CMSとは?代表的な機能やメリット・デメリットを確認しよう!

CMSを活用することで誰でも簡単にWebページの運用・管理がおこなえます。今回は、CMSの機能やメリット・デメリットなど基本的な情報を確認したうえで、CMSの活用に向いているWebサイトや具体的な活用事例を紹介します。これからデジタルマーケティングに力を入れていくマーケティング担当者はぜひ参考にしてみてください。

更新日:2020.5.1

CMSとは?

CMSとは
©patpitchaya – shutterstock

CMSとは、Contents Management Systemの略称で、プログラミングなどの専門的知識がなくても比較的簡単にWebサイトを制作・管理・運用することができるシステムのことです。
Webサイトは、HTMLやCSSなどの言語を用いたプログラミングによって構成されており、一からWebサイトを作成しようとすると、プログラミング環境や高度な専門知識が必要なうえに、大変な労力もかかります。

一方、CMS上にはWebサイトの制作に必要な画像やテキスト、テンプレートのデータをあらかじめ登録することができます。
テンプレートに画像やテキストを組み合わせるだけで、Webページを作成することができるため、誰でも簡単にWebサイトを制作することができるようになります。
また、CMSにはページの管理やサイトの運用をおこなうことができる機能が備わっているため、Webサイトのスムーズな運用に役立ちます。

CMSの代表的な機能

CMSの機能
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CMSには、誰でも簡単にコンテンツの制作やWebページの管理がおこなえるように、CMSにはさまざまな機能が備わっています。
ここでは、CMSの代表的な機能を紹介していきます。
CMSでできることをきちんと理解してWebの運用に役立てましょう。

コンテンツ作成機能

コンテンツを作成し、公開することができる機能です。
Webサイトのテンプレートを登録しておけば、画像やテキスト情報を入力するだけで新規のコンテンツを作成することができます。
専門的な知識やスキルを必要とせず、Wordを扱うような直感的な操作だけでコンテンツの編集や更新をおこなうことができます。
こういったWordを扱うような感覚で簡単に操作できる機能はWYSIWYG(ウィジウィグ)と呼ばれています。

コンテンツ管理機能

画像やテキストなどのデータを一元管理し、管理画面からコンテンツの公開、非公開、更新などを簡単におこなえる機能です。
コンテンツを配信する際には、公開日時をあらかじめ設定して予約投稿をすることもできます。
そのため、サイト運営上のスケジュールを管理しやすくなります。
また、手間がかかりがちなリンク切れページの削除も自動でおこなってくれるため、コンテンツ管理にかかる工数を最小限に抑えることができます。

フォーム・簡易ページ作成機能

会員登録フォームページや、サービスの紹介ページといったランディングページなどを簡単に作成できる機能です。
作成したページの管理も簡単におこなうことができます。
また、スマートフォンに対応したタイプのCMSであれば、ページを作成した際に自動でスマートフォンに最適化されたページも作成され、大幅にページ作成の工数を削減することができます。

SEO対策機能

多くのCMSは検索エンジンのガイドラインで推奨されたWebサイトの構造に対応しており、SEO対策のための機能も豊富です。
例えば、SEO対策で重要な「タグ」や「キーワード設定」を、編集画面で簡単に設定することができます。
また、サイト内のリンク構造も最適化してくれたり、パンくずリストを簡単に設定できるCMSもあります。

アクセス解析機能

Webサイトを訪問したユーザーの行動を分析することができる機能です。
具体的には、どんなユーザーがどこから来たのか、どのコンテンツを閲覧したか、どれくらいの時間サイトに滞在したかなどについて解析することができます。
なかにはGoogleが提供しているGoogleアナリティクスと連携できるものもあります。

ABテスト機能

CMS上でABテストをおこなえる機能です。
ABテストとは2つの施策を同時に打ち出して、どちらの施策の方が効果が高いのかを確かめるためにおこなわれます。
例えば、Webサイト運営では、デザインやレイアウトを変えたページを2つ以上用意してリリースし、どちらの効果がより大きいかを検証することで、どういったものが好まれるのかを分析します。

CMSを導入するメリット

CMSを導入するメリット
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CMSを導入することで、コンテンツ制作や管理作業にかかる労力・コストを削減することができます。
ここではCMS導入のメリットをいくつかします。
CMSの特徴を正しく理解し、自社のWebマーケティング強化に活用してみてください。

専門知識がなくてもWebサイト制作ができる

CMSには、トップページや一覧ページ、詳細ページなど、1つのWebサイトに必要なページのパターンに対して統一されたデザインパッケージが用意されている場合もあります。
デザインに自信がなくても、これらのテンプレートを活用してWebサイトを一から制作することができます。

また、テンプレートにはWebサイトのデザインだけではなく、会員ページ向けのログイン機能やECサイトで使われるカート機能などを備えたものもあります。
これらのテンプレートを活用することで、自社にあったWebサイト制作が容易になります。

コンテンツの質を一定に保てる

従来、Webサイト制作には「HTMLでサイトの基本構造を作成」「CSSでサイトをデザインを設計する」「データをサーバにアップロード」などといった専門知識を要する作業が必要でした。
また、コンテンツのテーマやデザインを統一するために、何度も細かな修正を繰り返してWebサイト全体を整える必要がありました。

しかし、CMSを活用すれば、あらかじめ登録されたテンプレートに画像やテキストを更新するだけで、誰でも簡単に統一性のあるコンテンツを作成することができます。
CMSを活用することで一定の質が保たれたコンテンツを効率的に作成できるようになります。

SEO対策になる

CMSには、リンク切れやタグの貼り忘れを確認、防止する機能が搭載されているものもあります。
そのため、Webマーケティングにおいて重要なSEO対策の強化をおこなうことができます。
また、リンク切れやタグの貼り忘れを防ぐことで、UXが向上し、ユーザーの満足度アップにもつながるので、二重の意味でSEO対策になるといえるでしょう。

コンテンツを一元で管理できる

近年、多くの企業がオウンドメディアを立ち上げてコンテンツマーケティングに着手しています。
しかし、コンテンツの更新頻度の低下やリソース不足などで続けることができず、途中で断念しているところも少なくありません。

しかしクラウド型のCMSなどを導入すれば、すべてのコンテンツを一元管理できるため、更新が容易になります。
例えば、コンテンツの追加や削除に合わせてリンクを自動で生成・削除してくれる機能などにより管理工数も削減することができます。
そのため、少人数でもコンテンツマーケティングを推し進めることができるようになります。

分業体制をとることができる

CMSを導入すればHTMLやCSSのような専門知識がない人でもWebサイトを管理することができます。
そのため、コンテンツ作成担当、コンテンツ更新担当、デザイン担当など、Webサイトの編集権限を各担当に振り分け分業体制で管理することができます。

プラグインが豊富

CMSには、多種多様な機能を追加することができるプラグインが充実しており、自分好みにWebサイトをカスタマイズすることができます。
サイトに新たな機能を追加したくなった際は、プラグイン一覧を探すことでたいていの機能は見つけることができるでしょう。

CMSを導入するデメリットと対策

CMSiPad
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CMSを導入する際にはデメリットも合わせて確認しておきましょう。
CMSでは、簡単な操作でWebページを作成することができますが、最初はシステムの操作を覚える必要があります。
導入前にシステムの操作性を確認し、自社の社員が有するITスキルに合ったシステムを選定するように心掛けましょう。

また、セキュリティ対策には十分な注意が必要になります。
特に、無償で提供されているオープンソース型のCMSでは、ソースコードが公開されているため、外部からのサイバー攻撃を受けやすくなります。
セキュリティが心配な場合は特に、ベンダーが提供している保守・運用サービスなどを利用するのも1つの手です。

CMSはどんなホームページの構築や運用に向いているか?

マルチデバイス
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CMSの活用事例

ここまで、CMSの機能やメリット・デメリットをまとめてきました。
しかし、実際にCMSを活用することは効果があるのでしょうか。
ここでは、代々木ゼミナールがWebサイト構築・運用基盤としてCMSシステムのNORENを導入した事例をもとにCMSの実際の効果について紹介していきます。

代々木ゼミナールの抱えていたいた課題とは?

代々木ゼミナールは、大学を受験する学生を対象にした学習塾です。
代々木ゼミナールでは、授業の受講スタイルやサポートシステムに関する情報を同社の運営するWebサイト上で公開していました。

しかし、Webサイトの更新を担当する社員のスキルにはばらつきがあり、コンテンツの更新がタイムリーにおこなえなかったり、業務が属人化するといった課題が生じていました。
また、配信漏れやリンク切れが生じたりといったトラブルもしばしば生じていました。

導入後の効果

代々木ゼミナールはWeb運用において生じていた課題を解決するため、CMSシステムであるNORENの導入を決定しました。
NORENを活用することによって、すべての社員が簡単にコンテンツ更新をおこなうことができるようになりました。
また、Webサイトの全体構造を見える化することに成功しました。

その結果、更新の担当者はどこを更新すべきかが明確になり、スピーディーな更新がおこなえるようになりました。
さらに、リンクが自動で更新されたり、配信処理を複数のサーバーにおこなえる機能が備わっており、これまで生じがちだったリンク切れや配信漏れといったトラブルを未然に防ぐことができるようになりまいた。

参考:代々木ゼミナール、Webサイト構築/運用基盤に「NOREN」を採用|@Press

CMSを選ぶ際に意識したいポイント

CMSを選ぶ際に意識したいポイント
©TierneyMJ – shutterstock

ここでは、実際にCMSを導入する際、どういった点を意識しておくべきなのかを紹介します。CMSを導入する際に考えるべきポイントは、「導入目的」「知識量」「サイト規模」の3つです。

CMSを導入する目的を整理しておく

そもそもなぜCMSを導入したいのか、導入する理由や目的を明確にしておく必要があります。
というのも、最初に明確な導入目的を設定しておかないと、不必要な機能ばかりを備えたCMSを導入してしまうこともありうるからです。
目的が単純にホームページを開設するだけなのであれば、オープンソース型のCMSでも十分です。

しかし、オウンドメディアを意識した運用をするのであれば、ブログ機能を備えたものや、スマートフォンに対応した有料型CMSの利用を検討する必要があります。
CMSを導入する目的として、たとえば以下のようなものが挙げられます。

  • 自社ホームページを開設する
  • 自社ホームページにブログ機能を追加する
  • オウンドメディアを意識したホームページを作成する
  • スマートフォンに対応したページを作成する

運営体制側の専門知識量

CMSを導入することで、基本的には簡単にWebサイトを作成することができますが、なかにはある程度の専門知識が必要になるものもあります。
そのため、自社に専門知識を持った人材がいるかどうかで、利用するCMSの種類や機能が変わってきます。

Webサイトを運営する担当者側に専門知識を持った人がいる場合は、オープンソース型のような自由度が高いCMSを導入して、自由にカスタマイズしてもみてもいいでしょう。
しかし、それほど専門知識を持った人がいない場合は、サポート体制が整っていて、かつ簡単に使いこなすことができる有料型CMSを導入するようにしましょう。

運営したいサイトの規模

最後に意識しておきたいポイントは、自社で作成予定のWebサイトの規模です。
大規模なWebサイト向けCMSの場合は、スマホ対応やSEO対策などの機能が充実していて、なかには見込み顧客情報を獲得する機能などを備えているものもあります。

一方で、規模の小さいWebサイト向けのCMSはホームページの作成、更新に必要な機能だけが備わっており、構造がシンプルで扱いやすいという特徴があります。
そのため、これから作成したいWebサイトはどのくらいの規模なのか、どのくらいの規模まで拡大させたいのかといったことを把握しておき、その規模感に合わせて適切なCMSを選ぶようにしましょう。

人気のCMS、WordPressとは?

WordPress
HPより

➤ 公式サイトでチェック

人気のCMSとして注目されているのがWordPressです。WordPressは世界中のサイトの36%以上に利用されており、個人利用だけでなく企業でも多く活用されています。
WordPressでは、カスタマイズ可能な複数のテーマからWebサイトのデザインを選ぶことができ、モバイル画面での表示にも対応しています。
また、無料プランから利用することができ、導入ハードルが低いことも人気の理由です。

現在、WordPressのほかにもさまざまなCMSが提供されています。
システムによって機能や利用料金はさまざまです。
自社にあったシステムを見つけるためにも複数のシステムやサービスを比較検討してみると良いでしょう。

CMSを導入して、効率よくサイトを運営しよう

近年のWebサイト運営、コンテンツマーケティングにおいて、新しいコンテンツを追加、更新することは重要です。
専門的な知識がなくともコンテンツの管理や追加が簡単にできるCMSは、コンテンツ制作において非常に有用なツールです。
CMSを導入して、自社サイトの更新頻度を高め、コンテンツ制作作業の効率化を図ってみてはいかがでしょうか。

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