新入社員必見!飲み会のマナーちゃんとできてる?お酌や乾杯などのポイント解説

社会人になると、飲み会にもマナーがあります。
何も考えず楽しく飲めた学生の頃とは異なり、目上の人に気を遣ったり、マナーを気にしたりする必要があるため、なかには上司やお客様との飲み会を面倒に感じる人もいるかもしれません。
しかし、飲み会のマナーがきちんと意識できれば、目上の人から気に入られたり、評価が上がるチャンスでもあります。
社会人の飲み会のマナーを身につけて、上司やお客様と上手くコミュニケーションがとれるようになるといいですね。

飲み会でのマナー:お店の予約編

お店の予約
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上司やお客様と飲み会や食事に行くとなると、「お店は適当に決めといて。」などと言われ、困ってしまうこともあるのではないでしょうか。特に、飲みに行く相手が取引先や接待の場合は、お店選びは重要ですよね。
そこで、お店を決める際のポイントをいくつか紹介します。

上司やお客様の好みをリサーチしておく

食事や飲み会をするお店を選ぶにはまず、目上の人の好みを知る必要があります。
上司やお客様によっては苦手な食べ物や好みがあったり、アレルギーを持っていたりする場合もあります。
そのため、上司やお客様と楽しく過ごせるように、事前にそれらの情報を得ることが重要です。直接聞いても失礼には当たらないので、お店を決める前に事前に確認しておきましょう。

また、お客様との飲み会の場合、メーカーにも注意が必要です。
例えばビール会社のお客様との飲み会の場合、お客様の会社と競合にあたるメーカーのビールを出すようなことはあってはなりません。お店によっては特定のメーカーしか取り扱っていない場合もあるため、事前に確認する必要があります。
このように、相手の好みだけではなく、相手の会社を考えてお店を選ぶことも重要です。

同僚の口コミやネットなどから評判の良いお店を探す

お店を決める際に、自分ひとりで決めるのではなく、料理の味、値段、お店の雰囲気など周りの評判も合わせてお店を選択した方が良いでしょう。
そのためには、ネットの口コミの情報はしっかりと確認する必要があります。最近では、InstagramやTwitterなどのSNSで情報を集めるのもよいかもしれません。

しかし、ネットの情報では、写真が加工してあったり、嘘の情報が書かれていたりすることもあるため、信用できない場合もあります。そのため、ネットの情報だけでなく、同僚や先輩におすすめのお店を紹介してもらうと、より正確な情報を得ることができます。

また、大切な会食や失敗できないような飲み会の場合は、事前に下見に行ったり、自分で利用してみたりして確実に確かめるのも良いかもしれません。

ビジネスの話をする場合は個室で

お店を選ぶ際には、今回の食事会、飲み会の目的を理解する必要があります。
飲み会でビジネスの話や商談などのまじめな内容を話したいときは、個室で落ち着いてゆっくりと話せるような雰囲気のお店を予約します。落ち着いて仕事の話や商談ができないような大衆居酒屋を選ばないように注意しましょう。

コース料理を予約しておく

会社の飲み会では、当日注文の手間が省ける、コースの場合が多いです。その場合は、事前にコースの種類まで予約しておきましょう。
少人数での食事会や接待の際は単品で頼むことがありますが、その際は、手際よく頼めるようにしておくことが重要です。

接待の場合は、料理は基本コースですが、飲み放題は好ましくありません。お酒に関しては、時間や種類の制限のない単品での注文が良いでしょう。

飲み会でのマナー:入店編

道案内
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お店の場所・道順を把握しておく

飲み会当日に、お店に向かうまでにも注意が必要です。
まず、当日お店まで徒歩で移動する場合は、スムーズに目上の人を案内しなければなりません。
スマホを見ながらうろうろしたり、道に迷ったりしてしまっては目上の人に不快な思いをさせてしまいます。
そのため、事前にお店の場所や道順をしっかりと把握しておく必要があります。

席次を理解しておく

タクシーで移動するときやテーブルにつくとき、席次のマナーがあります。
社会人として、上座下座についてしっかり理解しておくことは重要なので、しっかりおさえておきましょう。目上の人が自ら希望を言ったり断ったりしない限りは、上座は座らないように注意が必要です。

席次マナー
トルテオ編集部

タクシーでの移動は座席に注意する

お店までタクシーで移動することもあります。その際は上座下座に注意して乗りましょう。
タクシーでの上座は、運転手の後ろの席です。
その次の人が助手席の後ろの席に座ります。その次が1番目と2番目の間で、下座は助手席になります。

上司やお客様を助手席に座らせるということはないように注意しましょう。そして、道案内や支払いは下座に座っている目下の人がするようにします。

テーブルの上座下座

テーブル席の場合、基本的には出入り口から最も遠い席が上座で、出入り口に近いほど下座になります。
しかし、大きな窓があり景色や庭園が眺められる場合や、壁に絵が飾ってある場合などは、出入り口側であっても景色が楽しめる席が上座になります。

その際は一言、「こちらの席の方が景色を眺められますが、いかがなさいますか。」というように一言声をかければ丁寧な印象を与えることができます。

和室の上座下座

和室の場合は、畳から1段高くなっていて、花や掛け軸などが飾られている「床の間」というものがあります。
この床の間の前が上座です。そして出入り口に近いほど下座になります。床の間がない場合は、出入り口から1番遠い席が上座です。

円卓の上座下座

円卓の場合も、出入り口から1番遠い席が上座で、出り入口に一番近い席が下座になります。2番目に役職の高い人は、最上位の左側、3番手は右側になります。

中国では、「左をもって尊しとする」というしきたりから、中華料理で利用される円卓はこの並び順となっています。西洋では、逆になっているので間違えないように注意しましょう。

飲み会のマナー:注文・食事編

宴席
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飲み会が始まると、食事や飲み物などさまざまな気遣いをしなければなりません。

注文時のマナー

単品の注文や追加注文をする際は、上司やお客様のような目上の人に店員を呼ばせたり、注文させたりしてはいけません。
注文は目下の人が率先しておこなうようにしましょう。そのため、料理や飲み物の注文がないか常に周囲に目を配る必要があります。

乾杯時のマナー

飲み会では乾杯は必ずおこなわれますが、この場面でもマナーがあります。

グラスは目上の人よりも下げる

目上の相手と乾杯をするときは、両手でグラスを持ちます。持ち方は、片方の手でグラスを持ち、もう一方の手でグラスの底に手を添えます。
そして目上の相手よりも少し低い位置でグラスを合わせるのがマナーです。乾杯をしたら少なくとも一口は口を付けることも重要です。

ワイングラスは合わせない

ワイングラスやシャンパングラスでの乾杯の場合、グラスを合わせてカチンと音を立てるのは、マナー違反です。
それだけでなく、ワイングラスは薄く加工されているものがほとんどで、割れてしまう恐れもあります。グラスが割れて楽しい雰囲気を台無しにさせないためにも、ワイングラスをぶつけ合うのは控えましょう。
ワイングラスでの乾杯は、少し高めに持ち上げて「乾杯」と言うようにします。

食事のマナー

食事中も目上の人の前では常に気を遣う必要があります。

大皿の料理の場合は取り分けをする

飲み会の席では、料理が大皿で提供される場合も多いです。その際は、それぞれのお皿に取り分ける必要がありますが、上司やお客様に取り分けをさせてはなりません。
率先して目下の低い人がおこないます。料理は1番目上の人の分から取り分けていきましょう。

目上の人が手を付けてから食事する

飲み会が始まって料理が取り分けられたとしても、すぐに食べて良いわけではありません。目上の人が箸をつけるまで待つのがマナーです。
上司やお客様が話が盛り上がり、なかなか箸をつけないときもあるかもしれませんが、話が落ち着くまで待ちましょう。目上の人が箸をつけてから自分も食べるようにします。

そして、食事が始まった際に、いくら空腹だったとしても目上の人の前でガツガツ食べてはなりません。マナー違反に加え、自分の品格を下げる可能性があります。特に、接待などの落ち着いた雰囲気のときは注意が必要です。

お酌のマナー

飲み会の席では、親交を深めるためにお酌は必ずといってよいほどおこなわれます。
お酌は通常、目下の人から目上の人に対しておこないます。しかし、時には目上の人からのお酌もあります。

その場合も含めてお酌のマナーもしっかり身につけておきましょう。ここでは、瓶ビールでのお酌のマナーについて紹介します。

目上の人のグラスを空にさせない

上司やお客様のグラスを空にさせてはいけません。
目上の人のグラスが空になる少し前に、お酒を注ぎにいきましょう。ビールが長い時間放置してあるとぬるくなってしまうため、頻繁に注ぎにいってもかまいません。

断られることもあるかもしれませんが、グラスが空になる前に声をかけることが重要です。
また、何度も同じお酒ではなく、目上の人のグラスが空く手前のタイミングで、次のお酒を伺ったり、メニューを渡したりして声をかけるのも好印象を与えることができるでしょう。

瓶やボトルから注ぐときはラベルを上にする

瓶やボトルで注ぐときは持ち方を気にしなければなりません。瓶やボトルにはラベルがあります。そのラベルを上向きにして注ぎます。
そして注ぐときは片方の手で瓶を持ち、もう片方の手を添えて両手で持って注ぎましょう。
泡が立たないようゆっくり注ぐことも重要です。

注がれるときは、両手で受ける

基本的にお酌は目下の人が目上の人に対しておこないますが、ときには上司やお客様の方からお酒を注いでくれることもあるでしょう。その際はありがたくいただくのもマナーです。

上司やお客様に注いでもらうときは、グラスを両手で持ち、注いでもらいます。もしグラスにいっぱいに入っているときも一口飲んで、注いでもらいましょう。
また、ほかのお酒を飲んでいても、断らずに、別のグラスを使うなどして注いでもらうことが重要です。

お酒を断るときは、雰囲気を壊さないように断る

基本は目上の人からのお酌は受けるのがマナーですが、体質や車の運転などでどうしても断らなければならないときもあるかもしれません。
その際に「無理です。」「結構です。」などときっぱりと断るのは目上の人に対して失礼にあたります。また、飲み会の雰囲気も壊してしまうかもしれません。

どうしても断らなければならないときは、相手に不快な思いをさせたり、雰囲気を壊したりしないように、やんわりと断ることが重要です。ジョークなどを交えながら上手く断れたら良いですね。

飲み会のマナー:お会計編

支払い
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上司など目上の人と飲み会に行くときは、目上の相手がご馳走してくれることが多いです。その際もいくつかマナーがあります。

ご馳走になる時のマナー

外で待つ

当たり前ですが、「目上の人が払ってくれて当然」というような態度でいてはいけません。財布を出して払う意思があるという態度は見せましょう。そのうえで目上の人が「ここは払うよ。」と言ってくれたらお礼を伝え、外で待ちます。

外で待つ理由は、上司やお客様に恥をかかせないためです。
もしかしたら領収書を切って経費で払っているかもしれません。また、近くにいると上司やお客様の財布の中身が見えてしまうかもしれません。
そのため、料金を払ってくれる上司やお客様に気を遣わせてしまわないためにも、ご馳走になる場合は、お礼を一言伝え、外で待つのがマナーです。

お礼を言う

目上の人が支払いを済まして、外に出てきたら丁寧にお礼を伝えましょう。これは人として当たり前ですよね。

飲み会のマナー:飲み会を終えて編

ありがとう、プラカードをもってガッツポーズをするビジネスパーソン
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飲み会の後のマナー

飲み会後、お礼のメールを送る必要があります。
メールは飲み会の直後に送るのがベストですが、難しい場合は翌日の朝までに送りましょう。お礼が遅れてしまった場合は、お詫びの文もきちんとつける必要があります。

お礼メールの内容は、「お礼の言葉」「飲み会の簡単な出来事や思い出」「感謝の気持ち」をメールの内容に含めると良いでしょう。

関連記事:ビジネスメール例文集|挨拶・依頼・お詫びなど16のシーン別テンプレまとめ

飲み会の次に会った時のマナー

飲み会のお礼はメールだけで済ましてはいけません。上司やお客様と次に会ったときにすぐ、飲み会のお礼を直接伝える必要があります。
メールだけでお礼を伝えるのではなく、次会ったときにもう一度お礼を伝えることが重要です。

そして、その際に「また次回もお願いします。」というような次に繋げる言葉を伝えると、ビジネスでのチャンスを広げることができるのではないでしょうか。

社会人の飲み会を面倒とは思わずに参加しよう

以上が社会人の飲み会の流れです。目上の人との飲み会は、慣れないうちは緊張したり、気を遣ったりするため面倒と思うかもしれません。
しかし、積極的に参加し、飲み会のマナーがしっかりできれば気に入ってもらったり、評価を上げてもらえるチャンスです。

また、上司やお客様のような目上の人との飲み会では、普段聞けないような話を聞くことでき、思わぬ気付きを得ることができる機会でもあります。ぜひ積極的に参加していきましょう。

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