海外で働く方法19選!短期から長期まで職種別に紹介

国際化が進み、日本人が海外で活躍しているというニュースを聞く機会も増えました。
そういう状況を見聞すると、「自分も海外で働きたい」と思う人もいるのではないでしょうか。
しかし、実際にどのような選択肢があるのか模索して迷ったり、どんな働き方ができるのか情報収集に困ったりすることもあるでしょう。
ここでは、海外で働くための方法について紹介していきます。

海外で働くためにまず準備するといいこと

海外で働くためにまず準備するといいこと
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海外で働くためには、まず何をすればよいのか悩む人も多いのではないでしょうか。
ここでは、海外で働くためにまず準備しておくとよい3つのことを紹介します。

海外で働く目的を明らかにする

まず最初に、海外で働く目的をはっきりさせておく必要があります。
「海外で生活するという経験がしてみたい」「海外で働くことで自分の言語能力を高めたい」「海外で困っている人の役に立ちたい」など海外で働きたい目的は人それぞれ異なるでしょう。

そして、目的によってどのような働き方をするかも変わってきます。
そのため、まずは海外で働く目的を整理し、「なぜ海外で働きたいのか?」はっきりさせるとよいでしょう。

海外で働くための能力を習得する

海外で働くために準備しておくべき2つ目のポイントは、海外で働くための能力の習得です。
ここでは、海外で働くにあたって習得しておくべき能力を紹介します。
ここで紹介する能力を持っているか持っていないかによって、海外で働くための方法の選び方が変わってきます。
そのため、まずは一般的にどんな能力を持っておくべきなのか、勉強を始める際の参考にしてください。

言語能力

まず、英語もしくは渡航先の国の言語能力です。
仕事をするためには、人とのコミュニケーションは避けて通れません。
また、生活していくうえでも現地の人との意思疎通は欠かせないでしょう。

なかでも、英語は世界共通語であるため、最低限の英語力は身につけておくことを推奨します。
また、働く方法によってはTOEICやTOEFLの点数などの資格の提示が求められることがあります。
これらの資格試験は、海外で働くチャンスを掴む上で有利に働いたり、自分の言語能力を測れたりするので挑戦してみるといいでしょう。

さらに、行きたい国が決まっている場合はその国の言語も習得しておくと強みになります。
海外で働きたいのであれば、資格試験も活用しながら英語や渡航先の国の言語を勉強をしておくといいでしょう。

基本的なマナーやビジネススキル

仕事をする上で最低限のマナーやビジネススキルを身に着けておく必要があります。
働く方法によってはビジネススキルが必要でないこともありますが、どの国に行ったとしても、どんな仕事をすることになったとしても、最低限のマナーは身に着けておく必要があります。

また、海外で働く際に意識しておくべきなのは、日本での常識が海外では通じない場合があるという点です。
日本と海外の文化の違いを理解して、その国のマナーについて知っておく必要があります。

自分の強みとなる経験、専門性

自分の強みとなる経験や専門性があるといいでしょう。
日本でも採用面接のときに、自分の強みを聞かれることがあると思います。
それは海外でも同じです。

特に海外では、「自分はこれだけは負けない」という専門性があると高く評価されます。
例えば、海外の学生が就職する際は大学での専攻や大学院での研究が評価され、その専門性に適した仕事や役割が与えられます。
自分がしてきた経験や、自分が強みとなる知識や能力は何かを整理して把握しておくといいでしょう。

海外で働くための方法を知る

海外で働くために準備しておくべき3つ目のポイントは、海外で働くための方法や働き方について知っておくことです。
以下では、海外で働くにはどういった働き方があるのかを紹介します。

海外で働く方法①:海外で短期間働く

海外で短期間働く
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まずは、海外で短期間働く方法を紹介します。
「とにかく海外で働く経験がしたい」「海外での生活を経験してみたい」という人におすすめです。
また、語学研修を伴う働き方が多いので現地の言葉で話すことに自信がない人や言語能力の向上を図りたい人にもおすすめです。

アルバイト

まずは、留学などをしながらアルバイトをするという方法です。
日本でアルバイトをするのと同じように、求人サイトや店先の求人広告などからアルバイトをする職場を探します。

実際に、短期留学中の勉強の合間にアルバイトをしたり、旅行を続けながら短期間働いたりするバックパッカーもたくさんいます。
しかし、国によってビザの要件や就労の可否、就労条件が異なり、場合によっては違法滞在となってしまうこともあるので、あらかじめ就労条件を十分確認する必要があります。

インターンシップ

インターンシップとは、キャリア実現に向けて、特定の企業や組織で実務をおこない就業体験をすることをいいます。
特に、海外インターンシップは社会人からの人気も高く、実際の参加者には20歳~40歳以上まで幅広い年齢層の人が参加しています。

期間も、最短で1週間、長いものだと1年以上のものまであるので、自分の都合に合わせて働く期間を調整することもできます。
語学研修と就業体験がセットになっているものも多く、語学能力の飛躍的な向上も見込めます。
また、語学レベルに合わせたプランが豊富なので、語学力に自信がないという人でも安心です。

ワーキングホリデー

18歳~30歳の日本国民であれば、ワーキングホリデーという制度を利用して海外で働くことができます。ただし、国によっては年齢制限の上限が異なるので注意が必要です。
日本は23カ国とワーキングホリデー協定を結んでいて、ワーキングホリデービザを取得すると、それぞれの国に1~2年の滞在許可がおります。

ワーキングホリデーは就業だけでなく、就学や旅行が許可されている制度です。
そのため、海外で働くだけでなく、語学、資格の勉強や観光も楽しめる魅力的な制度です。

オペア

オペアは、ホームステイをしながらベビーシッターとして子どもの世話をすることで報酬が得られる留学制度です。
子どもの保育をする仕事ですが、基本的に保育経験や資格がなくても働くことができます。
また、オペアにはワーキングホリデーと同様に年齢制限があります。

国によって異なりますが、およそ26歳~30歳が上限となるので応募の際には各国の応募要件を確認する必要があります。
さらに、オペアは、ホストファミリーのもとで生活をするので、住居費や食費など基本的な生活費がかからない点が魅力的です。
また、学費補助で語学学校に通うことができるので、コストを抑えて語学能力を向上させることもできます。

海外で働く方法②:海外で腰を据えて働く

海外で腰を据えて働く
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次に、「海外で正社員として働きたい」「海外で自分のキャリアを築きたい」といった、腰を据えて海外で働きたい人に向けて海外で働くための方法を紹介します。

現地の企業に就職する

現地で直接仕事を探して就職するという方法がここにあてはまります。
現地で就職することで、自分の好きな国で自分の力でキャリアを築いていくことができるでしょう。

今では、現地の求人サイトや日本人向けの海外求人サイトがたくさんあるので、日本にいながらインターネット上で就職先を探すこともできます。
海外の企業で働くパターンは大きく2つあります。

海外企業で働く

まずは、海外企業に就職する方法です。
海外の企業に直接就職することになるので、現地の人に引けを取らないレベルの言語能力が必要となります。
また、海外の企業は専門性を重視する傾向があるので、言語能力以外にも何か専門性を持っているとよいでしょう。

そのため、海外の企業に就職したい場合は、留学やワーキングホリデーなどを経て就職活動をするのがおすすめです。
留学やワーキングホリデーを通じて、言語能力を磨くと共に、資格や専門性を身につけることで海外での就職に有利になるでしょう。

日系企業の海外法人で働く

日系企業の海外現地法人では、日本人を募集している場合もあるのでこちらをを検討してみるのもいいでしょう。
職種によっては、高い言語能力が必要となることもありますが、ほとんど日本語しかできなくても業務が可能な職業もあります。

例えば、事務職やコールセンターなどの仕事です。
日本の求人サイトでも海外現地法人勤務枠を募集していることが多くあるので興味がある場合は検索してみるといいでしょう。

海外転勤のある企業に就職・転職する

海外転勤のある企業へ就職、もしくは転勤するというのも1つの手です。
日本の企業は福利厚生や安全保障が比較的しっかりしているので、海外勤務になったとしてもある程度は安心して働くことができるでしょう。

また、日本企業からの転勤であれば給与が日本水準で得られるうえに、海外手当などが付く場合があります。
しかし、企業によっては、海外転勤の条件としてTOEICも目標点数を課したり、特定のスキルが必要であったりする場合があるので、あらかじめ就職・転勤する前に確認しておきましょう。

起業する

熱意とやる気があれば海外で起業するのもいいでしょう。
別の国で起業するとなると、日本と法律や制度が全く異なるので、言語の勉強や現地調査はもちろん、入念な事前準備をしておく必要があります

海外で働く方法③:国際機関や政府、自治体を通じて働く

国際機関や政府、自治体を通じて働く
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次に、国際機関や政府、自治体を通じて海外で働く方法を紹介します。
「海外で困っている人の役に立ちたい」「海外で働くことによって日本の発展に貢献したい」と考える人におすすめです。

国連

国連の職員になるためには、堪能な言語能力が必要です。
英語で採用書類の記入をしたり、英語で筆記試験や口頭試験を受ける必要があったりと、英語を使う場面がかなり多いため、ある程度の英語能力が必要です。

また、専門性を必要とする業務が多いため、修士以上の学位や業務に関連する分野での勤務実績があるといいでしょう。
国連の職員は、社会の抱える問題を最先端に立って解決していくことができるやりがいのある仕事なので、興味がある方は挑戦してみてもよいでしょう。

国際NGO

民間の立場からさまざまな国際問題の解決を推進していくのが国際NGOです。
国際NGOは複数存在し、その規模も団体によって異なります。
例えば、国境なき医師団や赤十字国際委員会などが国際NGOにあたります。

国際NGOで働くには、国連と同様に一定水準の言語能力と修士号や実務経験などの専門性が必要となる場合が多いです。
ただ、国際NGOでは国連の職員として働くよりも現地の人と近い距離で活動できる点が魅力的です。

JICA

JICAは独立行政法人の1つで、日本のODA(政府開発支援)を実行するための機関です。
開発途上国への技術協力や資金協力、海外移住者の支援や国際緊急援助隊の派遣などをおこなっています。
そんなJICAで働く方法を3つ紹介します。

JICAの職員として働く

まずは、JICAの職員として働く方法です。
JICA職員として働くためには、ほかの国際協力機構である国連や国際NGOと同じように高い英語力と高い専門性が必要となります。

また基本的にJICAは国から予算が出て活動をおこなうため、JICAで働くとなると規模の大きい長期プロジェクトに携わることができます。
長期的に国際協力に携わりたいという人におすすめです。

青年海外協力隊として働く

青年海外協力隊とは、JICAによる海外ボランティア派遣制度のことです。
通常は1~2年の派遣期間が設けられ、開発途上国の技術支援などをおこないます。

この青年海外協力隊には、日本国籍を所有している20~69歳の人が応募することができます。
また、募集している案件はそれぞれ言語を扱えるレベルによって分かれているので、言語能力に不安がある人でも参加できるでしょう。

シニア海外協力隊として働く

JICAには、一定上の経験や技能を持っている人を対象としたシニア海外協力隊というものがあります。
こちらも青年海外協力隊と同じように、20~69歳の日本人であれば応募することが可能です。

しかし、シニア海外協力隊では多くの場合15年以上の実務経験を想定して募集されているので、若いうちから応募することは難しいかもしれません。
こちらも、語学力に関してはレベルに応じた案件が用意されているので、特定の専門性に自信のある人は挑戦してみてもいいかもしれません。

地方自治体の駐在員

地方自治体は、地域活性化や国際交流を目的に海外事務所を展開しています。
これらの海外事務所は、海外展開したい地域企業の支援や地域企業の販路化開拓、観光客誘致、現地職員との交流などの業務をおこなっています。
2018年9月には77の自治体が、25の国に対して278拠点に海外拠点を展開しています。

海外で働く方法④:特定の専門性のある職業で働く

特定の専門性のある職業で働く
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最後に、特定の専門性のある職業に就いて働く方法を紹介します。
さまざまな職業があるので自分の強みを活かした働き方が見つかるかもしれません。

通訳

語学力に自信があれば通訳を目指すのもいいでしょう。
通訳になるためには特別な資格を取得する必要はありませんが、きちんと通訳をするためには語学力はもちろん、相手の伝えたい微妙なニュアンスの違いや感情を読み取って正確に伝える力が必要です。

そして、通訳として働くうえで重要となるのは経験と実績です。
経験と実績を積むことで信頼が増え、大きい仕事を任されるようになり海外へ行く機会も増加します。
まずは、通訳エージェントに登録するなどして、小さな経験や実績を積み上げていくといいでしょう。

日本語講師

日本語講師とは、外国語を母語とする人に日本語の読み書きや文法を教える仕事です。
この日本語講師になるためには、基本的に教員免許や資格が必要ありません。
東南アジアを中心に日本語を学びたい外国人は多く、日本語教師は、ある程度のニーズがある職業であるといえるでしょう。

クルーズ船の乗務員

たくさんの国を訪れながら海外で働きたいと考えるのであればクルーズ船の乗務員として働くのがおすすめです。
運航業務以外で働く乗務員は、特別や資格やスキルが必要となることはありません。
しかし、船が1度出航すると数カ月間無休で働き続けなければならない場合もあるようです。

そのため、クルーズ船の従業員には、ある程度の体力と忍耐力が必要となります。
さまざまな国を生活費をかけずに、仕事をしながら世界中を旅できたり、いろいろな国の人との出会いがあったりする魅力的な仕事です。

客室乗務員

客室乗務員といえば、テレビドラマの題材に取り上げられたこともあり、華やかなイメージのある人気の職業です。
客室乗務員になるためには、各航空会社の採用試験に合格する必要があります。

航空会社によって基準が異なりますが、お客様とコミュニケーションがとれるだけの言語能力や、不測の事態に対応できる対応力と身体能力が必要となってきます。
多くの国を訪れたり、多くの国の人と交流がしたい人にはおすすめです。

インターナショナルスクールの講師

海外の日本人が多く住んでいる地域などでは日本語のインターナショナルスクールがあるところもあります。
このような日本語のインターナショナルスクールの教師として海外で働くこともできます。

基本的に日本語のみで働くことができ、ほかの言語能力は問われないことが多いです。
しかし、幼稚園教諭免許や保育士の資格、小学校の教員免許などが必要となる場合があります。
子どもが好きで海外で働きたいという人にはおすすめです。

留学カウンセラー

海外留学をする日本人留学生のサポートをするのが留学カウンセラーという仕事です。
留学したいという日本人学生の相談に乗ったり、学生の希望する留学先の調査をおこなったり、留学先での学生の生活をサポートをしたりすることで日本人留学生が快適な留学生活を送れるようにします。

基本的に、留学経験がなくても留学カウンセラーとして働くことができます。
これから世界で留学する人たちを支援しながら、自分も海外で働くことができるのが留学カウンセラーという仕事です。

ツアーガイド

海外に旅行に来た日本人観光客に現地の観光名所を案内するのがツアーガイドです。
必要な言語能力は求人によって異なりますが、日本人観光客のみが対象の場合は、日本語を活かすこともできます。
ただし、現地の人と観光客の仲介や緊急事態の際などに備えて、基本的な言語能力が必要となります。

ツアーガイドは、案内する地域や観光地の文化や歴史、生活習慣を深く理解する必要があります。
特定の国や地域が好きでその魅力を誰かに伝えたいという人にはおすすめの職業です。

和食料理人

日本食は、健康的で食べやすかったり調理の仕方や盛り付けの仕方など独自の文化を持っていたりすることから、海外で広く注目されています。
それに伴い、海外の日本食料理店は年々増加し、海外では和食料理人の需要が増えています。
全く調理関連の仕事に従事してこなかった場合でも料理人として働くことができますが、和食や寿司、焼き鳥、ラーメンなど日本ならではの食べ物の調理法に対するノウハウを持っていると重宝されます。

海外で働く方法はたくさんある!

これまで、海外で働くためのさまざまな方法を紹介してきましたがいかがでしたか?
海外で働くための方法は意外とたくさんあります。
そして、働く方法によっては実現できる目的や必要となる能力も異なってきます。
自分が海外で働きたいと考える目的に沿った方法をみつけて、海外で働くことにぜひ挑戦してみてください。

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