ビジネスマナーの基本は挨拶にあり!シチュエーション別の挨拶や順番を解説

社会人にとって、ビジネスマナーはとても重要であるため、しっかりと身につけておきたいですよね。なかでも、挨拶はビジネスマナーの基本で、コミュニケーションを円滑にするために必須のスキルです。
今回は社会人が覚えておきたい挨拶のマナーを紹介します。正しいビジネスマナーを身につけて、相手に気持ちが良いと思われるような挨拶を心掛けましょう。

ビジネスマナーで挨拶は基本!

日常のコミュニケーションのなかで基本の挨拶ですが、ビジネスシーンにおいてはとくに重要なものです。
日々の挨拶はその人の印象を決定し、ビジネスのなかでは評価の材料にもなります。そのため、常に気持ちの良い挨拶を意識する必要があります。気持ちの良い挨拶のポイントは、以下の5点です。

  • 明るい表情
  • 明るく元気な声
  • 笑顔
  • 相手の目を見ること
  • 自分から積極的に挨拶する

このように、小学生で習うような基本のことばかりです。
これに加えて社会人では、ビジネスのシーンや相手に合わせた適切な挨拶をすることが求められます。また、挨拶をする際にマナーを意識し、失礼のないよう心掛ける必要もあります。
今回は、社会人が知っておくべき、ビジネスシーンでの挨拶のマナーを紹介します。

ビジネスマナーで意識したいシーン別挨拶の仕方

社会人はシーンに応じた適切な挨拶をし、そのシーンで必要なマナーを意識しなければなりません。
ここでは、さまざまなシーンごとにどのように挨拶をするべきなのか、挨拶のポイントと種類を紹介します。

ビジネスマナー①:外出時の挨拶

仕事をしているなかで、訪問や商談などのために外出をすることは多くあると思います。
その際は、自分が外出する場合も、上司や先輩が外出する場合もしっかりと挨拶をすることが必要です。ここでは外出する際の挨拶のマナーを紹介します。

外出時の挨拶:自分が外出するとき

自分が外出する場合は、自分の行動、居場所を明確にするために、周囲の人に挨拶をしてから外出する必要があります
挨拶をしておかないと、不在の対応ができなかったり、コミュニケーションエラーがおこったりします。
そのため、挨拶と一緒に、どの理由でどこへ行くのか、何時ごろに戻ってくるのかという情報もしっかりと伝えることができれば、より良いでしょう。

行ってきます
行ってまいります

外出時の挨拶:ほかの人が外出するとき

上司や部下、同僚など、自分以外のほかの人が外出する際も、相手が気分よく出かけられるよう爽やかに挨拶をして送り出すことが大切です。
その際は、基本は「行ってらっしゃい」という言葉で送り出しますが、役職や年齢に合わせて適切な言葉を使うと良いでしょう。

行ってらっしゃい
行ってらっしゃいませ
お気をつけて行ってらっしゃいませ

「行ってらっしゃい」というのは、一見、軽い印象で、不適切に思えますが、上司に声を掛ける際に使っても間違いではありません。ただ、「ませ」を付けると柔らかい印象になり、より丁寧になります。

ビジネスマナー②:帰社時の挨拶

外出先から帰ってきた場合、ほかの人が帰社したときも明るい挨拶をすることが重要です。ここでは、帰社時の挨拶のポイントをまとめます。
忘れがちですが、意識して、しっかり挨拶ができるようにしましょう。

帰社時の挨拶:自分が帰社したとき

外出先から帰ってきた場合は、自分が帰社したことを伝えるために挨拶をしてから席につくのがマナーです。その際に、暗い挨拶では、周囲の人に聞こえなかったり、外出中に何かあったのかと心配をさせてしまったりするため、明るい挨拶を心掛けましょう。

ただいま、戻りました
戻ってまいりました

帰社時の挨拶:ほかの人が帰社したとき

また、上司や部下、同僚が外出先から戻ってきた場合も、気持ちよく迎えるために爽やかな挨拶をしましょう。作業をしながら挨拶をすると冷たい印象を与えてしまったり、目上の人からすると生意気な態度であると思われたりしてしまうため、相手の方を見て笑顔で伝えることが大切です。

おかえりなさい
おかえりなさいませ
お疲れ様です

「おかえりなさい」と伝えるのは間違いではありませんが、「ませ」を付けた表現の方がより丁寧です。また、ビジネスシーンでは「お疲れ様です」という挨拶が1番失礼や違和感がない挨拶といえます。

ビジネスマナー③:廊下ですれ違ったときの挨拶

社内の人と廊下や階段などですれ違った際の挨拶も覚えておきましょう。
廊下や階段など、社内ですれ違った場合は「お疲れ様です」と笑顔で伝えるのが一般的です。
このとき、親しい間柄の人に対しては「こんにちは」や「どうも」などというカジュアルな挨拶をすることもあるでしょう。しかし、目上の人に対してや、他部署の人など距離感がある人に対してはこのような挨拶はほとんど使わず、「お疲れ様です」を使うのが基本です。
目上の人に対してだけでなく同僚や部下、他部署の人であっても、社内ですれ違う人は誰にでも笑顔で挨拶をするよう心掛けましょう。

おはよう
おはようございます
こんにちは
どうも
おつかれ
お疲れ様です

また、相手がほかの人と話している場合や、自分がお客様の対応をしている場合は、挨拶はせずに軽く会釈のみをして通りすぎるのがマナーです。
すれ違う相手が上司であっても、お客様の対応の方が優先されるということを覚えておきましょう。

ビジネスマナー④:エレベーターでの挨拶

エレベーターで上司や同僚などの社内の人と遭遇した際も「お疲れ様です」と挨拶をするのが基本です。
しかし、自分たち以外に、ほかの人が何人か乗っていたり、混雑していたりする場合は無理に挨拶をする必要はありません。その場合は笑顔で軽く会釈をする程度が適切といえます。
エレベーターにほかの人も乗っている場合、大きな声で挨拶をしたり無駄話をしたりしないようしましょう。

おつかれ
お疲れ様です

ビジネスマナー⑤:退社時の挨拶

自分が先に退社する場合や、ほかの人が自分より先に退社する場合も明るい挨拶をする必要があります。自分もほかの人も気持ち良く退社できるように爽やかな挨拶を心掛けましょう。

退社時の挨拶:自分が退社するとき

自分が先に退社する際は、上司や残業している人に申し訳ないと、黙って退社するのは逆に失礼に当たってしまいます。また、退社時の挨拶は、周囲の人に自分は退社するということを伝えるために必要です。
その際の挨拶としては、「お先に失礼します」というのが適切です。「お疲れ様です」とだけ伝えるのは間違いではありませんが、他の人への配慮も含めて「お先に失礼します」という表現がより丁寧であるといえます。

おつかれ
お疲れ様です
お先に失礼します
お先に失礼いたします

退社時の挨拶:ほかの人が退社するとき

上司や同僚、部下が退社する場合は「お疲れ様です」と挨拶をするのが基本です。
作業をしながら声だけで挨拶をするのは、素っ気なく、冷たい印象を与えてしまうため、相手の方を見て笑顔で伝えることが重要です。
また、「ご苦労さまでした」という挨拶は目下の人に対して伝える言葉であり、上司や先輩に対しては失礼にあたるため、使わないようにしましょう。

おつかれ
お疲れ様です

ビジネスマナー⑥:プライベートで会社の人と遭遇したときの挨拶

休日や業務時間外に会社の人と遭遇することもあるでしょう。
相手と距離がある場合は無理に挨拶をしにいく必要はありませんが、相手が自分に気付いたり、距離が近かったりする場合、挨拶をするのは人として最低限のマナーです
挨拶をするとき、相手と距離がある場合は軽く会釈をし、距離が近い場合は「おはようございます」や「お疲れ様です」と軽く挨拶をしましょう。

加えて、相手が家族や夫婦といる場合、「いつもお世話になっています」というように簡単に自己紹介をすることで、丁寧でより良い印象を与えることができます。
しかし、相手もプライベートを楽しんでいるため、長話にならないようすぐに立ち去る気遣いもビジネスマナーとして必要です。その際は「それでは、失礼いたします」というようにひとこと挨拶をしてから立ち去ると丁寧な印象です。

おはようございます
おつかれ
お疲れ様です
どうも
(同行者へ)いつもお世話になっております
(立ち去るとき)それでは、失礼いたします

また、遭遇した場所がギャンブル系や夜のお店であったり、相手がデート中だったりする場合は、シチュエーションに応じ、あえて気付かないふりをするのもマナーです。

ビジネスマナーで知っておくべき挨拶をする順番

ビジネスシーンでは、挨拶の順番も意識しなければなりません。
そのため、お客様に自分の上司や同僚を紹介したり、社内で人を紹介したりする際の順番にも注意が必要です。ここでは、相手を紹介する際の正しい順番を解説します。

挨拶をする順番①:立場や地位に差がある場合

まず、立場や地位に差がある場合の紹介の順番です。
自社内での立場や地位は、役職によって判断されますが、他社とのやり取りのなかでは、どの役職であってもお客様である他社の人の方が上の立場になります。
立場や地位に差がある場合は、先に立場が下の人を立場が上の人へ紹介します。
例えば、上司をお客様に紹介するシチュエーションでは、上司のことを先にお客様へ紹介します。

挨拶をする順番②:年齢に差がある場合

年齢に差がある場合は、まずはじめに年齢の低い人を年齢が高い人に紹介します。そして次に、年齢が高い人を紹介します
例えば、新入社員を同僚に紹介する場合は、新入社員の情報を先に同僚に渡します。
同じ役職で年下のAさんと年上のBさんを紹介する場合は、先にAさんのことをBさんへ紹介します。

しかし、紹介を受ける側がお客様である場合は、年齢よりも立場の差を優先する必要があります。
相手がお客様の場合は、たとえ年齢の低い相手であっても、自社の部長や社長などから紹介しなければなりません。

挨拶をする順番③:立場や役職に差がない場合

立場や年齢に差がない場合は、自分と関係や繋がりが強い人から先に紹介します。
例えば、長年自社と付き合いがあるA社の担当者と、最近契約を結んだB社の担当者では、先にA社の担当者のことをB社の担当者に紹介します。

また、役職や年齢に差がない男女の場合は、男性のことを先に女性へ紹介します。
これはレディー・ファーストに則ったものですが、立場や役職に差がある場合はそちらを優先的に考えましょう。

ビジネスマナー挨拶順番
トルテオ編集部

ビジネスマナーで覚えておきたいお辞儀の仕方

ビジネスのなかでは、相手の立場やシチュエーションなどによって挨拶を使い分けます。
そのなかで、お辞儀は相手に敬意を示すものであり、丁寧さや誠意、気持ちをお辞儀の種類で伝えることもできます。お辞儀の種類は、おもに腰を曲げる角度によって分類されます。
ここでは、お辞儀の種類とポイントをそれぞれ解説します。挨拶と合わせてシチュエーションにごとに使いましょう。

お辞儀の仕方①:会釈

会釈は、視線を1.5mほど斜め下に落として、15度ほど腰を曲げた状態です。気軽に利用できる会釈は、おもに社内で使うもので、人とすれ違ったり、人の前を通ったりする際に軽い挨拶をしながらおこないます。
このときに、首だけ曲げるとだらしなく見えるため、背筋を伸ばして、腰から曲げると印象が良いです。
また、会釈は軽い挨拶のなかで使われるため、にこやかな笑顔ですることがポイントです。

お辞儀の仕方②:敬礼

敬礼といわれるお辞儀は一般的なお辞儀で、ビジネスシーンでは多く利用します。
敬礼は、視線を80㎝ほど下に落とし、30度ほど腰を曲げた状態のお辞儀です。
このお辞儀は、おもに対外的なコミュニケーションや、上司や立場の上の人に対して利用します。
例えば、お客様のお迎え・お見送りや、名刺交換をするときなどが挙げられます。
敬礼をする際は、顔だけが前を向くとかっこ悪く見えるため、視線を斜め下に落として丁寧におこなうことが大切です。

お辞儀の仕方③:最敬礼

ビジネスコミュニケーションのなかでもっとも丁寧なお辞儀が最敬礼です。
最敬礼は、自分の足元に視線をやり、45度ほど腰を曲げた状態のお辞儀です。このお辞儀は、相手に深い感謝をする際やお詫び、無理なお願いをする際などに利用します。
そのため、へらへらした表情だったり、動作にメリハリがなかったりすると、相手に誠意が伝わりません。
したがって、視線は足元に落とし、背筋や指先を伸ばし、メリハリのある動作を意識する必要があります。

ビジネスマナー挨拶お辞儀
トルテオ編集部

正しいビジネスマナーで気持ちの良い挨拶を

今回は、ビジネスマナーのなかで基本である挨拶について紹介しました。挨拶はビジネスシーンにおいてはとても重要なスキルで、日々の挨拶によってその人の印象が決まり、評価に繋がることもあるのです。
そのため、社会人は正しいビジネスマナーを身につけて、気持ちの良い挨拶を心掛ける必要があります。
まずはビジネスマナーを確認し、自然と気持ちの良い挨拶ができるように意識しましょう。

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