人がうごくコンテンツとは?逃走中・ヌメロンなどのヒット番組を手掛けたその極意に迫る

「コンテンツをつくりたいけどなかなかアイデアが出ない」「つくったけどなかなか広まらない」などコンテンツづくりについて不安を持っている人もいると思います。
今回は、マーケターや企画職の人をはじめとし、「コンテンツ」をつくるすべての人に役立つ本を紹介します。
髙瀬敦也氏の、「人がうごくコンテンツのつくり方」この本からコンテンツについてのヒントを多く得ることができるのではないでしょうか。

コンテンツとは

企業のマーケティングにおいてよく使われる「コンテンツ」という言葉。そもそもコンテンツとは、何なのでしょうか。
一般的には、情報や文章、動画、音楽など、ビジネスに繋がるものを指していることが多いですが、定義は曖昧です。

髙瀬氏は、本書の中で「この世にあるものすべてがコンテンツである」そう言い切っています。
実際は誰かがコンテンツだと思えばコンテンツであり、例えば身近にあるお茶碗やミネラルウォーターもコンテンツなのです。

このように世の中のものはコンテンツになる可能性が高いのですが、コンテンツとされていないだけです。
コンテンツをつくるためにはどうすればよいのでしょう、そしてそのコンテンツを広めなければ意味がありません。
本書では、コンテンツのつくり方、そしてコンテンツの広め方について紹介されています。

数々のヒット番組を生み出した髙瀬敦也

この本の著者である髙瀬氏は、過去にフジテレビの「逃走中」「ヌメロン」「世界行ってみたらホントはこんなトコだった?!」など、企画性の高いヒット番組を数多く生み出しました。
現在ではIT分野の企画や、アパレルなどのブランドのプロデュース、新商品や事業の企画、プロモーションなど、幅広い分野でコンテンツプロデュースやコンサルティングをおこなっています。
そんな彼が教えるコンテンツづくりのノウハウとはどのようなものでしょうか。

ベタが最強

髙瀬氏のようなコンテンツのプロであれば、企画の案が自然と降ってくるように思われます。
しかし、そうではないのです。コンテンツは膨大なインプットから生まれます。そしてそれを突き詰めて考えていくと結局ベタにいきつくのだと彼は言います。

多くの人は、コンテンツをつくるとなったら、新しいアイデアを生み出そうとすることが多いでしょう。
しかし、彼は、既視感があったりベタであったりするものが結局ヒットするのだと言います。
そしてこう記しています。

私は「0から1が生れることはない」と思っています。必ず誰かや何かに影響を受けています。

引用:『人がうごくコンテンツのつくり方』(著:髙瀬敦也)

私たちはコンテンツづくりを難しく考えているのかもしれません。
過去のヒット作品を参考にし、コンテンツを作り、それをとにかく世に出す。これがコンテンツづくりにおいて重要であるのです。

誰にもではなく「誰か」に刺さるもの

コンテンツをつくったのならそれを多くの人に広めなければなりません。そして当然、そのコンテンツをより多くの人に広めたいと思うでしょう。
では、コンテンツはどのように広めればよいのでしょうか。

本書では、コンテンツを広めるには「熱量」がポイントであると記されています。そして熱量が高ければ「熱狂」になります。
自分が本当にハマったものは家族や友人にすすめたくなるのと同じように、この熱量を持った人が拡散、話題づくりをしてくれるのです。
コンテンツを広める際に必要であるコアなターゲットの「熱狂」。この「熱狂」をつくるためにはどうするべきか、ここではそのノウハウについて紹介されています。

コンテンツがメディアを選ぶ

コンテンツを広めるにあたり、メディアは密接な関係にあります。
髙瀬氏は、近年はSNSの誕生により、コンテンツはいつでも、どこでも、誰でも発信できるようになったと述べています。
以前までは、コンテンツがヒットしない理由をメディアのせいにもできましたが、近年ではどのように発信するかを選ぶことができます。

髙瀬氏が言う、「コンテンツがメディアを選ぶ」とは、メディア選びもコンテンツのうちであるということ。「どのようなコンテンツをつくって、どう発信していくのか言い訳ができない時代になった。」そう髙瀬氏は述べています。
そして、髙瀬氏は、「テクノロジーの進歩は、コンテンツとメディアの関係に大きく関わっている。」と言います。テクノロジーの進歩により多くのメディアが登場し、コンテンツがメディアを選べるようになりました。
そのため、コンテンツを作るうえで、テクノロジーの進歩は無視できない存在となっていると、示唆しています。

コンテンツは出したことに意味がある

やらない後悔よりやった後悔」よくいわれる言葉ですが、コンテンツづくりも同じです。上手くいかない可能性もありますが、やらなかった後悔は無限大です。
髙瀬氏いわく、アイデアはあるけど実行しないという人が1番多いようです。アイデアがあったら作ってみる、具体化してみることが重要である、髙瀬氏は本書をこう締めくくっています。

「人がうごくコンテンツのつくり方」を読んで

コンテンツは誰でもつくれます。しかしそれをヒットさせるのが難しいのです。
本書では単なるコンテンツづくりのノウハウではなく、「人がうごく」コンテンツについて紹介されています。コンテンツとは何か、そしてコンテンツのつくり方、広め方がわかりやすくまとめられているため、企画やマーケティングの仕事をしている人だけではなく、コンテンツをつくるすべての人に役立つ本となるはずです。
コンテンツづくりがうまくいかないという人はぜひこの本を手に取ってみてください。

人がうごくコンテンツのつくり方
  • 著 者髙瀬 敦也
  • 出版社クロスメディア・パブリッシング
  • 発売日2018/8/11

本書は、クロスメディア・パブリッシング社よりご恵贈いただきました。お礼申し上げます。

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