人間関係に疲れる人の5つの特徴と9つの対処法~人間関係に悩めるあなたへ~

誰しも、人間関係に疲れてしまったという経験はあると思います。
特に、職場での人間関係は、年齢や性格、考え方などが多種多様な人が集まっているため、ストレスや疲れを感じやすいのではないでしょうか。人間関係が良好になれば仕事も楽しくなり、それに伴って成果も出しやすくなるかもしれません。
今回は職場での人間関係に悩んでいる人に読んでもらいたい、人間関係に疲れたときの対処法などをまとめました。

職場の人間関係に疲れる・・・

職場での人間関係が上手くいかず、仕事が楽しくない、職場に行きたくないと感じている人も多いのではないでしょうか。
エン・ジャパン社の調査(※1)によると「今までの職場で、人間関係に難しさを感じたことはありますか?」という問いに対して84%の人が、「ある」と回答しています。さらに、これまでに転職した人の転職理由の53%が人間関係による不満のようです。

これらのデータからも、職場での人間関係に悩む人は多くいることがわかります。
たしかに、職場では普段のコミュニケーションに加えて、気を遣ったり、苦手な人と関わるのも我慢しなければならなかったりするため、ストレスは溜まりやすいでしょう。

同僚との人間関係に疲れる

時に励まし合い、競い合う関係である同僚の存在。同僚との人間関係が良好であればあるほど、職場での居心地はよくなり、快適になるでしょう。
しかし、同僚との良好な人間関係を保つのも意外と難しいものです。

エン・ジャパン社の調査(※1)によると、転職した人が感じる人間関係の不満の中で、同僚に対して嫌だったと感じていることとして、「不平不満が多い」「自分の意見や考えに固執する」「気分に浮き沈みがある」などの理由が挙げられています。
このように、同僚との人間関係では、常に近くにいるからこそ相手の嫌な部分に気付きやすく、不満も増えていきやすい、そしてそれによって人間関係に不満が募ることもあるようですね。

上司との人間関係に疲れる

教える立場にいる上司と教えられる立場ないある部下の関係では、人間関係のトラブルは発生しやすいかもしれません。
こちらもエン・ジャパン社の調査(※1)から見ると、人間関係における上司に対する不満として挙げられているのは、「威圧的に感じる」「指示に一貫性がない」「評価が公平・公正ではない」「自分の意見や考えに耳を傾けてくれない」などです。

完璧な上司、自分に合う上司はなかなかいませんが、部下を過剰にマネジメントしたり、逆に放置して指導しなかったりする問題上司も多くいます。
そのような上司にあたってしまった場合、より良い人間関係を構築することは難しく、不満は溜まるばかりでしょう。

部下との人間関係に疲れる

部下が上司に対して悩みを持つように、上司もまた人間関係の問題で、部下に頭を悩まされている人もいるのではないでしょうか。
部下に対してもエン・ジャパン社の調査(※1)で、人間関係の不満において挙げられているのは、「不平不満が多い」「仕事の成果にこだわらない」などです。

またこれに加えて、自分の指示や話を聞かなかったり、生意気な態度を取ってきたりするような、問題がある部下もいるでしょう。そのような部下に対して思ったように上手くマネジメントをすることができずに悩んでいる人もいると思います。

人間関係に疲れる人の7つの特徴

上記のように、職場には人間関係で疲れてしまう場面が、人によってあると思います。
しかしなかには、常に周囲の人と和気あいあいとしており、人間関係がうまくいっているように見える人もいます。
ではその人たちと、人間関係がうまくいかず、疲れてしまう人は何が異なるのでしょうか。人間関係に疲れてしまう人はどのような特徴があるのかをまとめてみました。

人間関係に疲れる人の特徴①:がんばり屋

仕事においてあらゆる場面で「自分がやらなければ」「何とか頑張ろう」と思ってしまう頑張り屋の人がいます。
そのような人のなかには他人に任せることが苦手な人がいます。それによって自分の負担が大きくなり、相手に気を遣ったり、ポジティブなコミュニケーションを取る余裕がなくなってしまい、冷たい印象を与えてしまうこともあるでしょう。

また、他人に任せることができない人は、ときに相手に「信用されていない」「頼りにされていない」などという感情を抱かせてしまうかもしれません。
それにより、相手との信頼関係を築けずに人間関係が崩れていってしまう可能性があります。

人間関係に疲れる人の特徴②:人の陰口や噂話、愚痴を言うのが好き

仕事をしていると苦手な人がいたり、気に障る人がいたりすることもあると思います。
このような、人間関係が円滑でないときに、「AさんはBさんと不倫している」や「CさんがDさんの陰口を言っていた」などの噂が立つことは、よくあることです。そのような人は、他人の一挙手一投足が気になり、つい干渉・批評してしまいたくなるがために、噂話や陰口を言ってしまうのでしょう。
人の陰口や噂話は、聞く相手に不快感を与えます。そのため、そのような話をする人は信用や尊敬されないどころか、自分が不利な立場になる原因となるので注意が必要です。

人間関係に疲れる人の特徴③:優しすぎる

誰に対しても優しい心で、親切な対応をすることは、良好な人間関係の構築において重要でしょう。しかし、優しすぎるのは、デメリットにもなるのです。
他者に対して、注意を配り、常に気にかけていないといけないのは疲れてしまいますよね。また、このような人は他者のために自分を犠牲にするということもあります。

他人に優しすぎる態度をとっていると、「じつは裏があるのではないか?」というような不信感を感じさせたり、意思がない、流されやすいという印象を与えたりする可能性もあります。
また、優しすぎる人は、常に他人のことを考えて優先するがゆえに、口を挟んでしまい、返ってその優しさが「おせっかい」と相手に感じさせてしまうこともあるでしょう。

人間関係に疲れる人の特徴④:断れない

仕事の中で何かを依頼されたり、任されたりすることがあります。相手の依頼やお願いを快く受け入れると相手に喜ばれたり信頼されたりします。
しかし、自分の業務で追われていたり、別でやるべきことがあったりする場合は、しっかりと断ることも必要です。
断ることが苦手な人は無理をしてでも期待に応えようとしてしまいます。それが人間関係に疲れを感じさせる原因となります。
また、断るべきときはしっかり断らなければ、自分が追い込まれていつか爆発してしまい、取り返しのつかない事態になる可能性もあるのではないでしょうか。

人間関係に疲れる人の特徴⑤:他人の評価を気にしすぎる

仕事では、上司や同僚、周りからの評価は気になるものです。他人からの評価を意識して行動することは重要ですが、他人の評価を気にしすぎてしまうと人間関係に疲れる一因となります。
「こんなこと言ったら怒られるかもしれない」「これは周りから評判が悪そうだから言うのは控えよう」というように、他人の評価を気にしすぎると、本来の自分らしさや個性を出すことにためらいを感じるようになってしまいます。
それによって相手のためにだけ行動してしまうような、主体性がない、おもしろみのない人になってしまいます。「この人と話してもつまらない」というような印象を与える可能性があります。

人間関係に疲れたときの対処法

相手のことを考えないような人は人間関係をこじらせます。しかし、人間関係に疲れてしまう人は、どちらかというと、相手のことを気にしすぎている人の方が多いように思います。

職場では上司や同僚、部下を選ぶことは難しく、好き嫌いだけで付き合わないようにするということはできません。そして問題がある人がいたとしても、相手を変えることは難しく、自分が対策を打つしかないでしょう。
そこで、人間関係に疲れてしまったときの対処法をいくつか紹介します。

人間関係に疲れたときの対処法①:自分と合わない人とは少し距離を置く

誰しも必ず苦手な人や合わないと感じる人はいるはずです。仕事では、そのような人とも関わらないといけない場面はあり、簡単に縁を切ることはできないでしょう。
しかし、仕事とは関係ない場面やプライベートでは無理して関わる必要はありません。
例えば飲み会や食事に誘われたときはさらっと理由を伝えてうまく断ったり、できるだけ苦手な人の近くには行かないようにしたりするなど、相手に気付かれない程度で少しずつ距離を置いてみてはどうでしょうか。
苦手な人と関わるストレスを軽減できると思います。

人間関係に疲れたときの対処法②:周りの評価を気にしすぎない

「誰かに認められたい」と思う承認欲求は誰にでもあり、当たり前の感情です。
しかし、過度に周りからの評価を気にしすぎると自分らしさを表現するのにブレーキがかかったり、行動に制限ができてしまったりします。

確かに、他者から承認されることはうれしいことでしょう。しかし、勘違いしてはいけません。われわれは「他者から承認されるために生きているのではない」のです。

引用:週刊ダイヤモンド『今こそ!「嫌われる勇気」: 仕事に効くアドラー心理学』(著:泉秀一、 佐藤寛久、 藤田章夫、 田原寛)

また、人には、それぞれの持ち味や自分にしか出せないアイデアがあると思います。それが、他人によってブレーキがかかってしまうのはもったいないです。
他人の評価を気にしすぎずに行動してみてはいかがでしょうか。意外と自分らしさを出した方が良いパフォーマンスができるかもしれません。

人間関係に疲れたときの対処法③:一部に嫌われてもいいと思う(万人受けをしようとしない)

さまざまな性格や考え方を持った人がいるなかで、全ての人から好かれることは不可能です。あなたは、誰からも嫌われたくない「嫌われたくない症候群」ではありませんか?

「嫌われたくない症候群」の症状は心がふれあわないということである。
いま過去を思い出して、あなたはだれに会いたいか。あの人と会ったら「懐かしいだろうなぁ」と思う人が何人いるか。それがあなたの人生の豊さである。一人もいなければ、どんなにエリートコースを歩いていてもそれは乏しい人生である。

引用:『だれにでも「いい顔」をしてしまう人 嫌われたくない症候群』(著:加藤諦三)

この本でも紹介されているように、誰からも嫌われたくない、全員から好かれたいと思う「嫌われたくない症候群」では、人と心が触れ合わないため、あとで振り返ったときに寂し人生と感じるかもしれません。

全ての人に好かれる必要はありません。何人かに嫌われたとしても本当に心を通い合わることができ、人生を振り返ったとき、会いたいと思える人が少数でもいる方のが幸福だと思えることでしょう。

人間関係に疲れたときの対処法④:相手の良いところを探してみる

苦手な相手や嫌いな相手に対してはその人の悪いところばかりが目についてしまいます。そういうときは、一度こちらが大人になり、相手の良いところを考えてみるのも方法です。
例えば、頭にくるようなことでもじつは、自分のことを考えてくれたうえでのことだったり、相手も苦労していることがわかったりするかもしれません。
相手の良いところを探し、あえて目を向けることで、その人との関係性も少しは好転するきっかけになることもあります。

人間関係に疲れたときの対処法⑤:人の陰口や噂話はスルーする

自分が率先して社内の人の陰口や噂話を発信するのは、信頼や評価が下がるのでしない方がいいでしょう。それだけでなく、噂話や陰口をよく言う人たちのなかに参加しないということも心掛けたいですね。
誹謗中傷を言ったり嫌がらせをしたりする人たちは、そのような方法でしかストレスを発散できないレベルの低い人です。
その人たちと一緒になって自分もそのようなイメージがついてしまっては損です。そのため、巻き込まれそうになっても、その話題には乗らず、華麗にスルーできるといいですね。

また、自分が陰口や非難の対象になった場合も「スルー」です。そのようなレベルの低い人たちと関わるより、一緒にいて自分の成長につながるような人といた方が人生を豊かにするのではないでしょうか。

人間関係に疲れたときの対処法⑥:社内で相談できる人(信頼できる人)を作る

職場では1人くらい信頼でき、相談に乗ってくれそうな人はいるのではないでしょうか?
同僚でも先輩でも、「この人なら・・・」と思える人を見つけましょう。その人に思い切って人間関係の悩みを吐き出してみたら意外と、共感を得たり、解決策を提示してくれるかもしれません。

そこで注意が必要なのは、いくら信頼できる相手でも、他人の誹謗中傷はしないようにしましょう。どこから漏洩・拡散するかわかりません。会社での文句は会社の人にはできるだけ言わない方が良いでしょう。

人間関係に疲れたときの対処法⑦:群れない

あなたは、「ひとりでいる人はかわいそう」「ひとりは孤独」などと思っていませんか?
しかし、人間関係で悩むのは「群れている」からではないですか?

人間関係の悩みを減らしたければ、いつもネチネチと群れないことだ。嫌われたくないからといって群れていると、人間関係の悩みは絶えない。
群れ続ける限り群れの掟に背くわけにはいかず、永遠に気を遣い続ける必要がある。
あなたの周囲に人間関係の悩みとは無縁で、飄々と生きているように見える人はいないだろうか。「飄々と生きる人」とは、周囲の意見に左右されることなく、風のようにふわっと我が道を行く人のことだ。その人は群れていないはずだ。

引用:『たった2分で、自信を手に入れる本。 君の不安を勇気に変える63の言葉』(著:千田琢哉)

人間関係に疲れたときの対処法⑧:趣味を作る、余暇を楽しむ

みなさんは趣味や時間を忘れて没頭できることはありますか?
職場での人間関係は簡単に変えることはできず、悩みも改善されることは少ないでしょう。
それならば、人間関係の悩みなど忘れるほどの趣味や好きなことを見つけてはいかがでしょうか。

休日に楽しみがあれば、多少のことは乗り越えられるかもしれません。
本質的な対処法ではないですが、仕事での人間関係に悩んでいる時間はもったいないです。ぜひ休日、楽しみを見つけて没頭してみてください。

関連記事:社会人の休日を充実させる趣味10選

人間関係に疲れたときの対処法⑨:環境を変える(異動・転職する)

「どうしても人間関係がうまくいかない」「対策を打ってみても解決されない」「相談できる人もいない・・・」そのような場合は思い切って異動願いを出したり、転職を考えたりしても良いのではないでしょうか。
人間関係の悩みで疲れてしまっている状態では最大の成果は見込めません。
そこの会社や部署に留まりたい理由は何ですか?環境を変えても実現できることなら思い切って異動や転職の決断をすることも悪くないでしょう。

人間関係を変えるのは自分

人間関係は仕事やプライベート、さまざまな場面で存在しています。
特に仕事では、人間関係のトラブルが起きやすいうえに解決することは簡単ではありません。気が合わない人、苦手な人がいるのは当たり前です。しかし、相手を変えることは難しいでしょう。
そのため、自分の捉え方や考え方を変えるしか方法はありません。
人間関係に疲れている人は、少しずつでも自分を変えてみるということを意識してみましょう。

※1:エン・ジャパン株式会社「第49回 テーマ:「職場での人間関係について」より

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