才能の正体とは?ビリギャルの著者が「奇跡は誰でも起こせる」と語る理由とは?

「彼は才能があっていいなあ」「自分には才能がないから・・・」など、成功者に対して、うまくいかない自分に対して、さまざまな場面において何かにつけて「才能」という言葉を使ってしまうことはありませんか?
才能とは一体何でしょうか。「才能」について多くの人は誤解をしているのかもしれないと著者は指摘しています。
これまで誰も明らかにしなかった「才能の正体」をビリギャルの著者が解き明かします。

あの「ビリギャル」の著者で有名な坪田信貴

本書の著者である坪田氏は、学習塾・坪田塾の学長として、これまで1,300人以上の生徒たち受験生たちを指導してきました。
その生徒の1人、学年ビリのギャルさやかさんを、慶応義塾大学に現役合格へと導いた経験を綴った「ビリギャル」は、映画化にもされるほど大ヒットとなり、一躍有名となったのです。
「ビリギャル」でのインパクトが強烈ですが、坪田氏は起業家としての顔も持ち、企業の人材育成やコンサルティング、そして現在では吉本興行社の社外取締役も務めるなど、枠を超えた幅広い分野で活躍しています。
このように受験生に限らず、「人の能力を伸ばす達人」として活躍する坪田氏が、本書では「才能」について提言しています。

才能とは|本当にあなたには才能がないのか?それともあるのか?

多くの人は、才能とは生まれ持った能力だと認識していると思います。そのため、学年ビリのギャルさやかさんが慶応義塾大学に進学できたのも「じつはもともと才能があった」というように考える人もいるでしょう。
しかし、1,300人以上もの生徒を見てきた坪田氏は「才能=能力ではない」と断言しています。

「能力」というのは、コツコツと続けられれば、誰でも身につけることができます。
この「能力」が高まっていくと、人よりも飛び出たり尖ったりする部分がでてきて、やがてそこが「才能」として認められるようになるのです。

引用:『才能の正体』(著:坪田信貴)

人は、「結果」を才能の有無の判断基準としてしまいます。結果が出るともともと才能がある、結果が出ないと才能がないというように結果に合わせて過去の解釈もすべて変わってしまうのだと坪田氏は言います。
つまり、坪田氏に言わせると、「才能がある人とは結果が出せる人。そして、結果を出すために正しい努力ができる人」なのです。

個人の才能を伸ばすメソッド

誰にでも「才能」はあります。正確には「才能の芽」はあります。しかし、それは”能力を高めないと”出てこないものです。

引用:『才能の正体』(著:坪田信貴)

前述したように才能の有無は結果や成果によって判断されます。そして成果を出す足かせとなっているのは親や上司などです。
いつの間にか我が子や教え子、部下、後輩の才能の芽を摘んでしまっているかもしれません。

例えば、子どもが夢に対し努力しようとしているときに親が「そんなのは無理だ」と言ったり、上司が部下に対して「こうしたらうまくいく」と言いすぎたりしていませんか?
我が子、部下の才能を開花させるには黙って見守ることに尽きる」と坪田氏は本書で述べています。

「才能」のマネジメント|才能のある人材を見つけて育てるには

坪田氏は、会社を立ち上げたときに一般的な会社が採用しなさそうな人材を積極的に採用したそうです。例えば、「自信がなさそう」「笑わない」「問いかけにしっかり答えてくれない」ような世間一般の採用基準から外れる人たちです。

彼は、このような人たちを積極的に採用した理由は、「多様な才能を持ち寄ることで1人で戦うよりも大きな成果を得ることができるからだ」と言います。
そしてこれらの人が同じ目的、ビジョンを持つことでより強いチームをつくることができるのです。
本書では、強い組織のつくり方、そのための個人の能力の伸ばし方について述べられています。

「成功者や天才」と「普通の人」の違いは

最後の章では、坪田氏が知る「才能がある人」についてまとめられています。
吉本興行社の社長である大﨑洋氏や、ザ・リッツ・カールトン・ホテルの元日本支社長の高野登氏、芸人で絵本作家の西野亮廣氏など、坪田氏が思う「才能がある人」と私たちのような「普通の人」との違いは何でしょうか。
才能がある人がおこなっているのは、とてもシンプルで地味なことなので、本書からヒントを得て、すぐに取り入れることができるでしょう。

「才能の正体」を読んで

「自分には才能がない」「才能がある人がうらやましい」「元々の能力だからどうしようもない」などのように思っている人、そんなことはありません。坪田氏いわく才能は誰でもあるのです。
多くの人が「才能」について間違った認識をしています。才能とは何なのか、才能を伸ばすためにはどうすれば良いのか。本書のタイトルともなっている「才能の正体」を知ることで、「自分にも才能があった!」といえる人生を送れるかもしれません。

受験だけでなく、部活や仕事などのさまざまな場面で使われる「才能」について、本書から多くのヒントを得ることができると思います。ぜひ手に取ってみてはいかがでしょうか。

才能の正体
  • 著 者坪田 信貴
  • 出版社幻冬舎
  • 発売日2018/10/10

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