SFA「Oracle Sales Cloud」とは?価格・特徴・評判を紹介!
営業活動を効率化させるためには、SFA(営業支援システム)を導入し、十分に使いこなすことが重要といえます。ここでは、SFA「Oracle Sales Cloud」について、その主な特徴や機能、価格などについて解説します。評判・口コミも紹介するので、導入を検討している担当者はぜひ参考にしてください。
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Oracle Sales Cloudとは

Oracle Sales Cloudとは、米オラクル社の提供するクラウド型のSFAです。世界中で利用されていて、実際に1,000社以上の営業組織に選ばれています。日本では、日本オラクル社が運営・サポートをしています。
Oracle Sales Cloudを活用することで、複雑化した営業プロセスを体系化し、膨大な量の顧客情報を整理して分析することが可能となります。
また、オラクル社はSFAのみではなく、マーケティング・人事・経理・製造など広範囲にわたって、業務サポートをするアプリケーションを提供しています。そのため、ほかのオラクル製品とも高度な連携ができ、企業内でのシステム統合がおこないやすいでしょう。
Oracle Sales Cloudの主な特徴
Oracle Sales Cloudは、営業組織の成長に必要な機能が充実したSFAです。
また、従来の機能性に加え、AIの導入により分析機能や売上予測機能が強化されているため、効率的に営業活動をおこなうことができるでしょう。
ここでは、Oracle Sales Cloudの主な特徴について、詳しく解説します。
営業組織の成長に必要な機能が充実
Oracle Sales Cloudには、顧客情報管理はもちろん、売上・実績管理など、営業組織の成長に欠かせない機能がすべて備わっています。
詳細な顧客情報の管理に加え、売上・実績管理を活用することで、営業担当者のパフォーマンスを最大化することが可能です。また、タイムリーな売上予測がされるため、営業活動計画も立てやすくなるでしょう。
購買履歴やスコアリングによる高度な分析機能
営業活動においては、顧客ステータスを正確に管理することが重要です。
Oracle Sales Cloudでは、顧客の購買履歴を分析し、購買パターンやルールから顧客をスコアリングすることで、見込み顧客に最適なタイミングでアクションを起こすことが可能となります。
また、営業エリアを最適化する際には、顧客を属性に応じて管理することが重要といえます。このように、高度なテリトリー分析を活用することにより、無駄のない営業活動ができるでしょう。
売上予測の可視化による営業活動の効率化
売上予測を可視化することにより、営業活動の効率化を図ることもできます。
予測データをもとにして営業配置をおこなうことで、勘に頼らない的確な営業計画を立てることが可能です。売上目標は詳細まで設定することができ、過去データなども用いて設定します。
また、売上予測レポートは見やすさ、使いやすさに優れており、直感的に操作できる点も特徴です。
マーケティングとの連携による見込み顧客の創出
Oracle Marketing Cloudと連携することで、マーケティング部門との情報共有もスムーズにおこなうことができます。
また、テリトリー分析などの高度な機能によって、マーケティング活動をサポートすることも可能です。マーケティング部門で育てた見込み顧客を、営業部門でしっかりとフォローすることで、売上目標の達成を叶えましょう。
Oracle Sales Cloudの価格
Oracle Sales Cloudを利用する際は、問い合わせが必要です。
まずはOracle Sales Cloudのデモをリクエストし、機能性について確認してみるのもよいでしょう。
自社の課題や導入条件を担当に伝えることで、最適なプランの提案と、デモがおこなわれます。その際に、操作性や機能性をしっかり確認してから導入するようにしましょう。
またサポートでは、操作方法や活用方法についての質問を、24時間365日受け付けています。
My Oracle Supportというオンライン・サポートを利用すれば、ナレッジベースで問題を検索したり、サービスリクエストを送信したりすることが可能です。
また、「My Oracle Support Community」というコミュニティに参加すれば、製品に関するあらゆる情報を得ることができるでしょう。
Oracle Sales Cloudの評判・口コミは?事例から紹介
最後に、Oracle Sales Cloudの評判・口コミについて、事例から紹介します。
自社の課題に合わせてオラクル製品を活用し成功した2社の事例を紹介するため、参考にしてみてください。
生産性の向上とグローバルな営業情報の一元管理を実現|ダイキン工業社
ダイキン工業社の化学事業部では、グローバル事業の強化・拡大を目的に、マーケティング部門と営業部門のデジタル化を推進する際、オラクル製品を活用しました。
Oracle Sales Cloudは日本だけでなく海外でも活用できるため、グローバルな営業情報の一元管理が可能となっています。
マーケティング部門では「Oracle Eloqua」で、見込み顧客の育成・創出をおこない、営業部門へ引き継ぎました。そして、営業部門では「Oracle Sales Cloud」で営業活動を記録し、顧客情報の可視化をおこなう体制を整えました。
その結果、シームレスに部署間で連携を取ることができ、生産性の向上・業務効率化を実現しました。
参考:ダイキン工業 化学事業部、デジタル・マーケティングによる営業の生産性向上とグローバル営業情報の可視化を目的に、Oracle Cloudを採用 | Oracle 日本
営業管理と予実管理をデジタル化|スガノ農機社
スガノ農機社では、顧客情報が自社と代理店でバラバラに管理されていることや、商談・営業活動を可視化できていないことが課題でした。そこで、データに基づいた営業活動の推進と意思決定をおこなうために、「Oracle Sales Cloud」と予算管理クラウド「Oracle Sales Planning and Performance Management」を採用しました。
その結果、顧客情報の一元管理、商談・営業プロセスの可視化ができ、製品別やエリア別などの多様な軸で営業活動を分析し、データ化することができました。
このように、売上予測に基づいた営業活動計画を立てることで、より効率的な営業活動を推進することができます。
参考:1917年創業のスガノ農機、オラクルのSaaSで営業管理と予実分析をデジタル化|日本オラクル株式会社のプレスリリース
Oracle Sales Cloudで営業を効率化しよう
Oracle Sales Cloudは、営業活動に必要な基本機能に加え、AIによる高度な分析機能を備えており、膨大なデータを営業活動に活かすことができます。
また、オラクル製品と連携をおこなうことで、さらに効率よく営業をおこなうことが可能です。
Oracle Sales Cloudは、膨大なデータを処理する必要のある大企業やグローバル企業に、とくに向いているといえるでしょう。
SFAにはさまざまなものがあり、自社に適したサービスを選ぶことが重要です。サービス選択の際は、自社の要件を整理し、比較検討をおこないましょう。
こちらの記事ではOracle Sales Cloud以外にも多くのサービスを紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。
また、「システムの選び方がわからない!」という方は、SFA・営業支援システム選び方ガイドを参考にしてみてください。8つの選定軸をもとに、自社に合うサービスの選び方をご紹介します。
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