CRM「Vtiger」の評判や機能、料金は?日本語版のインストールも!

近年、CRM(顧客管理システム)を利用する企業が増加しています。
この記事では、CRMツールの一つである「Vtiger CRM」について紹介します。Vtiger CRMは、オープンソースのCRMで、無料で利用することが可能なツールです。この記事では、Vtiger CRMの特徴や料金、また近年実装された日本語対応についても紹介します。Vtiger CRMの詳細について理解することで、CRMツールを検討や選択する際の候補となるかもしれません。

更新日:2021.8.27

Vtiger CRMとは

vtiger CRM
HPより

Vtiger CRMとは、インドにあるVTigar社が中心となって開発を進めているオープンソースのCRMです。オープンソースとは、ソースコードを公開しているソフトウェアを意味します。誰でもアクセスでき、再利用や修正、拡張を自由におこなうことが可能です。

Vtiger CRMは、世界で30万社以上が利用しており、ビジネスをグローバルに展開しているため、信ぴょう性も高いといえるでしょう。

2020年8月にVtiger CRMのクラウドバージョンである「Vtiger Cloud CRM V8」がリリースされました。そして、同年11月に「Vtiger Cloud CRM V9」が最新版として公開されています。

Vtiger Cloud CRM V9は、高速なユーザインタフェースやAIによる拡張機能を備えているため、業務効率の向上に役立ちます。
また、新しいモバイルアプリや500以上のビジネスアプリケーションと統合させることで、場所や時間を問わずVtiger Cloud CRM V9を利用することができるでしょう。

Vtiger CRMの4つの特徴

パイロット・セールス・サポート・All-in-oneの4つのエディション

Vtiger Cloud CRM V9の特徴として、パイロット・セールス・サポート・All-in-oneの4つのエディションがあります。ここからは、それぞれについて紹介します。

パイロットエディションは、永年的に無料で使用できることが最大の特長であり、よりよい商品の販売方法やクライアントとの信頼関係の構築、自社の成長の加速を支援します。最大のユーザー数は10、最大レコード数は3000と制限はあります。
まずはパイロットエディションを利用してみて、自社のニーズに合わせてほかのエディションへと変更させていくこともおすすめといえるでしょう。

セールスエディションでは、営業メンバーの生産性を高めることで、多くの取引を成立させ、販売効率や売上の向上が期待できます。
たとえば、Webサイト、メール、ソーシャルメディアなどから、販売が見込める客や問い合わせ情報の収集をおこなうことができます。また見込み客に対しては、場所、在庫状況、言語などに基づき、適切な営業担当者を効率よく割り当てることも可能です。

サポートエディションでは、すべてのクライアントに対してアプローチをおこない、多くのケースについて解決に導くように支援をし、クライアントにおける満足度の最大化を目指します。
たとえば、プロジェクトチームの生産性を向上するために、サポート機能を単一のプラットフォームに集中化させ、サポートのプロセスを自動化させます。
さらに、収集したお問い合わせをナレッジとして蓄積させることで同じ場合のケースの状況を限りなく減らし、より複雑な問題の解決に対して集中できるようにサポートします。

All-in-oneエディションでは、アプリケーションの間のやり取りを簡易にすることで、マーケティング、営業、サポートなどの各メンバーのモチベーションを高め、ロイヤルティの向上に役立つでしょう。
たとえば、すべての取引先の情報について履歴で確認することができ、より適切な販売に関する決定をすることができます。また、販売取引に関する自動通知もおこなうことができ、業務効率の向上も期待できます。
さらに、メールやチャットなどを通して通信をおこない、すべての収集した情報を「Vtiger CRM」に取り込み、独自のカスタムレポートやチャートを作成し、将来的な販売予測もおこなうことが可能です。

500以上の豊富なコネクター

Vtiger CRMは500を超えるビジネスアプリケーションと統合・連携させることで、業務効率の向上を支援します。
ここからは、統合させたアプリケーションの例を3つ挙げましょう。

Zapier

Zapierとは、データ統合プラットフォームの一つで、異なるサービスやアプリケーションを連携させることで、業務の効率化が期待できるタスクを自動化するツールです。Zapierと統合することで、Zapierで連携している400以上のアプリケーションをVtiger CRMと自動的に連携させることが可能です。

さらに、クライアントや社員などの連絡先情報を他のアプリケーションと即時的に同期することもできます。

Microsoft Outlook

「Microsoft Outlook」とは、連絡先管理やスケジュール機能、電子メールなどさまざまな機能が組み込まれたソフトウェアです。Microsoft Outlookと統合することで、顧客情報を確認したり、メールを作成したりすることができます。クライアントの連絡先情報は自動的に同期することもでき、簡単に整理が可能です。

他にも、プロジェクトメンバーが送受信した電子メールの可視化や、スケジュールの管理もおこなうことができます。

Dropbox

「Dropbox」とは、場所や時間を問わず、ファイルのアップロードや保存、共有などができるオンラインストレージサービスです。Dropboxと統合することで、ローカルのコンピュータからアップした資料をVtiger CRMに蓄積している顧客のアドレスやリード情報、商談の内容などの情報と連携させることができます。

また、オンラインストレージに保存した資料を社内・社外で共有することで、情報共有の効率を上げることもできます。

以上のように、さまざまなツールと統合・連携することで業務の向上を図ることができます。
なお、以上で紹介した3つの統合例はすべてのエディションで使用することが可能です。

オープンソースは日本語版にも対応

これまでVtiger CRMは、日本語に対応していませんでしたが、現在では、Vtiger CRMオープンソース版におけるバージョン7.3用の日本語版ファイルが作成されています。

参考:VtigerCRMのオープンソース版の日本語言語ファイル(V7.3用)が完成|Vtigerニュース

オープンソースとクラウドの両方で利用可能

Vtiger CRMは、オープンソースとクラウドのどちらでも利用することが可能です。CRMを最初から構築したり、改良を加えたりしたい場合はオープンソースを利用するとよいでしょう。

オープンソースを用いる場合は、公式サイトからソースファイルをダウンロードしましょう。インストールする際のマニュアルもあります。
また、バージョンの変更にともなう移行パッチも存在します。もちろん移行パッチを適用するためのマニュアルも完備しています。

一方、導入が簡単で、セキュリティが強化されているなど機能が豊富なサービスを使用したい場合は、「Vtiger Cloud CRM」を導入することを検討しましょう。

Vtiger CRMの料金

料金プランについては、パイロット・セールス・サポート・All-in-oneの4つのエディションそれぞれで変わります。料金形態や含まれるサポートについては下記の表を参照してください。
なお、この表では、値段や顧客サポート、連絡先管理のみを解説しています。他のさまざまな機能の価格情報を知りたい場合は、公式サイトで確認することをおすすめします。

特徴として、パイロットエディションの場合は無料で用いることができることでしょう。ユーザー数やレコード数には限りがあるので注意が必要です。
他のエディションはユーザー数やレコード数は無制限に利用できます。パイロットエディション以外のエディションでも無料トライアルを実施することができます。

プラン パイロット セールス ヘルプデスク オールインワン
無料 スターター 専門 エンタープライズ スターター 専門 専門 エンタープライズ
月額料金(年間契約・1ユーザーあたり) 0ドル 10ドル 20ドル 30ドル 10ドル 20ドル 30ドル 42ドル
月額料金(月間契約・1ユーザーあたり) 0ドル 10ドル 28ドル 42ドル 14ドル 28ドル 42ドル 58ドル
最大ユーザー数 10 無制限 無制限 無制限 無制限 無制限 無制限 無制限
最大レコード数 3,000 無制限 無制限 無制限 無制限 無制限 無制限 無制限
連絡先情報
企業・組織管理
顧客のスコア × ×
エンゲージメントスコア × × × × ×
連絡先の地図表示
連絡タイミング通知 × × × × × ×
お問い合わせ × × × ×
サポート メール メール・
電話・
チャット
メール・
電話・
チャット
メール・
電話・
チャット
メール・
電話・
チャット
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チャット
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チャット
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Vtiger CRMの評判・口コミ

ここでは、Vtigerの評判・口コミとして2つの導入事例を紹介しましょう。

Milky Way Venturesの導入事例

Milky Way Ventures(以下、MWV)は、Vtiger CRMを使用することで、新規事業の成長へとつなげています。

MWVはイタリアのミラノを拠点としているベンチャーキャピタルです。また、新興企業への支援や自社の規模の拡大を目指しています。
MVWの課題として、新しい会社を素早く設立することでした。理由は、投資後2カ月以内に市場をオープンすることを目指していたからです。

MVWはさまざまなCRMソリューションを利用しようと試みましたが、ツールが複雑なため、社員へ浸透させることが難しいと判断しました。
そこで、MVWは新興企業のための新しいCRMとして、Vtiger CRMを導入しました。

Vtiger CRMを導入した結果、MWVは資金調達後に、迅速に新規ベンチャー企業で運用を開始することに成功しました。
さらに、Vtiger CRMのユーザビリティに配慮した機能によって、MWVは販売プロセスを自動化することができ、レポート作成やクライアント支援などの複雑な機能も容易に利用することを可能にしました。

参考:Milky Way Ventures + Vtiger CRM|Vtiger CRM

Contusの導入事例

Contusは、Vtiger CRMに導入によって、コンバージョン率を30%向上、1カ月あたりの売上を70,000ドル上昇させることに成功しました。

Contusは、Webアプリの開発などを専門としている企業です。 Contusが利用していた既存のCRMシステムでは、新しく変化する自社のニーズに対して上手く対応することができず、CRMにおける運用の非効率性が自社の課題となっていました。
そのため、Contusは自社の継続的な成長を促進するために新しいCRMシステムの導入を検討しており、Vtiger CRMを導入しました。

Vtiger CRMを導入した結果、コンバージョン率と収益の上昇に成功しました。そのほかにも、レポート機能に関しても90%の向上にも成功し、業務のワークフローの自動化することもできました。

参考:Contus + Vtiger CRM|Contusのケーススタディ| Vtiger CRM

CRMツールを利用して業務効率や収益を向上させよう

これまでに、VtigerのCRMツールの概要や特徴、価格、導入事例を紹介しました。

本記事で紹介したVtigerは、無料で利用することができるオープンソースも含まれており、日本語版にも対応しているCRMツールです。
Vtigerは、パイロット・セールス・サポート・All-in-oneの4つのエディションがあり、500以上の豊富なコネクターがあるという特徴をもっています。パイロットエディションは無料で使用することができるのが大きな特徴です。

今回紹介したVtigerのほかにも、「Salesforce Sales Cloud」「Sansan」「Knowledge Suite」「Microsoft Dynamics 365」など、さまざまなCRMツールが登場しています。ぜひ自社に合ったCRMツールを選ぶことをおすすめします。
比較する際の基準として、機能性、価格、サポート、連携性などを考慮するとよいでしょう。

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