サーバーとは?仕組みや種類、関連用語を知ってインターネットを理解しよう!

IT用語でしばしば耳にする「サーバー」という言葉。
よく耳にするものの「実際何かわかっていない」「何をしている機器なのかわからない」と感じている人は少なくないでしょう。
この記事では、私たちが普段Webページを見るときにサーバーがどのように動いているのかを図で解説しながら、サーバーが何をしているのかを紹介します。

更新日:2020.6.5

サーバーとは?

サーバーとは
トルテオ編集部

サーバーとは、データや機能を提供する機器のことです。

パソコンやスマートフォンなどといったデバイスから情報を受け取り、サーバー内に蓄積されているデータや機能から必要なものを取り出してパソコンやスマートフォンに提供します。
サーバーがうまく機能しているからこそ、私たちはWebサービスを利用したり、ホームページを閲覧したりできます。

サーバーは私たちが快適にインターネットを使っている今日、そのインターネットを裏側から支えています。

サーバーがホームページを表示させる仕組み

サーバーがホームページを表示させる仕組み
トルテオ編集部

普段、何気なく見ているホームページやWebサイトを表示させるために、サーバーの存在が欠かせません。
ここでは、ホームページやWebサイトの画面が表示される手順を通して、サーバーの仕組みを紹介します。

通常、私たちは、Google ChromeやSafariといったブラウザを用いてホームページを閲覧します。こうした、私たちが実際にホームページを目にする媒体となるもののことをクライアントといいます。

インターネット上ではこのクライアントとサーバーが互いにやりとりしており、そのおかげで私たちは快適にWebサイトを見ることができます。
クライアントはWebページを見るときに、サーバーに「クリックしたページを開いてください」という要求を出します。この要求のことをリクエストといいます。それに対して、サーバーはそのリクエストに対する応答をクライアントに送ります。この応答のことをレスポンスといいます。
このリクエストとレスポンスを繰り返すことで、クライアントとサーバーはWebサービスやホームページを私たちに提供しています。

サーバーとドメインの関係

ホームページやWebサイトを運用する上で、サーバーとドメインの関係もあわせて理解しておくとスムーズです。

パソコンやスマートフォンなどインターネットに接続されるものは、それぞれその機器をほかのものと識別するための数字が割り振られています。この数字のことをIPアドレスといいます。
このIPアドレスはWebサイトなどにも割り振られており、サーバー上において各サイトの違いはこのIPアドレスの違いとして認識されています。

このことから、IPアドレスはインターネット上の住所を表すともいわれています。
IPアドレスは通常「193.163.1.5」のような形で表されますが、Webサイトを見たいときなど、このままだと何を表しているのかわからずわかりにくいでしょう。
そのため、IPアドレスをわかりやすく名前付けしたものがドメインです。

「○○.jp」「○○.com」の部分であり、私たち人間でもわかるように通常は英語で書かれてあります。
そのため、該当のWebページのサーバーを探し出し、Webページを正しく表示させるためにはドメインの存在が欠かせません。

サーバーの種類

一概にサーバーといってもさまざまな種類があります。そして、サーバーの種類によって役割が異なってきます。ここでは、代表的なサーバーと仕組みを紹介していきます。

Webサーバー

Webサーバーは、Webページの表示に必要なサーバーです。
クライアントから、見たいページのURLをWebサーバーにリクエストとして送信し、WebサーバーはそのURLに関するデータを取り出して、クライアントにレスポンスとして返します。
このデータの中には、クライアント上でWebページを表示させるためのHTML、CSSといったものが含まれています。

メールサーバー

メールを送受信する際に必要なサーバーです。
メールを送信する際は、SMTPサーバーがその送信や配送をおこない、受信の際はPOP3サーバーやIMAP4サーバーが担います。
私たちがGmailやYahoo!メールを使ってメールする際は、このメールサーバーを経由して送受信されます。

データベースサーバー

必要なデータを表計算ソフトのように行と列で保存しているサーバーが、このデータベースサーバーです。顧客情報や商品情報といったデータが保存されており、クライアントからのリクエストに応じて、このデータベースサーバーからレスポンスを返します。

基本的に、データベースサーバーとWebサーバーは分けられていますが、これは各サーバーの負荷を軽くするためです。この仕組みのことを「分散処理」といいます。

プロキシサーバー

プロキシとは代理を意味します。コンピュータの代理でインターネットに接続するサーバーのことをプロキシサーバーといいます。

直接インターネットに接続できない、もしくはウイルスなどのリスクからインターネットに接続するべきでないコンピュータは、このプロキシサーバーを介してインターネットに接続します。

会社のコンピュータなどは、このプロキシサーバーを介してインターネットに接続していることが多いです。

DNSサーバー

DNSサーバーとは、IPアドレスを教えてくれるサーバーです。
私たちがリンクをクリックしたりURLを検索窓に入力すると、そのサイトのIPアドレスを要求する旨のリクエストが送られます。

DNSサーバーはそのサイトのURLのドメイン名に対応するIPアドレスを探し出し、クライアントにレスポンスとして返します。いわば、DNSサーバーはクライアントが求めるWebサイトの住所を教える役割を果たしています。

その後、クライアントは手に入れたIPアドレスをもとに、Webページを表示させるためにWebサーバーへリクエストを送信します。

サーバーのシステム形態

サーバーのシステム提供形態には、大きく分けて4つあります。
ここでは、それぞれの形態のメリットとデメリットを紹介します。
自社がサーバーを導入する際やサーバーを利用したサービスを提供する際の参考にしてみてください。

物理サーバー

物理サーバーは実際に物理的なサーバーを設置して利用するサーバーのことを指します。サーバーにアプリケーションやソフトウェアをインストールすることでさまざまなシステムが利用できるようになります。

メリット

物理サーバーを導入する際には、自社が利用したいサービスに合ったサーバー環境を構築することができます。また、外部のサーバーの影響を受けることなくローカル環境で運用することができます。
そのため、外部要因に左右されることなく安定した運用がおこなえます。

デメリット

導入費用が高くなると同時に、保守・運用コストが大幅にかかってしまいます。
また、サーバーの構築、運用などを自社内で推進する必要があるため、専門的な知識を持っている人が社内で必要となります。

レンタルサーバー

レンタルサーバーは、サーバーを提供している会社からサーバーを借りることで利用することができます
Webサーバーは専有で提供されることもありますが、提供会社のサーバーの一部を借りて他社と共有で利用する場合もあります。

メリット

サーバーを設置するための手間を省くことができ、サーバーを購入するための初期費用を押さえることができるため、導入が比較的容易におこなえます。
また、サーバーの保守や運用をレンタル会社がおこなってくれるため、社内に知見のある人がいなくても、容易に運用することができます。

デメリット

タイプによって、1つのレンタルサーバーをほかのサービスや他社と共有で借りることがあるため、ほかのサービスにアクセスが集中した場合には、影響を受ける可能性があります。

VPS(仮想専用サーバー)

VPSは、1台のサーバーの中に仮想のサーバーを複数作るもので、各ユーザーはそれぞれの仮想サーバーを利用することができます

VPSは、レンタルサーバーと同様にサーバーを提供しているサーバーを複数人で利用しますが、VPSではサーバー内に自社の専用領域を設置して利用することができます。

メリット

自分専用のサーバーを持つことができ、物理サーバーを自分専用で持つときに比べてコストを抑えることができます。
また、専有領域を分けることができるので、自社に合わせた設定を行うこともできます。

デメリット

サーバーの設定を自らおこなう必要があるため、運用・保守に関する知識がある程度求められます。

クラウドサーバー

クラウドサーバー会社が保有している物理サーバーにインターネットを通じてアクセスすることで利用することができるサーバーです。
クラウドサーバーを通じて、クラウド形態で提供されているSaaSやPaaS、IaaSのサービスを提供されたり、利用したりすることができるようになります。

メリット

自社で物理サーバーを導入する必要がないため、導入時の手間が最小限で済みます。
また、サーバーの購入時にかかる導入費用やサーバーの保守運用にかかる人件費を大幅にカットすることができます。

デメリット

利用した分だけ料金がかかる従量課金制であるため、長期的にみるとコストが高くなってしまう傾向にあります。

サーバー機の種類

サーバー機の種類
©wavebreakmedia – shutterstock

ここでは、サーバーを導入する際に押さえておきたい、サーバー機器の種類について紹介します。
サーバー機器によって、サイズや価格が異なるので、自社の運用スタイルに合ったサーバー機器を選ぶようにしましょう。

ここで紹介しているサーバー機器は、物理サーバーを導入するときのものなので、クラウドサーバーを導入する場合は以下の記事を参考にしてください。

タワーサーバー

デスクトップ型のパソコンと似ているのが、このタワーサーバーです。サーバー機器を重ねて設置することができないため、設置スペースを多くとってしまいますが、その分費用は抑えることができます。中小企業や、個人で利用されるケースが多いようです。

ラックサーバー

ラック内にサーバーを積み重ねて利用することができるタイプのサーバーです。

CDラックのようにサーバー機器を積み重ねて設置することができるため、タワーサーバーを設置するときに比べてサーバー設置スペースを節約することができます。

多くのデータを取り扱う必要がある一方で、サーバーを管理する場所を物理的に確保できない場合におすすめできるサーバーです。

ブレードサーバー

ブレードサーバーは、タワーサーバーやラックサーバーよりも薄く作られており、少ないスペースで多くのサーバーを設置することができ、サーバー設置スペースを大幅に節約することができます。

高密度で複数のサーバーを設置することができるため、大容量のデータを扱う企業におすすめです。

合わせて確認!サーバーと合わせて確認しておきたい用語

合わせて確認!サーバーと合わせて確認しておきたい用語
©Preechar Bowonkitwanchai – shutterstock

最後に、サーバーと合わせて確認しておきたい、サーバーの部品に含まれる部品についての用語を解説します。
周辺の用語についても知っておくと、よりサーバーに対する理解が深まります。合わせてチェックしておきましょう。

マザーボード

マザーボードはパソコンに搭載されている主要機器です。
さまざなま部品で構成されているパソコンですが、マザーボードはそれぞれのパーツを橋渡しする役割をもっています。
具体的にマザーボードには、電源や液晶ディスプレイ、マウス、キーボード、このあと紹介するCPUやメモリーなどが接続されいます。

メモリー

メモリーは、記憶装置とも呼ばれパソコンのデータを一時的に記憶しておく場所のことを指します。
メモリーの容量によって一度にパソコンで操作できる作業が変わります。
メモリーは容量が大きいほうがパソコンでの処理が高速になります。

CPU

CPUは、Central Processing Unitの略で、日本語では中央処理装置といいます。

マウスやキーボード、メモリーからデータを受け取って演算や制御をおこないます。そのため、CPUの性能はパソコン全体の性能や価格に大きな影響を与えます。

ドライブ

ドライブは補助記憶装置とも呼ばれ、データを保存しておく場所のことを指します。

メモリーがデータを記憶しておく装置であるのに対して、ドライブでは削除操作を行わない限りデータを永久に保存しておくことができます。
パソコン用のサーバーにはHHD(ハードディスクドライブ)かSSD(ソリッドステートドライブ)が搭載されていることが一般的です。

OS

OSはOperating Systemの略で、コンピュータの操作や運用、運転をする部分のことを指します。

OSがなければ、コンピュータを操作することができず、システムを動かすことができません。
OSにはバージョンが存在し、クライアントのOSが適切でないとシステムが動作しないなどといった場合もあります。

サーバーとはあくまでも受け渡し役

普段目にする機会が少ないサーバーについて紹介してきました。サーバーを一言で表せといわれると、「受け渡し役」に尽きるのではないでしょうか。

メールサーバー、Webサーバー、DNSサーバーなどさまざまなサーバーを紹介しましたが、基本的な役割としてはクライアントに情報を受け渡すということに尽きます。

もし自分でWebサービスを運営したい場合は、サーバーの役割をしっかり理解しておかないといけません。しっかり理解して自分のビジネスに活かす一助にしてください。

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