ERPパッケージ21選徹底比較!ERPパッケージ導入の際に意識すべきポイントは?

ERPパッケージとは何のことか知っていますか?
実際にERPパッケージを導入するためには、何をどのように導入するべきなのか、はたまたどこのベンダーを選定するべきなのか、迷うことはたくさんあります。
ここでは、ERPパッケージに関するさまざまな疑問を解消したいと思います。

ERPパッケージとは?

ERPパッケージとは何なのか、どういった機能があるのか、まずはじめにERPパッケージについての第一歩を解説します。

ERPとは、基幹業務システムの略

ERPは、Enterprise Resource Planningの略です。企業内のヒト・モノ・カネ・情報といったリソースの動きを一元で管理でき、かつ社員全員がそのデータをリアルタイムでチェックすることができます。
ERPを導入することで、業務改善ひいては経営効率の向上を図ることができます。

関連記事:ERPとは?5つのメリットと導入のポイント、注目のクラウド型ERPをまとめてみた

ERPパッケージとは?

ERPは、財務や会計、人事、生産システムなど、各業務システムにある情報を一元かつリアルタイムでまとめて管理できます。
こういったすべての業務システムを統合して一元化したソフトウェアのことを「ERPパッケージ」といいます。

ERPパッケージの機能

ERPはさまざまな業務のデータを包括的にリアルタイムで管理できるシステムです。
ベンダーによって提供される機能はそれぞれですが、基本的には以下の機能を搭載していることが多いです。

  • 会計管理
  • 販売管理
  • 在庫管理
  • 生産管理
  • 人事管理
  • サービス管理
  • プロジェクト管理
  • ワークフロー管理

ERPパッケージの種類

ERPパッケージにはさまざまな種類があります。
汎用的に導入できるERPパッケージから、一部の機能に特化したERPパッケージまで、ERPパッケージを大きく3種類に分けて紹介します。

完全統合型ERPパッケージ

完全統合型ERPパッケージは、販売管理や生産管理、人事、会計、予算管理などのすべての業務の情報管理に対応できるERPパッケージです。
あらゆる業務の情報を一元で管理できるため、部門間にまたがる業務の効率化や、経営意思決定の迅速化が見込めます。

「企業全体として企業内情報の透明性をあげたい」「各事業部の連携をさらに効率化して結束力を強化したい」「全社視点でさまざまな業務の効率化を図りたい」と考えている企業におすすめなERPです。

コンポーネント型ERPパッケージ

コンポーネントとは、「一部」「部分」を意味する英単語です。
コンポーネント型ERPパッケージとは、業務の効率化を図りたい部門にのみ導入できるERPパッケージのことです。
一部の部門やある特定の部門のみを選んでERPパッケージを導入できるため、企業のスタイルに合わせた柔軟な導入が可能になります。

また、企業の体制や仕組みが変わったとしても新たにERPパッケージのコンポーネントを追加で拡張・導入することができるため、その柔軟性から多くの企業からの人気を集めています。

業務ソフト型ERPパッケージ

業務ソフト型ERPパッケージとは人事や労務、会計、生産管理などの単独業務に導入することができるERPパッケージです。会計管理システムや生産管理システムがここに当てはまります。
業務効率性をさらに向上させたい部門にシステムごと導入することで、その部門の業務効率向上が見込めます。

ERPパッケージの導入形態

ERPパッケージを導入する際は、どのように自社に導入するかでオンプレミス型とクラウド型に分けられます。
どちらの導入形態もそれぞれメリットとデメリットを兼ね備えているため、自社のERPパッケージ導入目的を再整理しつつしっかり吟味する必要があります。

オンプレミス型ERPパッケージ

オンプレミス型ERPパッケージとは、ERPパッケージを導入するのに必要なサーバー、ネットワークなどの設備や技術を自社で購入し、導入・運用するものです。

自前でサーバーやネットワークなどの設備を導入する必要があるので、コストがかなりかかってしまいます。
ただ、自社に合った設定を施して運用することができるというメリットもあります。

クラウド型ERPパッケージ

クラウド型ERPパッケージとは、ベンダーがインターネット上でアプリケーションを提供しているERPパッケージのことです。企業はインターネットを通じてERPパッケージを導入することができます。
サーバーやネットワークなどの設備は自社で用意する必要がないため、オンプレミス型ERPパッケージに比べてコストは抑えられる点からも、近年多くの企業からの注目を集めています。

ただオフライン環境では対応できなかったりと、インターネット上で提供されるサービスであるがゆえのデメリットもあります。

ERPパッケージの導入手順

では、自社にERPパッケージを導入する際はどういった手順を踏む必要があるのでしょうか?
実際に導入する前に把握しておくべきポイントを紹介します。

準備

この準備段階では、おもに2点準備しておくべきことがあります。

業務課題の明確化

まず、自社の現状の業務課題を再整理して課題を明確化させる必要があります。
どの業務、業種にどんな課題があるのか、ここで整理しておくことでERPの選定に入った時にERPベンダーとのコミュニケーションがスムーズになるでしょう。

プロジェクトチームの発足

続いて、社内にプロジェクトチームを発足させる必要があります。
ERPパッケージを導入するうえでその導入作業を担当できる人はいるのか、各部門はERPパッケージを導入する体制が整っているのかなど、社内の全関係者の受け入れ態勢を整えておく必要があります。

ERPベンダーの選定

準備が終われば、上で決まったプロジェクトチームを中心にERPベンダーの選定に入ります。
準備段階で整理した内容をもとに、どのERPパッケージを導入するのかリサーチをします。
さまざまな機能を搭載したERPパッケージがあるため、一度ERPベンダーに話を聞いてみるのもいいでしょう。

要件定義

ベンダーの選定が終われば、次に自社にあったERPパッケージを導入するうえでの機能設計に入ります。
自社の業務を再整理し、適切に情報を管理するための仕組みを整える必要があります。

契約することになったベンダーとコミュニケーションをとりながら、業務の効率化を図れるような機能を設計していきます。
ここに関して、自社に対応できる人材がいない場合は、導入のお手伝いを委託することも可能です。

実装・リリース

満足のいく要件定義ができれば、実際に実装・リリースの作業へ移ります。
この実装フェーズでもベンダー側と密に連絡を取って、認識のずれがないようにしておく必要があります。

実装後は各部門の業務を効率化できるような機能設計がなされているか、またデータ管理はしっかりできているかなど、最後の確認をおこなってリリースへと進みます。

ERPパッケージおすすめ21選比較①:世界で人気のあるERPパッケージ

ERP比較表①
トルテオ編集部

ここからはERPパッケージを比較して紹介します。
ベンダーによっては、海外でのシェアを拡大させているものや中小企業にフォーカスしてシェアを拡大させているものなど、さまざまな特徴があります。
それぞれのベンダーの特徴を順番に紹介していきます。

SAP S/4HANA Cloud

SAPS4HANA_Cloud
HPより

➤ 公式サイトでチェック

  • 世界的なシェアを誇るベンダーが提供するERPパッケージ
  • 機械学習が搭載されており、効率性がより強化されている
  • あらゆる業務を一元管理する完全統合型ERPパッケージ
パッケージタイプ 無料トライアル おすすめ企業規模

クラウド型

大企業向け

NETSUITE

NETSUITE
HPより

➤ 公式サイトでチェック

  • 全世界40,000社以上の導入実績
  • クラウド会計、クラウドERPのリーディングカンパニーが提供するERPパッケージ
  • あらゆる業界、業種に対応した専門ERPを販売
  • 機能カスタマイズの開発や多種多様な機能など、自社に合ったシステムの構築が可能
パッケージタイプ 無料トライアル おすすめ企業規模

クラウド型

全企業向け

Oracle ERP Cloud

ORACLE_ERP_Cloud
HPより

➤ 公式サイトでチェック

  • オラクル社が提供するERPパッケージ
  • さまざまな言語、法制度、業種に対応できるERPパッケージ
  • iPadなどのデバイスからもアクセス可能
パッケージタイプ 無料トライアル おすすめ企業規模

クラウド型

全企業向け

Microsoft Dynamics 365

MicrosoftDynamics365
HPより

➤ 公式サイトでチェック

  • マイクロソフト社が提供するERPパッケージ
  • Outlook、WordなどのOffice製品との連携も可能
  • CRM機能も搭載でき、さまざまなコンポーネントがあるためカスタマイズの選択肢が多い
  • GDPRにも準拠しており、ヨーロッパ展開している企業の導入に強み
パッケージタイプ 無料トライアル おすすめ企業規模

クラウド型/オンプレミス型

△(一部可能)

大企業向け

odoo

odoo
HPより

➤ 公式サイトでチェック

  • 世界で100カ国以上、約50,000社に導入された実績を持つERPパッケージ
  • 広範囲な業務領域をカバーした多種多様な機能を搭載
  • 多言語、多通貨に対応しているため海外展開している企業に強み
パッケージタイプ 無料トライアル おすすめ企業規模

クラウド型

全企業向け

IFS

IFS
HPより

➤ 公式サイトでチェック

  • 戦略的に重要な4つの基幹業務に重点を置いたERPパッケージ
  • 多種多様なコンポーネントを提供しているので、各企業に合ったカスタマイズが可能
  • 世界のさまざまな企業に導入されているため、海外展開している企業に強み
パッケージタイプ 無料トライアル おすすめ企業規模

クラウド型/オンプレミス型

×

全企業向け

Workday

workday
HPより

➤ 公式サイトでチェック

  • トヨタ自動車社、ソニー社をはじめとする、さまざまな企業による導入実績
  • 財務、人事計画の管理に強み
  • ユーザーフレンドリーな画面設計による使い勝手の良さ
パッケージタイプ 無料トライアル おすすめ企業規模

クラウド型

×

全企業向け

ERPパッケージおすすめ21選比較②:日本で人気のあるERPパッケージ

ERP比較表②
トルテオ編集部

続いて日本国内で人気のあるERPパッケージを紹介します。
より日系企業に合った形のERPパッケージを提供してくれるため、自社に合ったものを見つけやすいかもしれません。

COMPANY

company
HPより

➤ 公式サイトでチェック

  • 大企業を中心とした数多くの導入実績
  • カスタマイズなしでそのまま導入できるERPパッケージ
  • 対応していない機能は随時バージョンアップで対応可能に
パッケージタイプ 無料トライアル おすすめ企業規模

クラウド型

×

大企業向け

GRANDIT

GRANDIT
HPより

➤ 公式サイトでチェック

  • 多様な業種業態に適合可能な次世代ERPパッケージ
  • 大手から中小企業まで、あらゆる規模感に対応できる
  • 日系企業での導入実績に強み
パッケージタイプ 無料トライアル おすすめ企業規模

クラウド型

×

日系企業、規模感は問わず

OBIC7

OBIC7
HPより

➤ 公式サイトでチェック

  • 20,000社以上に導入され、国内シェアNo.1を誇るERPパッケージ
  • 会計を中心とした、豊富なラインナップの搭載
  • 完全統合型、コンポーネント型、業務ソフト型など、ニーズに合わせた導入が可能
パッケージタイプ 無料トライアル おすすめ企業規模

クラウド型/オンプレミス型

×

中小企業向け

GLOVIA SUMMIT

GLOVIASUMMIT
HPより

➤ 公式サイトでチェック

  • 総合ITベンダー富士通社が展開する大企業向けERPパッケージ
  • 導入から運用まで、トータルなサポート体制が充実
  • グループ会社の情報も一元で管理可能
パッケージタイプ 無料トライアル おすすめ企業規模

クラウド型/オンプレミス型

×

大企業向け

GLOVIA iZ

GLOVIAiZ
HPより

➤ 公式サイトでチェック

  • 総合ITベンダー富士通社が展開する中堅企業向けERPパッケージ
  • 全社の情報を一元で管理し、経営者に最適な情報を提示可能
  • 独自のコミュニケーション機能を搭載
パッケージタイプ 無料トライアル おすすめ企業規模

クラウド型/オンプレミス型

×

中堅企業向け

GLOVIA きらら

GLOVIAきらら
HPより

➤ 公式サイトでチェック

  • 総合ITベンダー、富士通社が展開する中小企業向けERPパッケージ
  • 使いたい機能のみを選べるため、コストを最小限に抑えながら業務効率化が可能に
  • 成長企業の事業拡大、変革にも柔軟に対応可能
パッケージタイプ 無料トライアル おすすめ企業規模

クラウド型/オンプレミス型

×

中小企業向け

Future Stage

FutureStage
HPより

➤ 公式サイトでチェック

  • 商社・卸に特化したERPパッケージ
  • 多種多様な取引形態に対応可能
  • セミオーダー式の導入により、企業の強みを生かしたまま導入が可能
パッケージタイプ 無料トライアル おすすめ企業規模

クラウド型/オンプレミス型

×

中小企業向け

freee

freee
HPより

➤ 公式サイトでチェック

  • 会計システムを中心とした完全統合型ERPパッケージ
  • 分析タグ設置機能による、リアルタイムでの情報分析
  • 国際基準のセキュリティ「SOC1 Type1 報告書」を受け取る
パッケージタイプ 無料トライアル おすすめ企業規模

クラウド型

×

中小企業向け

ERPパッケージおすすめ21選比較③:中小企業に人気のあるERPパッケージ

ERP比較表③
トルテオ編集部

最後に中小企業に人気のあるERPパッケージを紹介します。
ここで紹介するERPパッケージは、一部の機能に特化していたり、自由にカスタマイズが可能であったりするものが多く、企業ごとに合った導入が可能です。
広範囲な業務に対応するERPパッケージだと無駄な機能が多くあり、導入を敬遠していた中小企業にはおすすめのERPパッケージです。

SAP Business One

sapbusinessone
HPより

➤ 公式サイトでチェック

  • 世界的なシェアを誇るERPベンダーSAP社が提供する中小企業向けERPパッケージ
  • CRM業務から会計業務までトータルに対応した完全統合型ERPパッケージ
  • ビジネスの成長に合わせて随時機能拡張が可能
パッケージタイプ 無料トライアル おすすめ企業規模

クラウド型

中小企業向け

ZAC Enterprise

ZACEnterprise
HPより

➤ 公式サイトでチェック

  • 500社以上に導入された実績のあるERPパッケージ
  • プロジェクト型ビジネスに最適化されたビジネス
  • データを解析し未来の売上利益を正確に予測できる
パッケージタイプ 無料トライアル おすすめ企業規模

クラウド型

×

中小企業向け

ジョブマネ

ジョブマネ
HPより

➤ 公式サイトでチェック

  • 成長速度の速いベンチャー企業におすすめなクラウド型システム
  • ERPだけでなく、グループウェアやSFAもまとめて搭載されており、対応範囲が広い
  • 10名までは無料で利用可能
パッケージタイプ 無料トライアル おすすめ企業規模

クラウド型

ベンチャー企業向け

Plaza-i

plaza-i
HPより

➤ 公式サイトでチェック

  • 中小企業、外資系企業向けERPパッケージ
  • さまざまな業種・業態で8割を超える高い適合率
  • 各種通貨、各種言語に対応し、海外展開のサポートに強み
パッケージタイプ 無料トライアル おすすめ企業規模

クラウド型/オンプレミス型

×

中小企業向け

ツバイソ

ツバイソ
HPより

➤ 公式サイトでチェック

  • 公認会計士を中心とした導入支援
  • 日々の煩雑な作業を代わりにおこなってくれるため、生産性の向上が見込める
  • 世界中のアプリケーションとAPI連携を通じてつながることができる
パッケージタイプ 無料トライアル おすすめ企業規模

クラウド型

中小企業向け

CAM MACS

CAMMACS
HPより

➤ 公式サイトでチェック

  • 初期投資、運用コストが不要
  • 豊富な機能を揃えており、自由にカスタマイズが可能
  • ユーザーフレンドリーなUI
パッケージタイプ 無料トライアル おすすめ企業規模

クラウド型

×

中小企業向け

自社に合ったERPパッケージの選定を

現在ERPパッケージ市場には数多くのベンダーがおり、自社に合ったものを選ぶのは困難かもしれません。
ただ、自社のどの業務を効率化させるべきなのか、そしてそのためにはどんな機能をつけるべきなのか、導入前に考えるべきことは多数あります。
現場の声や役員の声などさまざまな意見を聞いて、もっとも費用対効果が高くなるものを導入するべきでしょう。

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