ございません、失念しておりました。すぐに資料を修正し、14時までにお持ちします。」

【問4】忙しい上司に対して依頼をするときに、もっとも丁寧なビジネス敬語はどれ?

【問4】忙しい上司に対して依頼をするときに、もっとも丁寧なビジネス敬語はどれ?
トルテオ編集部

正解は④の「お手すきの際によろしくお願いします」です。

「お手すきの際」とは、「時間があるとき」という意味で使われるビジネス用語です
上司が忙しいことを承知のうえでお願いしているという意思を伝えることで、できるだけ不快な思いをさせずに済むでしょう。なお、期限があるときは「いつまでに対処してほしい」という日程まで一緒に伝えると良いでしょう。

(例)
「吉田さん、お忙しいところ大変恐れ入りますが、こちらお手すきの際によろしくお願いします。」

【問5】相手の名前を尋ねるときに使うビジネス用語はどれ?

【問5】相手の名前を尋ねるときに使うビジネス用語はどれ?
トルテオ編集部

正解は③の「失礼ですが、お名前をお伺いしてもよろしいでしょうか」です。

相手の名前を尋ねるときは、初対面の場合でも「失礼ですが」と前置きをするようにしましょう。場合によっては、初対面でも名前を把握していないと、不快な思いをさせてしまうこともあります
しかし、こちらも人間なので、名前を把握できていない時もあるでしょう。そんなときは、失礼だと感じていることを伝えたうえで名前を尋ね、今後忘れないように注意しましょう。

【問6】目上の人の意見に対して反対するときに使うビジネス敬語はどれ?

【問6】目上の人の意見に対して反対するときに使うビジネス敬語はどれ?
トルテオ編集部

正解は②の「そのご意見には賛成しかねます」です。

目上の人の話を聞いて、必ずしも納得がいかないこともあるでしょう。そうしたときは自身の考えを伝える必要がありますが、反論をするときは特に伝え方に気を配る必要があります。
目上の人と相反する意見を主張する場合、相手に対する配慮を示しながら反対の立場であることを伝えるようにしましょう

(例)
「おっしゃることはよくわかりますが、そのご意見には賛同しかねます。」

ビジネス敬語クイズまとめ

いかがでしたか。簡単なビジネス敬語に関する問題だったので、全問正解できたかもしれません。
こうした些細な心配りができると、ビジネスの世界で円滑にコミュニケーションを図ることができます。

ビジネス敬語は出題した問題のほかにも数多く存在します。今回は、シチュエーションごとにビジネス敬語を紹介していきます。

ビジネス敬語シーン別言い回し:挨拶編

ビジネス敬語シーン別言い回し:挨拶編
©Atstock Productions – shutterstock

ビジネスの世界でも普段の生活と同じで挨拶は欠かせません。むしろ、普段以上に第一印象に心掛けて、信頼関係を築いていく必要があります
明るい笑顔に加え、正しい敬語で挨拶することで、相手に良い第一印象を与えられるようにしましょう。
「挨拶くらいできるよ」という人も、その敬語は意外と間違っていたりすることもあります。
今一度、普段使っている言い回しを敬語に直すとどうなるかを確認しておきましょう。

普段の言い方 ビジネス敬語での言い方

おはよう

おはようございます

(おはよう以外の挨拶)

お疲れ様です

ただいま

ただいま戻りました
戻ってまいりました

先に帰るね

お先に失礼いたします

元気?

お元気ですか
お元気でいらっしゃいますか

その後どう?

その後いかがですか
その後いかがお過ごしですか

久しぶり

お久しぶりです
ご無沙汰しております

はじめまして、〇〇です

はじめまして、〇〇と申します
初めてお目にかかります、〇〇と申します

これからもよろしくね

今後ともよろしくお願いいたします
今後ともお引き立ての程、よろしくお願いいたします

OK
了解

承知しました
かしこまりました

ビジネスシーン別言い回し:お礼編

ビジネスシーン別言い回し:お礼編
©Andrey_Popov – shutterstock

どれだけ感謝の気持ちを伝えたとしても、間違った敬語を使うと気持ちが伝わらないだけでなくビジネスの世界では失礼にあたってしまうこともあります。
相手の厚意に対して正しい敬語で丁寧に感謝の気持ちを伝えることで、より相手に感謝の気持ちが伝わります。

普段の言い方 ビジネス敬語での言い方

ありがとう

ありがとうございます
感謝しております

本当にありがとう

誠にありがとうございます
心より感謝申し上げます
お礼の申し上げようもありません

気遣ってくれてありがとう

お気遣いいただきありがとうございます
ご配慮ありがとうございます
ご親切にありがとうございます

教えてくれてありがとう

ご指導いただきありがとうございます
ご教示いただきありがとうございます
ご忠告痛み入ります

手伝ってくれてありがとう

ご協力ありがとうございます
ご支援ありがとうございます
お力添えをいただきましてありがとうございます
ご尽力をいただきましてありがとうございます

すみません

恐れ入ります
恐縮です

おかげで

おかげさまで
お力添えいただき

嬉しい

嬉しく思います
誠に嬉しく存じます
感激しております

ビジネス敬語シーン別言い回し:お詫び編

ビジネス敬語シーン別言い回し:お詫び編
©TypoArt BS – shutterstock

ミスや失敗は誰にでもあることです。どれだけ成果を上げているビジネスパーソンでも、ときに失敗はすることもあります。そのときは自分の失敗を素直に認め、心を込めて謝罪しましょう。その誠意を通常の言葉よりも丁寧に表現できるのが敬語です。間違った敬語を使っていると、反省やお詫びの気持ちが伝わるどころか、相手を苛立たせたり、不快にしてしまうので注意しましょう。

普段の言い方 ビジネス敬語での言い方

ごめんね

すみませんでした
失礼いたしました
申し訳ありませんでした

本当にごめんね

大変申し訳ございませんでした
心よりお詫び申し上げます
お詫びの言葉もありません

反省してるよ

反省しております

本当に反省してるよ

深く反省しております
猛省しております

残念だ

残念でなりません
誠に遺憾です

私のせいだ

私の責任です
不徳の致すところです

恥ずかしい

お恥ずかしい限りです
慚愧の念に堪えません

言い訳もできない

弁解の余地もございません
申し開きのしようもございません

注意不足だった

不行き届きでした

うっかりして

迂闊にも

心配かけたね

ご心配をおかけしました
ご迷惑をおかけしました

大目にみてよ
許して

ご容赦ください
お許しくださいませ
ご寛容くださいますようお願い申し上げます

これから気をつけるね

今後気をつけます
以後、このような事がないようにいたします

面倒をかけちゃって

お手数をおかけして
ご迷惑をおかけして
ご面倒をおかけして

ビジネス敬語シーン別言い回し:依頼編

ビジネス敬語シーン別言い回し:依頼編
©fizkes – shutterstock

仕事をするうえで、目上の人に対してこちらからお願いごとを伝えるのはなかなか勇気がいるもので、特に新人の時はためらってしまうものですよね。
しかし、お願いをしなければならない機会は多く発生します。敬語を正しく使えると、上司やお客様も気持ちよく受け入れてくれるでしょう。

普段の言い方 ビジネス敬語での言い方

お願い

お願いします
お願いいたします

よかったらお願い

もしよろしければ、お願いたします
差支えなければ、お願いいたします

勝手なお願いなんだけど

身勝手なお願いとは承知しておりますが・・・

~してくれる?

~していただけますか
~していただけますでしょうか

~してくれると嬉しいなぁ

~していただけると幸いです

~してくれたらなぁ

~していただければと存じます

手伝ってくれない?

お力添えいただけませんか

考えといてくれる?

ご検討いただけますでしょうか

連絡待ってるね

ご連絡をお待ちしております

見てほしいものがあるんだけど

見ていただきたいものがあるのですが・・・
ご覧に入れたいものがあるのですが・・・

暇なときにお願い

お時間がある時にお願いいたします
お手すきの際にお願いいたします

来てくれない?

お立ち寄りください
お越しいただけますか
ご足労願えますか
ご臨席賜りますようお願い申し上げます

いつ空いてる?

ご都合のよろしい日時を教えていただけますか

貸してくれる?

貸していただけますか
拝借できますか

ビジネス敬語シーン別言い回し:質問編

ビジネス敬語シーン別言い回し:質問編
©Odua Images – shutterstock

「聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥」という言葉があります。お客様や上司にわからないところを質問して解決することは良いことです。むしろ目上の人に聞いて学べれば成長のチャンスです。
正しい言葉遣いで丁寧に質問すれば、きっと温かく教えてくれるはずです。臆せずにどんどん質問しましょう。枕言葉(恐れ入りますが、申し訳ございませんが、など)+疑問形で伝えると良いでしょう。

普段の言い方 ビジネス敬語での言い方

いま、いい?

ただいま、よろしいでしょうか
少しお時間よろしいでしょうか

ちょっと聞きたいことがあるのだけど

少々お伺いしたいことがあるのですが・・・
少々お尋ねしたいのですが・・・
つかぬことを伺いますが・・・

教えて

お教えいただきたく思います
ご教示お願いいたします

忙しいかもしれないけど教えて

お忙しいところ恐縮ですが、教えていただけますか

~ってことでいいんだよね?

~ということでよろしいでしょうか
~という解釈でよろしいでしょうか
~と理解しておりますが、お間違いないでしょうか

もっと詳しく説明して

もう少し詳しいご説明をいただきたいのですが・・・

どう思ってるの?

どのように思われますか
どのようにお考えですか

~って知ってる?

~についてご存知でしょうか

質問ある人いる?

ご質問がある方はいらっしゃいますか

~について聞いてもいい?

~についてお聞きしてもよろしいでしょうか
~についてお伺いしてもよろしいでしょうか

名前は?

失礼ですが、お名前をお伺いしてもよろしいでしょうか
大変恐縮ですが、お名前をお教え願えますか

ビジネス敬語シーン別言い回し:反論編

ビジネス敬語シーン別言い回し:反論編
©fizkes – shutterstock

間違った言葉遣いで目上の方に反論してしまうと、不快な思いをさせてしまうことがあります。
目上の人が間違っていたり、反論したりしたいときは、できるだけ相手の意見を尊重しつつ、丁寧な言葉で自分の意見を伝えると良いでしょう
決して目上の方に責任を押し付けて否定的な表現で伝えるのではなく、建設的な議論で解決策を提示するようにしましょう。

普段の言い方 ビジネス敬語での言い方

言いたいことはわかるんだけど

おっしゃることは良くわかりますが・・・

違うよ

そのあたりは意見が分かれるところですね・・・
なにか別の選択肢はないでしょうか・・・

~のほうが正しいんじゃない?

私の記憶違いでしたら申し訳ないのですが、~ではないでしょうか

いらない

遠慮しておきます
ご遠慮申し上げます

できない

できかねます
致しかねます
ご要望に沿うことができません
見送らせていただきます

もう時間がない

もう時間がございませんので・・・
期日が差し迫ってまいりましたので

わたし的には

私としましては
私の考えを申し上げますと
おっしゃるとおりですが、私の意見としましては・・・

言いにくいんだけど

大変申し上げにくいのですが
誠に僭越ながら、言わせていただきますと・・・

その意見には反対かな

そのご意見には賛成しかねます

今忙しいんだけど

今、手がふさがっておりますので・・・
今、立て込んでおりますので・・・

状況に合った正しいビジネス敬語を使いこなそう!

状況に合った正しいビジネス敬語を使いこなそう!
©4 PM production – shutterstock

いかがでしたか。ビジネス敬語は難しいと感じる人が多いと思いますが、ビジネス敬語をしっかりと使いこなしてこそ立派なビジネスパーソンです。また、丁寧な言葉遣いを心掛けることで、相手との信頼関係を築くことができます。そうすると、自然とチャンスが舞い込んでくるでしょう。
ただ、敬語をつかうことばかりが必ずしも良いとは限りません。形式的な言葉遣いだと、堅苦しい印象を与えてしまうこともあります。ビジネスの世界でもコミュニケーションが重要です
状況に応じて言葉遣いを選び、社会人として円滑なコミュニケーションを図っていきましょう。

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